音楽や英語などの音声を倍速再生したり、同じ部分を繰り返し聴くことができる再生アプリAudipo。楽器やダンスの練習によく使われるのですが、実は英語のリスニング学習にも非常に役立つんです。
今回はAudipoを使って「英語耳をつくる」、リスニングトレーニングにフォーカスしてご紹介します!
目次
Audipoの基本操作
音楽再生アプリAudipo。Audipoアプリを スマホにダウンロードをしたら、教材となる英語音声ファイルもスマホにインストールしておきます。あとは、
①アプリを開いて→②曲選択(音声ファイル選択)して→③再生!
たったこれだけですぐに利用開始できます。
スマホのミュージックアプリで再生できるものであれば、Audipoからも特別な設定をしなくてもそのまま開けます。
Audipoのより詳しい操作方法や英語学習に生かす方法についてはこちらの記事をご参考にしてくださいね!
↓↓↓
英語が聞き取れない【3つの壁】
英語の聞き取りが苦手な方は多いと思いますが、聞き取りができない原因として
①音の壁②意味の壁③スピードの壁 の3つの壁があるんです。まずこの壁を認識した上で、1つ1つの壁を取っ払っていくトレーニングをしましょう。
今回は一番目の音の壁を乗り越えるために、Audipoで「英語耳」を作る方法をお伝えします。
Audipoで「音の壁」を乗り越え英語耳を作る
英語が聞き取れない原因の1つ、音の壁。
集中してリスニングしても何と言っているのかよくわからない。あとでテキストを読んでみると「え?こんな簡単なことを言ってたの??」と思うことは多いと思います。
目でテキストを追えばごく簡単なことを言っているのに、耳では聞き取れない。読めばわかるのに聞いても単語がキャッチできない。これが音の壁です。
英語は書かれている通りには読まれません。ネイティブが発する音は、私たちが認識している通りの英語の音ではないですし、単語と単語が繋がるリエゾンで英語の音は変化します。
文字と音を一致させる作業が、英語のリスニング力をつけるのに必須になります。このトレーニングをAudipoで行いましょう!
「意味のまとまり」で区切ってリスニングしてみよう
Audipo画面左下の「▼+」ボタンを使って、英文をセンテンスごとに区切っていきます。そして区切った箇所を繰り返し再生して、聞き取れるようになるまで聞き込みます。
さらに効果的なのは、英語の音を聞こえた通りに口に出し発音して行くこと。英語は正しく発音できれば聞き取れるようになります。裏を返せば、自分が発音できない音は聞き取れません。
ひとつの文章が長い場合は「意味のまとまり」で区切って、繰り返しリスニングすると良いでしょう。マークループと言って、マークした区間のみリピートしてくれる便利な機能もありますので上手に使ってみてくださいね。
そして意味のまとまりで区切った文を正確に聞き取り&発音できるようになったら、一文全体をもう一度リスニングしてみましょう。
聞こえてくる英語の音を丁寧にキャッチしていくように意識して練習しましょう。
Audipoを使ってシャドーイング 練習をしよう
シャドーイング(スクリプトを何も読まずに英語の音声を追いかけて発声練習する訓練法)やオーバーラッピング(スクリプトどおりに読んで発声練習する方法)をひたすらやっていくというトレーニングでも一定の効果はあります。
Audipoはシャドーイングやオーバーラッピングの練習にも最適です。ただこの練習は適当に聞き取っていたりなんとなく発音していたりと、あいまいな部分を素通りして発音している可能性が高いので注意が必要です。
特に中級以上の方にはシャドーイングはおすすめの練習方法ですが、初心者にとっては難しく、なんとなくでやっているとただ聞き流すだけになってしまい効果があまり出ません。なんとなく適当にではなく正確に音をキャッチして正確に発音するというトレーニングが重要なんです。
なぜかというと、あなたが発音できない部分(聞き取れない部分)にこそ、あなたの弱点がある可能性が高いから。弱点や進化ポイントを放置したままでは、やがて伸び悩んでしまいます。
早くて聞き取れないな、という部分がある時は少し速度を落としてみましょう。Audipoは細かい速度設定が可能なので、聞き取れる早さまで低速再生してみましょう。
リッスン&リピートを繰り返そう
英語では文字と音を一致させることが大事だとお伝えしましたが、そこでおすすめなのが、リッスン&リピート。聞いた英文をリピートすることです。
使う英文素材はご自分の好きなものや現在勉強している教材などでもOK。例えば英検やTOEICの教材でも良いですし、英会話のフレーズ本、NHKのラジオ講座の音源CDなどでも良いですね。
ただ、まずは短めの文章から始めることをおすすめします。
例えば英検なら、リスニング大問1あるいはPart1の会話。TOEICなら、Part1かPart2応答問題が適度です。Part3の会話などもいいでしょう。
問題によって文章の長さが違うので、例えば下記のように問題ごとに工夫して練習してみましょう。
- TOEIC Part2形式の応答問題→一文ずつマークをつける
- Part3形式の問題→一文が長いので、ちょっとしたポーズのところでマークを入れる
このように自分のやりやすいように工夫してみましょう。
リッスン&リピートの練習はシャドーイングが苦手な方にもおすすめの方法です。
こうして丁寧に英語の音を聞き取る、それも自分が発音できるレベルまでやり、何度も練習を繰り返すことで、リスニング力は確実に伸ばしていくことができます。
自分の聞けない音を聞きとれるようにする、この弱点つぶし無しにはリスニングの壁はなかなか越えられません。
Audipoを使ってリスニング力をつけ、「音の壁」を突破しましょう!
まとめ
リスニング学習における「音の壁」を越えていくためのAudipoを使ったリスニング練習方法をお伝えしました。
音の壁をこえた後も、聞き取ることはできるけれど何を言っているのか瞬時に意味を理解できないという「意味の壁」もあります。次回はこの意味の壁を超えていく練習法についてもお届けしますのでお楽しみに!
この記事は動画でも詳しく解説しています。合わせて参考にしてみてくださいね!
↓↓↓
PICK UP!
時間がない人ほど伸びる!
e-LIFEWORKの短期集中英語学習
WRITER この記事を書いている人
MAKI
3ヶ月で必ず目標達成をさせる英語コーチ。オンライン(Zoom)で英語コーチングプログラムを提供。世界でもっとも認知度の高い国際的英語指導資格(ケンブリッジCELTA)を持地、1000人以上の英語指導経験から、お一人お一人にあった英語学習戦略を組み立て、徹底サポート。自身が「英語が話せない」「TOEIC490点」「長い英語コンプレックス」という状態から、ほぼ独学で、TOEIC960点、英検1級、通訳・翻訳をこなすスピーキング力を身につけた逆転の女王(笑)へ!「英語が苦手!嫌い!」という学習者の気持ちが熟知し、1日も早く英語マスターへと導くお助けマンです。
COMMENT