英語の勉強には、電子辞書がいいのか?紙の辞書がいいのか?
英語講師である私もよく質問されますし、これに関しては大きく意見が分かれるところだと思います。
前記事の電子辞書か紙の辞書か<メリット・デメリット>にありますように、双方に良し悪しがあるんですよね。
私も、一概に、どちらがいいと明言できませんが、どちらをおすすめするかは、当人の英語を勉強する目的や英語レベルによると思っています。
ちなみにここで議論したい辞書は、あくまで英和辞典でのことです。
和英辞典に関しては、結論を先に言っておくと紙の辞書は必要ありません。
和英辞典を使うなら電子辞書で十分!
…とうか、和英辞典ってそんなに出番ないですよね?^^
(あまり和英辞典を多用するのは英語の勉強になるので私はオススメしていません。)
受験英語には紙の辞書
例えば、中学生、高校生、浪人生など…。
つまり、「受験英語」のために必須英単語をインプットしていかなければならない人たちには英和辞典として、紙の辞書をオススメしています。
紙の辞書は、重要単語(頻出語句)やメインの意味は太字になっていたりして覚えるべき単語が一目瞭然です。
また、調べた単語にその都度マーキングすることによって、マーキングの頻度が多い単語→頻出単語=覚えるべき単語となります。
自分で関連語(類義語など)を書き込むことで後で復習にもなります。
確かに電子辞書は便利なのですが、「引きっぱなし」になることが多く、後に残りません。
どうしても電子辞書を使いたいという学生には、私は単語帳を作り、調べた後を残すことをオススメしています。
社会人は電子辞書でもOK
英語の勉強がメインではない大学生や社会人の方で、
英会話ができるようになりたいだとか、TOEICのために勉強しているという方は、電子辞書がいいのではないかと思います。
そうした目的での勉強であれば、それほど辞書を多くひくこともないと思いますし、重くてかさばる紙の辞書を毎日持ち歩くのは不便でしょう。
ただ、中学・高校で英語の勉強をほとんどせず、英語を一から学びたいという人には紙の辞書をおすすめします。
スペリングなどの英語感覚を素早く身に付けるなら、電子辞書よりも紙の辞書ですね。
電子辞書は、知りたい情報にはピンポイントで素早くアクセスできるという利点がありますが、俯瞰(ふかん)して入ってくる情報は少ないです。
紙の辞書は調べたところ以外の情報までいやでも目に入ってきます。
何気なく目に入った情報が、実は脳に刻まれているものなのです。
紙の辞書を使い倒すという経験
時代も時代、紙の辞書は古い!というご意見も多数。
ハイ、わかります。電子辞書のほうが便利ですしね。
でも、紙の辞書をボロボロに使い倒すことで間違いなく英語の実力がついてくると思います。
紙の辞書には、英語の神様が住んでいる、と私は思っているのです。
つまり、紙の辞書は、「神の辞書」なのです!^^
でもね、英語があるレベルに達すると、そもそも辞書を使わなくなるんです。
日常会話やビジネス会話などで困らないレベルになれば、辞書を参照することは極端に少なります。
英単語のインプットがさほど重要な課題ではない人は電子辞書でいいと思いますが、
大学受験や英検のためにボキャブラリーの蓄積を要する人は、紙の辞書を使い倒す経験を一度はしてほしいと思います。
ボキャブラリーだけでなく、品詞をとっさに判断する感覚も素早く身に付きます。
使い倒してボロボロになった英和辞典は自分の自信にもなりますし宝物にもなります。
紙の辞書にとことん慣れた上で電子辞書に移行すれば、より効果的に使いこなすことができると思いますヨ^^。
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WRITER この記事を書いている人
MAKI
3ヶ月で必ず目標達成をさせる英語コーチ。オンライン(Zoom)で英語コーチングプログラムを提供。世界でもっとも認知度の高い国際的英語指導資格(ケンブリッジCELTA)を持地、1000人以上の英語指導経験から、お一人お一人にあった英語学習戦略を組み立て、徹底サポート。自身が「英語が話せない」「TOEIC490点」「長い英語コンプレックス」という状態から、ほぼ独学で、TOEIC960点、英検1級、通訳・翻訳をこなすスピーキング力を身につけた逆転の女王(笑)へ!「英語が苦手!嫌い!」という学習者の気持ちが熟知し、1日も早く英語マスターへと導くお助けマンです。
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