英語で日記を書こうと思っても、最初は「何を書いたら良いかわからない」「うまく書けない」など、つまづいてしまうことも多いと思います。
そこで英語日記の書き方のコツを「基礎編」「 実践編」「応用編」の三部構成でお届けしていますが、本記事は「実践編」。実際に英語日記を書く時の、取り組み方のコツや効果的な方法について具体的にお伝えしていきます。
英語日記はコツさえ掴めば誰でも書けるようになります。ぜひ最後までご覧ください。
英語日記の効果や活用方法の基本は「基礎編」で詳しく解説しています。併せてご覧ください🎵
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目次
英語日記とは
英語日記とは、その名の通り英語で日記を書くことです。継続的に書くことで、スピーキング力を伸ばす土台となります。
①自分の日常について、まずはきちんと書くことができる
②次にそれを話すことができる
この順番で練習していくと、無理なく英語が話せるようになっていきます。
なぜこの順番かというと、話すよりも書く方がハードルが低いからです。
書くときはじっくり時間をかけて考えながら文を組み立てられますが、 話すときは相手がいるので、あまりじっくり考えている時間はありませんよね。 ポンポンと言葉が出てこないと会話が成り立ちません。
ですから、まずは書けるようになることが先なのです。
そして書く練習に最適なのが英語日記です。
【英語日記】継続のコツ
英語日記はなるべく毎日取り組んで、継続すればするほど効果が大きいです。かといって、最初から「毎日書こう」「たくさん書こう」と意気込まなくて大丈夫です。
あまり気負わずに、自分に無理のない範囲で取り組む方が長続きします。
時間を決めて「短い時間」で書く
何事も長時間やった方が効果があるように思いがちですが、英語日記は、
・短い時間で書く
・少ない量で続ける
これがポイントです。
頻度を決める
まずは週1回(できれば曜日を決めて)書いてみましょう。
「毎週土日は日記を書く日」
と決めても構いません。または、
「お出かけやイベントなどの、何かスペシャルなことがあった日だけは日記を書く」
と決めてもOKです。
できる人は週2〜3回、無理のないペースで取り組みましょう。
毎日できれば理想ですが、慣れないうちは数日おきでも構いません。慣れてきたら、徐々に書く頻度を上げていくと良いでしょう。
時間を決める
日記を書くのに毎回1時間とか、長い時間を確保する必要はありません 10分〜15分でもじゅうぶんです。
最初は1行、2行でも構いません。続けていくうちに、いつの間にか5行、10行と書いていけるようになります。
タイマーを設定して集中して書くのもおすすめです。
長い時間をかけると無駄に考えすぎたりしてしまい、気づけば時間がどんどん消耗してしまうので、かえって短い時間で区切って集中する方が書くことができるものです。
書く前にネタを決めておく
これも時間術の一つですが、書く前にあらかじめネタを決めておきましょう。
机に向かってから「何を書こうかな〜」と考え始めるのではなく、
「今日はこのことについて書こう」
と、事前にイメージしておくのがおすすめです。
毎日の中で 「あ、これ日記のネタになりそうだな」と思うことがあれば心に留めておくようにすると(メモしてもOK)書くときに時間を消耗しません。日記の種を見つけるのも、日々の楽しみのひとつとなるかもしれません。
【英語日記】効果的なやり方
ただなんとなく英語日記を書くのではなく、英会話力アップに繋がる書き方のコツがあります。せっかく書くならこのコツを掴んでやってみてください。ポイントを絞ってお伝えします。
まずは日本語で箇条書きしてみる
最初から 英語で書くのは難しいと感じる人も多いかもしれません 。そんなときは、先に日本語で内容を箇条書きをしてから英語で書き始めるとスムーズです。箇条書きでなくとも、日本語でちょっと口に出してみてから書いてもOKです。
このとき、日本語であまり詳しく書く必要はありません。 最初に日本語で詳しく書きすぎると、今度はそれを忠実に翻訳しようという気持ちが働いてしまいます。
そうではなく箇条書きぐらいにとどめて、あまり文章をきっちりと書き込みすぎないのポイントです。
これに慣れてきたら日本語の箇条書きは省いて、最初から英語で書いていきましょう。
<Point>
・まずは日本語で箇条書き
・慣れてきたら日本語なしでチャレンジ
映像のようにイメージしながら書こう
頭の中で、1日の出来事を映像のように イメージしながら書いていきましょう 。この「イメージしながら書く」ということが、英語脳を作る上で非常に役に立知ます。
この習慣をつけることで、
「日本語を介在させないで考える」=「英語で考える」
ということができるようになっていきます。
イメージをしながら日本語訳せずに英語で文章を作るということは、リスニング力アップにも繋がっていきます。耳で 聞いた英語を、日本語を介さずに理解することができるようになっていくのです。
また、書くときは事実(~に行った、~をした)だけではなく、その詳細・様子・感情を具体的に感想を交えて書くことが重要です。
<Point>
ストーリーを描くように、いろんな情報を盛り込んで書くと会話力にもつながる
中学英語はマスターしておこう
基本的な中学レベルの英文法・英単語は一通りおさらいしておきましょう。
特に中2までの英語をしっかりマスターしてほしいと思います。日記を書きながら、文法をおさらいしながらやると良いです。
学んだばかりの文法や単語があれば、日記にも取り入れて書いてみましょう。
INPUT→OUTPUT で自分の英語になります。
単語も文法もただ使ってみるだけじゃなく、自分に関連づけるとより定着しやすいものです。ですから自分について書く英語日記に取り入れるのは非常に効果的なのです。
「この表現、英語日記に使えないかな?」と、日頃からアンテナを立てながら学習するのも良いですね。
<Point>
覚えた単語や文法は日記に取り入れてアウトプット
なるべく辞書を引かずに書く
難しい表現が頭に浮かんだら、それをそのまま英語にしようとせず、
「もっと簡単でシンプルな単語で言えないかな?」
と立ち止まって考えてみましょう。実はこれがそのまま英会話の力になります。
映画を字幕で見ていると、
「もっと難しい言い方になりそうなのに、こんな簡単な表現で良いんだ!」と驚くことがありませんか?
実は通訳さんの通訳内容を見ても、
「こんなシンプルな表現でOKなんだな」
と目から鱗が落ちることもあります。
会話に必要な最低限の単語力・文法力だけで、難しそうな表現も意外と簡単な言葉に置き換えて話すことができるものです。
実は中学校で習う英語だけで、日常会話はほぼ表現が可能です。
例えばですが、「少子化」という単語。
少子化 って英語でどう表現すればいいの? と難しく感じる かもしれません。
でも、
「子供の数が少なくなっている」
「子供をたくさん持たない人が多い」
このように言い換えると表現できそうですよね?
実は外国人の方も、意外とそんなに難しい言葉を使っていません。皆さんも、簡単な英語表現でも十分に内容を伝えられることを英語日記のトレーニングを通して実感してほしいと思います。
余談ですが、非ネイティブのための簡易英語で、簡単な表現・短いセンテンスだけで英語を話す「Globish」というものがあります。
難しい表現を簡単に言い換えるという点で参考になるかもしれません。
<Point>
難しい表現もなるべく辞書を使わずに簡単な文法で言い換える
Globishについてこちらの記事で解説していますので興味のある方は読んでみてください。英語がより身近に楽しく感じられますよ🎶
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英語日記を添削してもらおう
ただ英語日記を書くだけでもじゅうぶん力はつきますが、できれば誰かに添削してもらうともっともっと上達します。
・添削されないと自分の間違いに気づきにくい
・添削されると改善点が見つかってより力がつく
などのメリットがあるからです。
私自身も、受講生さんたちの英語日記をたくさん添削してきました。 その中で、やはり添削することのメリットを実感しています。
もし、身近に添削してくれる人が近くにいない人も、今は便利な時代です。
オンライン英会話などを利用して講師に添削してもらっても良いですし、もっと手軽にChatGPTに添削してもらうのも非常におすすめです。
添削してもらった後は、それを音読してみましょう。音読するとさらに効果アップです。
英語は実際に口に出してみることが非常に重要で、 スピーキング力アップに直結していきます。
<Point>
・英語日記はなるべく添削してもらう
・添削してもらった日記を音読してみる
ChatGPTの使い方はこちらの記事で詳しく解説しています
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まとめ
英語日記の実践編ということで、具体的な英語日記の書き方と、続けるためのコツをお伝えしました。
・書く頻度を決める(週1〜でもOK!)
・書く時間を決める。(10~15分でもOK!)
・ネタは書く前から日常の中で見つけておく。
・習った単語や文法を積極的に使ってみる。
・表現が難しい場合は辞書を引かずに簡単な言い回しを試みる。
・書いた日記は添削してもらう。
・できれば添削してもらった日記を音読する。
いかがでしょうか。
気負わず低いハードルから始めても、上記のコツを意識するだけで「スピーキング力に繋がる英語日記」が書けるようになります。
ぜひ楽しみながらトライしてみてくださいね!
次の記事では英語日記の「応用編」をお届けします🎵
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WRITER この記事を書いている人
MAKI
3ヶ月で必ず目標達成をさせる英語コーチ。オンライン(Zoom)で英語コーチングプログラムを提供。世界でもっとも認知度の高い国際的英語指導資格(ケンブリッジCELTA)を持地、1000人以上の英語指導経験から、お一人お一人にあった英語学習戦略を組み立て、徹底サポート。自身が「英語が話せない」「TOEIC490点」「長い英語コンプレックス」という状態から、ほぼ独学で、TOEIC960点、英検1級、通訳・翻訳をこなすスピーキング力を身につけた逆転の女王(笑)へ!「英語が苦手!嫌い!」という学習者の気持ちが熟知し、1日も早く英語マスターへと導くお助けマンです。
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