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英検準1級の面接(二次試験)の対策とコツ【2021年版】

英検準1級の面接(二次試験)の対策とコツ【2021年版】

WRITER MAKI

英検の一次試験(筆記)が終わったら、次に取り組むべきは面接(二次試験)対策ですね。

この記事では、これから英検準1級の英検の面接(二次試験:スピーキング)に取り組むあなたに向けて、英検指導のプロ講師&英語コーチとして、

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  • 英検準1級の面接の流れは?
  • 英検準1級の配点と合格点は?
  • 英検準1級の面接に合格するための本番でのコツや気をつけるべきポイントは?
  • 英検準1級の面接の対策と勉強法は?

[/aside] といった内容をお伝えしていきます。

 

英検準1級の面接の大まかな流れ

英検準1級の二次試験(面接)の大まかな流れは以下のようになります。 細かい流れは、英検協会のHP、バーチャル二次試験/バーチャルスピーキングテストで確認できます。


https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/virtual/

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① 入室&着席

② 自由会話

③ ナレーション(4コマ漫画)

④ Q&A(全4問)

⑤ 退室

    [/aside]
    *ハイライト(黄色)の部分が、「試験」の部分です。
    ただし、②自由会話もアティチュードとして評価の対象になります。
    では、①〜⑤について、それぞれの内容をもう少し詳しくご説明します。

① 入室&着席

面接室に入るよう、係員に誘導されたら、ドアをノックして入室します。

会話の流れは、ざっと以下のような感じ。

[aside type=”boader”]あなた:May I come in?
面接委員:Please come in. Hello.
あなた:Hello.
面接委員:May I have your card, please.
あなた:Here you are.
面接委員:Thank you. Please have a seat.
あなた:Thank you.[/aside]

所要時間は1分程度です。

 

② 英会話

氏名・受験級の確認の後、簡単な質問による自由会話があります。

職業や、来場の手段、週末の過ごし方などを聞かれます。

所要時間は1分程度です。

試験として点数配分はされていませんが、この部分もアティチュード(態度・姿勢)の点数の部分に少なからず影響します。

[aside type=”boader”]面接委員:My name is Maki Kawasaki. May I have your name, please?
あなた:My name is △△ ◆◆.
面接委員:OK, Ms. ◆◆. This is the Grade Pre-1 test, right?
あなた:Yes.
面接委員:Ms. ◆◆, Could you tell me about yourself?
あなた:Yes, I work at a junior high school. I am an English teacher.
面接委員:Did you enjoy your work?
あなた:Yes, of course.  Although I sometimes have hard tasks, I have a very good times with my students.
面接委員:I see. [/aside]

よくある質問

  • What do you do?
  • What would you like to do on weekends?
  • How did you come here today?
  • Have you ever been to abroad?

自由英会話でよく聞かれることは、「住んでいる場所」「趣味」「休日にすること」「仕事」「専攻・好きな科目(学生)」などです。スムーズに話せるよう、一度は口に出して練習しておきましょう!

 

③ ナレーション

問題カードを受け取り、面接官の指示に従い、1分間の準備時間が与えられます。

面接官の指示に従って、2分間を使って4コマ漫画のストーリーを英語で説明します。

ナレーションの配点は15点です。

所要時間は、3分程度です。

 

④ Q&A(全4問)

問題カードのイラストやトピックに関連した質問で、全部で4問あります。

配点は、20点で、質問1題2月各5点です。

 

Q1:  4コマ漫画(イラスト)に関連した質問

Q2:  問題カードのトピックに関連した質問

Q3:  問題カードのトピックに関連した質問

Q4:  トピックにやや関連した、社会性のある質問

 

Q1は、4コマ漫画のうち1コマのイラストについて、登場人物の考えなどを想像して答える問題です。

Q2、Q3は、問題カードのトピックに関連した内容についての質問が出されます。Yes/Noなど、自分の立場をはっきりさせ、その根拠(理由)をつけます。

Q4は、社会性のある内容についての質問に答えます。自分の立場とその根拠(理由・具体例)を答えるという点ではQ2、Q3と同じですが、より論理思考力や表現力を要します。

所要時間は、各質問1分程度、トータルで5分程度です。

 

⑤ 退出

最後の挨拶と退室で、所要時間は1分程度です。

面接委員の方と、アイコンタクトをして和かにお別れをして退出しましょう!

[aside type=”boader”]

面接委員:Well, that’s all, Ms **. Could I have the card, please?
あなた:Here you are.
面接委員:Thank you. You may go now.

[/aside]

 

英検準1級の配点と合格点

 

英検準1級の配点は、以下のようになっています。

出題 内容 配点
ナレーション 4コマ漫画の説明 15点
Q1 イラストに関連した質問 5点
Q2 トピックに関連した質問 5点
Q3 トピックに関連した質問 5点
Q4 社会性のある質問 5点
態度・姿勢 積極性・声・反応 3点

 

英検準1級の面接(二次試験)の全体の点数は、38点

うち、合格点は22点以上です。

 

英検準1級の面接(二次試験)合格へのコツとポイント

 

それでは、面接の試験項目(ナレーション・Q&A)についてそれぞれ、合格のためのコツとポイントについてご説明しますね。

 

① ナレーションの回答のコツ

問題カードを渡されたら、”This is a story…”の部分を読んで、4コマ漫画の全体像を把握します。

全体像を理解して、4コマ漫画のイラスト、時間・場所、登場人物の表情・セリフに気を配りながら、ストーリー全体流れを理解しましょう。

「賢い」説明をしよう、と思わずに、「小学生」が漫画のストーリーを説明するような、素直なストーリー説明をするように、と私はクライアントさんにアドバイスしています^^

以下、ナレーション攻略のポイントです。

  • 問題カードで指定された文で始める。
  • 基本的に全て過去形にする
  • ストーリーの流れと展開を素直に述べる
  • イラスト内の時間・場所、人の表情・セリフを活用する
  • セリフは直接話法でOK(She said, “I am …”)
  • 各コマ2(〜3)文程度で描写する

 

② Q1(イラストに関連した質問)

面接官の質問をよく聞き、「何番目」のイラストで、「誰の」考え、について聞かれているのかを正確にキャッチすることが重要です。

聞き取りが必要な部分は、以下の赤字の部分です。

面接官:Pleas look at the second picture.

If you were the woman, what would be thinking?

イラストは、4コマ目が多いと言われていますが、他のコマを問われることもあるので注意して聞いておきましょう。

この問題が問うのは、「もしあなたがその女性であったら、なんて思っているでしょうか?」であって、「その女性は何を考えていますか?」ではないことに注意。

すなわち、正解はないのです。

だから、あまり深く難しく考えず、「私だったら(僕だったら)、こう考えているかなぁ〜」と「気楽に」考えることをおすすめします。

これも「小学生」の頭でOK^^

ポイントは以下です。

  • イラストの登場人物の表情に注意する
  • 仮定法で答える
  • 直接話法でOK!

 

③ Q2、Q3(トピックに関連した質問)

自分の意見を述べること!Yes/Noの結論を最初に、そのあとに自分の意見をサポートする根拠となる、理由や具体例などを付け足します。

一般的な「常識」や「賢い」解答を…と肩肘貼らず、自分の意見を素直に述べればOK!

小学生のような「素直」で「単純」な答えで、シンプルな中学英語

Yes/Noを問う問題には、Yes/Noの立場を始めに述べる

Yes/Noを答える問題でなくとも結論から述べる

意見をサポートする根拠(理由・具体例)などをつける

 

④ Q4:社会性のある質問

自分の意見を述べること、という点ではQ2、Q3と同じですが、より社会性・教養を問う問題です。

自分の意見に固執せず、英語で答えやすい意見を述べる

難しく考えず、なるべくシンプルな英文で回答する

言葉に詰まっても大きく間を空けないよう、つなぎ言葉を活用する

つなぎ言葉の例: Let me see, …/Well, …/I mean …/You know…

 

 

英検準1級の面接(二次試験)対策におすすめの教材

 

英検準1級の面接対策としてオススメの教材・参考書をご紹介します。

 

『14日でできる!英検準1級二次試験・面接完全予想問題』(旺文社)

教材のメリット:

・英検のことを熟知する旺文社の面接対策書。

・試験内容に最も近く、的中率は極めて高いです。

・付属DVDで面接をリアルにシミュレーションできます。

 

教材のデメリット:

・テーマごとに分かれていない

・対策語彙や言い回し表現などのお役立ち情報が少なめ。

 

『英検準1級 面接大特訓』(Jリサーチ出版)

教材のメリット:

・頻出のテーマに関する分析が詳細で二次試験の傾向を掴みやすい。

・実際の試験よりも難しめなので負荷をかけたトレーニングができる

教材のデメリット:

・試験よりも、問題の難易度がやや高めで取り組みにくさを感じる場合もある。

・模範解答が高度で、学習者によっては自信をなくす可能性も…

 

英検準1級の対策(勉強法)

 

面接対策の日々の学習は、上記でご紹介した参考書のいずれかを使って、以下の要領でやっていきます。

 

面接の流れをしっかり把握する

 

まずは、英検の面接(二次試験)の流れを動画で確認しましょう。

英検サイトにある二次試験(面接)シミュレーションで大まかな流れを確認できます。

また、上記でご紹介した教材のうち、旺文社の『』に付属している面接DVDで本番の面接の様子をよりリアルに体験できます。

 

毎日、アウトプット練習をする

 

英検準1級の面接(二次試験)の過去問や模擬試験を使って、アウトプット練習をします。

普段英語を話す環境にない人にとっては、スピーキングは1回や2回練習したぐらいでは簡単に身に付くものではありません。

毎日、テスト1回分(ナレーション+Q&A 4問の1セット)をテスト本番のつもりで取り組み、声を出してアウトプットしましょう。

最初は、なかなか英語が出てこなくてヤキモキするかもしれませんが、時間がかかってもいいので、自分なりの答えを発声します。

 

同じ教材に2〜3回、繰り返し取り組む

 

上記でご紹介した2冊をはじめ英検の面接対策本には、模擬試験が12回〜14回収録されています。

自分の好み(相性や取り組みやすさ)で1冊選び、その1冊を徹底的に使い倒すことをおすすめします。

一次試験が終わったら早い段階から模擬試験に取り組み、12〜14回分を1週するのみならず、2週か、できれば3週するようにしましょう。

1周目では、しどろもどろでなかなかアウトプットできないものですが、同じ題材に2回目、3回目と取り組んでいくうちに良い解答を作れるようになります。

同じ問題でより良い解答をアウトプットできるようになる過程で、スピーキングのコツがつかめてくるのです。

 

付属音声を活用し、リスニング&インプットする

 

教材に付属しているCDを使って、質問を的確に聞き取るためのリスニングトレーニングをしましょう。

また、スキマ時間(ながら時間)を使って、模範回答をリスニングしながら、回答に役立つ表現や言い回しのインプットを行えば、知識が深まり、回答のネタとして使えます。

 

 

アウトプットした解答を録音し、できれば添削してもらう

 

参考書(模擬試験)を使って②でアウトプットした音声を録音し、自分で聞き直してセルフ添削をしましょう。

また、できれば、英語力のある人(英語の先生など)に添削・フィードバックしてもらうと、改善ポイントが見つかります。

添削・指摘された部分をしっかり理解し、次回に活かしましょう。

私の英語コーチングプログラムでも、面接試験の過去問や模擬試験をしています。

自分の解答を録音して積極的に、提出して添削を頻繁に受けている人ほど、スピーキング力がどんどん上がっています。

 

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WRITER この記事を書いている人

MAKI

3ヶ月で必ず目標達成をさせる英語コーチ。オンライン(Zoom)で英語コーチングプログラムを提供。世界でもっとも認知度の高い国際的英語指導資格(ケンブリッジCELTA)を持地、1000人以上の英語指導経験から、お一人お一人にあった英語学習戦略を組み立て、徹底サポート。自身が「英語が話せない」「TOEIC490点」「長い英語コンプレックス」という状態から、ほぼ独学で、TOEIC960点、英検1級、通訳・翻訳をこなすスピーキング力を身につけた逆転の女王(笑)へ!「英語が苦手!嫌い!」という学習者の気持ちが熟知し、1日も早く英語マスターへと導くお助けマンです。

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