「学生時代は英語が得意だったのに、英語が話せない」
「TOEICの点数は800以上だけれど、英会話だと苦手・・・」
という方は少なくありません。
あなたはいかがでしょうか?
目次
英語習得の2つの側面
人が何かを習得するとき、2つのやり方があります。
一つは、理解や暗記を中心とした「勉強」です。
もう一つは、実際にやってみて体で覚える「トレーニング」です。
「勉強」の典型的な例は、学校の勉強や試験対策ですね。
「トレーニング」は、楽器やスポーツ、芸事など習い事ではないでしょうか?
言語学や言語教育学、脳科学でわかっていることがあります。
言語の習得は、「勉強」を必要とする側面と「トレーニング」を必要とする側面の両方を持っているのだそうです。
「勉強」と「トレーニング」の両輪がバランスよく回ることで、はじめて言語を効率よく身につけることができる、というのです。
私たち日本人の英語は「勉強」中心になりがち
日本人が英語を学ぶ過程では、中・高の学校教育では「勉強」という側面が強く、「トレーニング」は重視されません。
また、学校を卒業し、社会人になってからはTOEICに関心が向きがちですが、このTOEIC対策をするというときにも「勉強」に走る傾向にあります。
その結果、「文法や語彙は理解できてるし、たくさん知ってるのに英語が口から出てこない」「英語で話しかけられても意味がわからない」といったことになります。
こうして「勉強」ばかりをしてきたので、知識や理屈としての英語は身についていても、それを使いこなす能力が出来上がっていないのです。
この「勉強」と「トレーニング」のアンバランスが、日本人の「英語が話せない」ということの大きな要因となっています。
英語の「トレーニング」で、英語を「知っている」から「使える」へ
日本人の英語学習の多くは、「勉強」重視でトレーニングが欠如しています。
これを野球に例えると、座学で野球のルールやフォームを一通り学んだけれど、バットを振る練習やピッチングの練習をすることなく、試合に出るような感じです。
学校で文法を習い、単語をたくさん暗記し、試験問題を解いても、英語を口に出すトレーニングや、瞬時に英文を作るトレーニングをせずに、いきなり英語を話さざるをえない場に出るということになります。
「英語が口から出てこない・・・」と嘆きますが、それ当然です。
素振りを全くしなければ、バットにボールを当てることすらできない・・・そう思いませんか?
文法の理解や語彙の習得は必要なのは言うまでもありませんが、それらを使えるようにするトレーニングなしでは、英語を話せるようにはならないのです。
英語習得における「トレーニング」とは
英語習得におけるトレーニングは、大きく以下の2つです。
①英語の表現やフレーズを何度も口に出し、体に覚えこませる
②英語回路を作るための瞬間英作文トレーニング
理解した文法や語彙は積極的に発語しないと、自分のものにはなりません。
とっさのときに口から出るように、何度も聞いたり、さらに口にだして、体で覚えこむプロセスが必要です。
また、体で覚えた表現を言いたいときにパっと言えるような瞬間英作文トレーニングをします。
英語習得の両輪「勉強」と「トレーニング」をバランスよく
いかがでしたか?
上記では、「トレーニング」の重要性を述べましたが、英語が伸びない・・・と悩んでいる方の中には、トレーニング以前の、文法理解や最低限な語彙が足りない「勉強」不足な場合ももちろんたくさんあります。
ご自分の英語学習を振り返り、どちらかに偏っていないか確かめてみましょう。
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WRITER この記事を書いている人
MAKI
3ヶ月で必ず目標達成をさせる英語コーチ。オンライン(Zoom)で英語コーチングプログラムを提供。世界でもっとも認知度の高い国際的英語指導資格(ケンブリッジCELTA)を持地、1000人以上の英語指導経験から、お一人お一人にあった英語学習戦略を組み立て、徹底サポート。自身が「英語が話せない」「TOEIC490点」「長い英語コンプレックス」という状態から、ほぼ独学で、TOEIC960点、英検1級、通訳・翻訳をこなすスピーキング力を身につけた逆転の女王(笑)へ!「英語が苦手!嫌い!」という学習者の気持ちが熟知し、1日も早く英語マスターへと導くお助けマンです。
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