英検の勉強をしている人なら文単を知っている人も多いでしょう。英検1級合格のために欠かせない長文読解力。単語や語彙を覚えながら読解力が確実に身に付く、文単の効果的な使い方を知りたくありませんか?
今回は、私マッキー流の「読解力を爆上げする文単の使い方 7ステップ」をお届けします。英検1級を目指す人必見です!
目次
文単とは
通称【文単】の正式名称は「文で覚える単熟語」。「文で覚える…」というタイトル通り、長文を読みながら英検に必要な単語や熟語が覚えられる、英検学習向けの単語本です。
「文単」は1粒で3度美味しい!?
文単「文で覚える単熟語」は、単語単体ではなく英語の長文と合わせて「英単語・英熟語」を学べる書籍です。単語を覚えながら読解力も身につけることができるという1粒で2度美味しい教材なんですが、これ、やり方によってはリスニング力もつけられる、1粒で3度美味しい教材なんです。
文単は音声アプリがダウンロードできて、「文単準1級」と「文単1級」には、アメリカ英語とイギリス英語の両方が収録されています。米英両方の音に慣れることができるのも魅力ですね。このように文単のテキストは単語や熟語のみならず、リスニング対策もバッチリできちゃうのです。
「パス単」vs「文単」どっちが良いの?
私は受講生の中でも、読解力をもう少しつけた方がいいなぁと思う方には文単をおすすめしています。英検対策には「出る準・パス単」という本も人気ですが、私はあえて文単をおすすめしています。
「パス単」は、英単語が出る順に並んでいる形式の単語帳なのですが、羅列型の単語帳は飽きがちです。また、ストーリーがあった方が英単語は頭に残りやすいので、長文を実際に読みながら文脈で覚えていける文単をおすすめしています。
文単のメリット
文旦のメリットとして以下の特徴が挙げられます。
・長文を通じて効率的に単語や熟語を覚えられる
・音声アプリでリスニング対策もできる
・専門的な単語や熟語が学べる
・興味深いテーマが多い
文単は5級〜1級まで各級別にテキストが出ています。内容は、過去問に出ているような文章も含まれているので 英検対策に効果的です。
特に1級は専門的なテーマも多く、自然・環境・医療・ビジネス・教育など多岐にわたります。英検の2次試験の面接では教養的な知識も求められるため、文単で学習することは非常に役立つことでしょう。
英検1級を目指す皆さんはぜひ、この文単を使って読解力をぐんぐん引き上げていきましょう!
長文読解力を爆上げする【文単の使い方7STEP】
文単を使って、効果を最大限に引き出す学習方法を【7つのステップ】に分けてご紹介します。
英検1級は長文問題の難易度がとても高いです。その英検1級レベルの長文がスラスラ読めるような読解力を、この7ステップで身につけていきましょう!
STEP①通読する
まずは一通り、通しで読みましょう。黙読でもOKです。文単は左ページに長文、右ページに 日本語訳があります。そして長文の後に単語のリストが載っています。この長文を、少なくとも「1日1長文」取り組んでほしいと思います。その最初のステップが通読です。
この時のポイントとして、
・返り読みしない(戻って読まない)
・英語の語順通りに目を動かしてむ
これを意識して行いましょう。
一通り読んで話の大筋を理解していきます。一回ではいまいち理解できないときはもう一回通読しましょう。
STEP②精読する
通読が済んだら、今度は文章の構造や意味を正確に把握しながら丁寧に読んでいきます。
読みながらスラッシュを入れたり、SVなどの文の要素を入れながら読んでいくのがおすすめです。単語の意味だけを頼りに読むのではなく 「文の要素」や「意味のまとまり」を理解しながら読むためです。
ポイントは、
・わからない単語は意味を確認
・知らなかった単語と日本語にマーカーを入れる
・単語の意味を英文の中に書き込んでもOK
このようにして精読しましょう。
STEP③スラッシュを入れた単位で日本語訳する
STEP②で主語・動詞・目的語のような区切りでスラッシュを入れたところを、スラッシュ単位で前から日本語訳していきます。
ここでのポイントは、
・綺麗な日本語訳じゃなくてOK
・サイトトランスレーション(通称サイトラ)をする
です。
サイトラとは、英語の語順通りに、スラッシュごとに訳していく方法のことです。
この時、できれば声に出して和訳しましょう。和訳をわざわざ声に出す必要があるのかと思う人もいるかもしれませんが、声に出すことで、 自分がちゃんと理解しているかどうかの判断材料になります。
STEP④単語の意味を一通り確認する
単語の意味を、一覧や文中で一通り確認しましょう。
長文ページの次のページに、長文に出てきた単語のリストが載っています。そこで一通り 重要単語の確認をしましょう。
STEP⑤音読する(最低3~5回!)
音読は英語力を飛躍的に上げるということが科学的に証明されています。1つの長文につき、最低でも3回〜5回は音読しましょう 。ただ単に機械的に音読するのではなく、音読しながらしっかり英語の意味を語順の通りに理解していくように努めます。
ここでの大切なポイントは、
・音読するスピードで、英語の語順で読めるようにする
・意味や文構造を理解しながら音読する
・イメージしながら、感情を込めて音読する
ステップ②の精読のところで 理解した意味や文章構造を、しっかり自分の中に落とし込みながら音読をすることが大事です。
また、文章の内容をイメージしながら「感情を込めて音読する」ことも非常に効果があります。なぜなら人は感情を伴った時に記憶に残りやすいので、感情を込めて読むことで文構造をしっかり落とし込めたり、単語も記憶に定着しやすくなるためです。
音読はたくさんやればやるほど良いです。最低3回から5回と言いましたが、10回ぐらいしてもOKです! 音読するスピードと同じ速さで、意味も理解できるようになっていきましょう。
STEP⑥オーバーラッピング・シャドーイングをする
文単は音声ダウンロードが可能です。リスニング対策として、音源を使ったオーバーラッピングやシャドーイングをしましょう。
<シャドーイング>
・英語音声より少し遅れて発声するトレーニング
・スクリプト(テキスト)は見ないでおこなう
<オーバーラッピング>
・英語音声とピッタリ合わせて発声するトレーニング
・スクリプト(テキスト)を見ながらおこなう
英検1級の文単は内容も難しいので、特にテキストを見ずに行うシャドーイングはなかなかハードルが高いかもしれません。スピードについていけない時は音声スピードを落としてもOKです。最初は簡単にできなくて当たり前という気持ちで挑んでみましょう!必ず効果が現れます。
シャドーイングやオーバーラッピングのやり方はこちらの記事で詳しく解説しています。
↓↓↓
STEP⑦最後に通読をする
最後に通しでもう一度ザーッと読みましょう。この時、スピードを意識して通読します。 英語の語順で意味を把握しながらスラスラ読めるようになったら完了です!(意味の把握は丁寧な和訳でなくイメージ理解でOK)
STEP①〜⑦まで、なかなかハードなステップだったと思います。ですがこれをしっかり取り組むことで 、相当な長文読解力が身に付くはずですので是非、習慣化していただきたいと思います。
<ポイント>
・1日1長文でも良いので、取り組むことを習慣化しましょう!
おまけ:時間を置いて復習
できれば、少し時間を置いてからSTEP①の通読をしてみることをおすすめします。それも音読がおすすめです。 人間は忘れる生き物なので、ちょっと日を置いて復習するというのはすごく効果的なのです。 初めて読んだ時よりはかなり スピードアップできているはずです。
単語のページも復習して、自分が忘れがちな単語もしっかり押さえていきましょう 。
<ポイント>
・通読する時はスピードアップを意識して読む
・目を動かす速さやスラッシュの間隔を長くする
・スピードを意識しつつも、文構造や意味をおさらいをしながら読む
各テーマごとの終わりに英単語・英熟語の確認テストが用意されているので、そちらを活用するのもおすすめです。
まとめ
英検1級に必要な、長文読解力を身につけるための【文単の効果的な使い方 7ステップ】をお伝えしました。
なかなかハードな学習ではありますが、「1日1長文」の習慣化さえ 軌道に乗せてしまえば、あとは淡々と続けるだけです。 気づけば長文読解力が爆上がりしていることでしょう。
英検一級を目指す皆さんの、文単マスターの参考になれば幸いです。
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WRITER この記事を書いている人
MAKI
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