ディクテーションを始めるときに、どんな教材を使ったら良いか迷ってしまうことはありませんか?今回はディクテーションに最適なおすすめ教材を3冊ご紹介します。個々のリスニング力に合わせてレベル別に、ポイントに沿って解説していきます。現在ディクテーションの練習中の人も、次に使う教材選びの参考にぜひ最後まで読んでみてくださいね!
目次
ディクテーションとは
ディクテーションは、英語の音声を再生し、聞こえてくる英文をテキストを見ずに一語一句書き取るトレーニングです。リスニング力上達に効果的なトレーニングで「英語の音をしっかりキャッチできる耳」を作ることを目的とした学習法です。
ディクテーションには「穴埋めディクテーション」と「全文ディクテーション」の2種類があります。初めてディクテーションのトレーニングをする人には、文章のところどころに線やカッコがあり聞こえた単語を埋めていく「穴埋めディクテーション」から始めるのがおすすめです。慣れてきたら英語全文を聞き取って書き出す「全文ディクテーション」にトライしてみましょう。
リスニング力のレベルによっておすすめ教材は異なってきます。
今回はディクテーションに最適なオススメ教材3冊を、教材のレベル感・オススメポイントに沿ってご紹介します!
「ディクテーション学習・基本のコツ」についてはこちらの記事も参考にしてくださいね♬
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https://e-lifework.com/dictation-how-to/
ディクテーションおすすめ教材3選
ディクテーションは好きな映画やスピーチなどで練習する方法もありますが、生英語には独特の訛りがあったりスピードが早かったりするので、上級者さん向けのトレーニングには良いかもしれません。
初心者や中級者さんは、きれいな聞き取りやすいスピーキングをしてくれる専用のテキストで始めるのがオススメです。
テキストを選ぶ際に重要なことは3つあります。
・自分のレベルに合ったもの
・あまり長すぎない音源
・スクリプトがついている教材
あまり高いレベルのものに挑戦してしまうと挫折する原因となります。意味のわかる単語ですら、聞き取って書き取るとなるとハードルが上がります。単語の意味が8〜9割理解できる素材を選びましょう。
また最初から長すぎる音源で行うのもNG。負荷がかかりこれも挫折の原因になってしまいます。音声は30秒〜1分くらいのものを選ぶのがベストです。
また書き取ったあとに答え合わせができるようにスクリプト付きの教材を選ぶこともポイントです!
オススメ教材①究極の英語ディクテーション
「究極の英語ディクテーション」はディクテーションに特化した教材です。穴埋めディクテーション形式の教材なので、全文ディクテーションに比べ難易度は低めです。ディクテーションをやったことがない人やこれから始める人に最適な一冊です。
こちらはアプリもあり、アルクのboocoというアプリから音声とテキストがダウンロードできます。私は本ではなくこちらのアプリをダウンロードしています。
アプリをダウンロードしておけば、電車の中や待ち時間などに活用でき、隙間時間の学習にも最適です!
ただアプリなので画面が小さく見づらいと感じる人もいるかもしれません。大きい冊子で見たい人や、書き込みをしたいという人には本がオススメです。
「究極の英語ディクテーション」は1巻と2巻があります。
<究極の英語ディクテーション1巻>
スピードが遅めで、英単語も簡単なので初心者向きです。
<究極の英語ディクテーション2巻>
難易度が上がります。スピードが早いもの、訛りのある英文にもチャレンジできます。
どちらの巻も、「発音」「文法」の2大テーマで「聞き取れない原因」をあぶり出し、弱点を攻略していく内容になっています。
オーバーラッピング(スクリプトを読みながら英語の音声と自分の発音を重ね合わせながら行う練習法)なども併用して、リスニング力を高めていく教材です。
ディクテーションはただやりっぱなしではなく、やった後にしっかりリスニング力を定着させることが大事です。そのためにオーバーラッピングなども併用してトレーニングしていきましょうというのがこの本の狙いです。リスニング力の「自己診断」と「強化」がセットでできるプログラムになっています。
オススメ教材②「英語リスニングのお医者さん」シリーズ
次にお勧めするのがこちらの「英語リスニングのお医者さん」シリーズです。英語が聞きとれない原因を6つに分け、専門医が解説するというユニークな構成になっています。
ディクテーション形式のテストが付いていて、これがリスニングの「健康診断」にあたります。これにより、自分の苦手な音の把握をして強化できるようになっています。
リンキング(音の連結・音変化)などの音声変化についてもしっかり解説されており、理論と実践で学ぶことができる教材です。
音声変化の種類ごとに豊富なセンテンスでトレーニングが十分にできる内容になっていて、穴埋め・全文ディクテーション両方の使い方ができるのも特徴。
「英語リスニングのお医者さん」は通常版の他に「初診編」「集中治療室編」のシリーズがあります。
初心者さんは「初診編」から始めましょう。
穴埋めディクテーションの問題がたくさんあって、穴埋め問題は楽しくクイズ形式でできるのでオススメです。
リスニングはちょっと自信あるよ、という人は「標準」または「集中治療編」に挑戦してみましょう!
ガッツリとディクテーション練習をしたい人には「集中治療編」がおすすめです!その名の通りリスニング力の集中治療。効き目バツグンで長文リスニングも怖くなくなります。
オススメ①でご紹介した「究極の英語ディクテーション」に比べると、「リスニング英語のお医者さん」は英文の読み上げ速度が少し速かったり、例文がネイティブの表現が多く若干難しいなどの感想も聞かれます。ただしその分、繰り返し続ければ着実に力が付くでしょう。
オススメ教材③公式TOEIC問題集
実はTOEICの公式問題集もディクテーションのトレーニングにおすすめなんです。
リスニング問題のパート1〜パート4 まで難易度が網羅されているので、全てのパートをやってみるのがオススメ。
パート1からパート4へと進むに連れて難易度が徐々に上がって文章も長めになっていきます。基本レベルから応用レベルに徐々に上がっていくため段階的に取り組んでいけるので効果が上がりやすいのです。
この時、全てのパートで「全文ディクテーション」をやってみることをおすすめします。全部の問題をやるのは大変なので、それぞれのパートから数問ずつピックアップして取り組むだけでも相当力がつきますよ。
音声はオーディオブックのアプリ(audiobook.jp)からダウンロードして聞くことができ、手軽に始められるのでぜひやってみてくださいね。
オススメ教材:番外編
TOEIC以外にも、英検などの試験を受ける予定の人であれば、自分が受ける試験のリスニング問題でディクテーションの練習をしてみるのも良いですよ。その試験のナレーターの発音や問題傾向に慣れるという意味でもおすすめですし、わざわざディクテーション用に教材を用意しなくても、勉強中の英検やTOEICのテキストを活用できるのも一石二鳥ですよね。
その際もやはり大事なのは「やりっぱなし」ではなく、聞き取れなかったところはどこなのか、自分の苦手な部分をテキストの音声と同じように自分もしっかり発音できるように練習することが大事です。
「自分はこういう発音だと思ってたけれど実際はこういうふうに聞こえるんだな」と気づいて、なぜ聞きとれなかったのか、なぜ書き取れなかったのかを理解して復習することが大切です!
まとめ 〜 レベルにあった教材で徐々にステップアップしてリスニング力を高めていこう!
自分のレベルや好みに合わせて教材を選んだら、あとは反復あるのみです。ディクテーションはなかなか集中力のいる勉強法なので「これなら続けられそう!」と思える教材を選んでみてくださいね。そしてどんな教材を選んでも、やりっぱなしではなく振り返りが重要です。「自分の弱点を知ってしっかり克服すること」が上達への道であることに変わりありません。無理をしすぎず自分のペースで、段階的にレベルアップしていきましょう♬
この記事は動画でも詳しく解説しています。ぜひご覧くださいね🎵
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WRITER この記事を書いている人
MAKI
3ヶ月で必ず目標達成をさせる英語コーチ。オンライン(Zoom)で英語コーチングプログラムを提供。世界でもっとも認知度の高い国際的英語指導資格(ケンブリッジCELTA)を持地、1000人以上の英語指導経験から、お一人お一人にあった英語学習戦略を組み立て、徹底サポート。自身が「英語が話せない」「TOEIC490点」「長い英語コンプレックス」という状態から、ほぼ独学で、TOEIC960点、英検1級、通訳・翻訳をこなすスピーキング力を身につけた逆転の女王(笑)へ!「英語が苦手!嫌い!」という学習者の気持ちが熟知し、1日も早く英語マスターへと導くお助けマンです。
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