一般動詞は、自動詞と他動詞に大別されます。
自動詞と他動詞の違いは、一言でいえば「目的語を必要とするか?しないか?」です。
自動詞:目的語を必要としない動詞
他動詞:目的語を必要とする動詞
つまり、目的語を必要とせず自立できる動詞が自動詞、目的語という他者を必要とする動詞が他動詞、というわけですね。
さらに言うと、他動詞は「~を」「~に」などが意味に含まれている動詞といえます。
例えば、以下の2つの文章を見てください。
“I go to school.”という文章を日本語に訳すために、ここではあえて、1つ1つの単語の意味を丁寧にとっていきます。
「私は」「行く」「へ」「学校」
これを組み立てると、「私は学校へ行く」という意味になりますね。
一方、次の文章はどうでしょうか。
“I have a dog.”
これを先ほどと同じように、1つ1つの単語の意味をとってみましょう。
“have”は「持っている」だけど、ここでは「飼っている」となりますが…
「私は」「飼っている」「1匹の」「犬」
「私は1匹の犬飼っている。」
あれ?なんかちょっと変じゃないですか??(笑)
正しくは、「私は1匹の犬飼っている。」とするべきですよね。
“have”は、「飼っている(持っている」ではなく「~を飼っている(持っている)」という意味なんですね。
つまり、”have”は他動詞です。
そして、”I have.”と動詞で文章を終えることはできません。
“I have.”で終えると、「私は、を持っている」になってしまいます。
んんん~~~???はいぃ~~?って感じですよね?
・・・というわけで、他動詞には目的語が必要なんです。
自動詞は後にくる前置詞もセットで覚えよう
一方で、自動詞は目的語を必要としないんですが、目的語っぽいものを置く場合は、前置詞が必要になるわけです。
上の文章、「私は学校に行く」という場合、「に」にあたる”to”が必要なんですね。
“I go school”にしちゃうと、「私は学校行く。」になっちゃいます。
「に」にあたる前置詞の”to”が必要なんです。
だから、自動詞となる単語を覚える場合は、目的語っぽいものを後に持ってくるときに使う前置詞もセットで覚えることが大切!
例えば、以下のようなものですね。
・listen to(~を聞く)
・look at(~を見る)
・talk to /talk with(~に話しかける、~と話す)
・arrive at(~に着く)
・wait for(~を待つ)
いかがでしたか?
さて、一般動詞は自動詞と他動詞に大別されると冒頭で書きましたが、
「この動詞は自動詞、この動詞は他動詞!」とはっきり分類されるわけではありません。
この動詞は自動詞!この動詞は他動詞!とはっきりと言えるものもあれば、
自動詞と他動詞、両方の役割をもっている動詞もあったり、
さらにその場合、自動詞のときの意味と他動詞のときの意味が違う、
などというものもあって、ちょっと複雑なのですが・・・
しかしながら、一般動詞を覚えるときや使うときは、自動詞なのか他動詞なのかを把握しておく必要があるのです。
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WRITER この記事を書いている人
MAKI
3ヶ月で必ず目標達成をさせる英語コーチ。オンライン(Zoom)で英語コーチングプログラムを提供。世界でもっとも認知度の高い国際的英語指導資格(ケンブリッジCELTA)を持地、1000人以上の英語指導経験から、お一人お一人にあった英語学習戦略を組み立て、徹底サポート。自身が「英語が話せない」「TOEIC490点」「長い英語コンプレックス」という状態から、ほぼ独学で、TOEIC960点、英検1級、通訳・翻訳をこなすスピーキング力を身につけた逆転の女王(笑)へ!「英語が苦手!嫌い!」という学習者の気持ちが熟知し、1日も早く英語マスターへと導くお助けマンです。
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