「死」に関連する単語として、あなたはどんな英単語が頭に思い浮かびますか?
頻出なのは、die, death, ・・・などでしょうか。
これらの単語の使い方がよくわからない・・・という方が少なくなく、またTOEICのリーディング試験での文法問題(品詞問題)などに出てくる可能性が高いです。
決して縁起のいい単語ではありませんが、これを機会に正しい意味と使い方をおさらいしましょう!
目次
「死ぬ」(動詞)のオーソドックスな表現 “die”/deadやdeathとの違いは?
「死ぬ」という表現を使うときに、最も一般的に使うオーソドックスな表現が、
die
です。
このdieは動詞、「死ぬ」になります。
一方、deadはというと、
dead:「死んでいる」
品詞としてはdieの形容詞であり、「(すでに)死んでいる」(状態)を表したり、名詞を修飾(例:a dead body「死体」)します。
death:「死」
品詞でいうと、deathはdieの名詞形です。
~で(原因)死ぬという場合の句動詞(イディオム)
病気で死ぬ・・・など原因を明示する場合は、以下のような前置詞とともに使います。
die of/die from
My grandfather died of [from] cancer.
「私のおじいさんはガンで死んだ」
厳密には、of は病気など直接的・内的な原因に用い、from は負傷など間接的・外的な原因に用いるとされていますが、この区別はなくなりつつあるようです。
“be dying”は、「死にかけている」という意味もありますが、
“be dying to(不定詞)”/”be dying for”の形で、
「~で死にそうだ、~したくてたまらない」
といったことを表現できます。
I’m dying for beer.
「死ぬほどビールが飲みたい」
dieは受動態にしない
「死なれる」とか「死別する」という場合は、”lose”を使います。
She lost her husband four years ago.
「彼女は4年前に夫に死なれた。」
事故や戦争で死ぬ “be killed”
戦争や不慮の事故などで,本人の意に反して死ぬことを表現する場合、“die”ではなく、“kill”を使います。
(事件や戦争で死ぬ)=(事件や戦争により)殺されるということで、kill「殺す」を受動態で使い、“be killed (by/in)”と表現します。
be killed は、die に比べ被害性が含まれています。
「死ぬ」の婉曲(遠まわしな)表現
「死ぬ」というと日本語でも直接的でぶしつけな表現です。
日本語だと「亡くなる」とか「逝去される」などと遠まわしに表現しますね。
英語も同様で、だれか(友人や知り合いなど)が亡くなった場合に、dieの代わりに好まれる表現があります。
pass awasy「亡くなる、逝去する」
“kick the bucket”「くたばる」
ちなみに、「死ぬ」を「くたばる」などと揶揄するように使う表現として、”kick the bucket”という表現があります。
あまり好ましくない表現ですが、映画なんかで出てきます。
これは、首つり自殺をするときにバケツ(bucket)の上に乗り、首をロープにかけてからバケツを蹴っ飛ばすことが語源になっています。
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WRITER この記事を書いている人
MAKI
3ヶ月で必ず目標達成をさせる英語コーチ。オンライン(Zoom)で英語コーチングプログラムを提供。世界でもっとも認知度の高い国際的英語指導資格(ケンブリッジCELTA)を持地、1000人以上の英語指導経験から、お一人お一人にあった英語学習戦略を組み立て、徹底サポート。自身が「英語が話せない」「TOEIC490点」「長い英語コンプレックス」という状態から、ほぼ独学で、TOEIC960点、英検1級、通訳・翻訳をこなすスピーキング力を身につけた逆転の女王(笑)へ!「英語が苦手!嫌い!」という学習者の気持ちが熟知し、1日も早く英語マスターへと導くお助けマンです。
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