「英語は何歳から始めるべきでしょうか?」という質問を少なからず受けます。
これに対しては、一概には言えないのですが・・・
「本人がやりたい!と自分から言い出したときがベスト!
でも言語というものの性質上、音の習得や発音の習得は早く始めるほうが有利です。」
と答えるようにしています。
他言語習得、すなわち英語習得には「臨界期」というものがあり、それより前の年齢であれば言語の発音を正確かつ早く定着させることが可能です。しかし、それ以降になると言語の習得にやや時間がかかる、正しい発音をインプットすることができないと言われています。
では、この臨界期は何歳なのでしょうか?
諸説ありますが、現時点では、9~10歳ぐらいが有力な説のようです。
俗に「9歳の壁」といわれています。
この数字は大脳生理学的な観点から導き出されており、生まれてから8~9歳ぐらいまでは、映像・音声的イメージや芸術的創造性を担う右脳が発達し、それ以降は、言語・論理的思考の中枢である左脳が発達してくるのです。
言語の習得という点で考えると、8~9歳以前はイメージをつかさどる右脳を使って習得しようとし、それ以降は論理性をつかさどる左脳で習得しようとします。
そのため、8~9歳以前は英語を音やイメージでどんどん吸収できるのです。
一方、それ以降の年齢になると右脳を使って英語をそのまま吸収していくのではなく、
「この文はなぜこんな順番になるの?」
「なぜこの単語を使うの?」
などと左脳で論理的に処理をしようとします。
そういう意味では、10歳以降は英文法を習得するに適していると言われています。
したがって、英語を音やイメージでどんどん吸収できる幼児期には、聞く、話す、読む、書くの4技能の中でも聞く&話す能力を育てるのがよいといえます。
ただし、本人のやる気がないのに幼い頃から英語漬けにするのは感心しません。
「何のために英語を学ぶ(ばせる)のか?にもよりますが、とくに幼いお子さんには、まずは「英語の楽しさ」から教えてあげるのがよいのではないでしょうか?
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WRITER この記事を書いている人
MAKI
3ヶ月で必ず目標達成をさせる英語コーチ。オンライン(Zoom)で英語コーチングプログラムを提供。世界でもっとも認知度の高い国際的英語指導資格(ケンブリッジCELTA)を持地、1000人以上の英語指導経験から、お一人お一人にあった英語学習戦略を組み立て、徹底サポート。自身が「英語が話せない」「TOEIC490点」「長い英語コンプレックス」という状態から、ほぼ独学で、TOEIC960点、英検1級、通訳・翻訳をこなすスピーキング力を身につけた逆転の女王(笑)へ!「英語が苦手!嫌い!」という学習者の気持ちが熟知し、1日も早く英語マスターへと導くお助けマンです。
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