英語を勉強するときには、明確な目標をもつことが大切です。
そして、目標と同じぐらい大切なのが「目的」です。
目標と目的の違いはまた別の機会でご説明したいと思いますが、ざっくりいうと、目的=方向性だとしたら、目標はその方向の途上にある「標(しるべ)」のようなイメージでしょうか。
そして、目的と目標を明確にすればするほど、英語学習の成果が出るのが早くなります。
今日は、明確な目的と目標が、学習効率、ひいては学習の成果に与える影響についてお伝えします。
目的・目標が明確なら、学習内容の取捨選択が容易になる
英語を勉強する目標(または目的)が明確であると、英語の勉強の中で「やるべきこと」と「やらなくていいこと」がはっきりしてきます。
その結果、自分にとって効果的な学習内容や教材を選択することが出来、英語学習を効率的に進めることができるのです。
「英語をずっと勉強しているけどなかなか結果が出ない」という人に欠けているのが、「明確」な目的・目標です。
つまり、目的や目標があいまいで漠然としているのです。
たとえば、ある人は、
「ビジネスで英語を使えるようになる、そのために勉強しています!」
と言います。
が、これでは、目的が明確だと言えません。
ビジネスで英語を使うといっても、
海外の人と電話やメールのやり取りをしたいのか、
海外の支社のネイティブたちとビデオ会議をするのか、
英語でプレゼンテーションをするのか、
英語で書かれた契約書を読むのか、
・・・などなど、その人の仕事内容によって求められる「英語」は実に様々です。
人によって、英語を使う目的や、目標とする英語力は千差万別!
ただ「英語を話せるようになりたい」という漠然としたゴールでは、最適な勉強方法は見つからないのです。
その結果、成長が感じられないため、英語学習に楽しさを一向に見いだせず、モチベーションも維持できません。
英語力を手にした自分の姿をありありイメージすること!
まず、「何をするために英語力を身につけるのか?」「英語力を身につけてどうしたいのか?」を具体的にイメージしてみましょう。
自分が英語を使って活躍している場面などを頭の中で映像にできることがポイントです。
こうして、具体的に「英語を使って何がしたいのか?」をイメージし、目的や目標を明確にして初めて、英語の勉強の中で「やるべきこと」と「やらなくていいこと」がはっきりしてきます。
英語学習に使える時間やお金、体力は限られています。
こうしたリソースを自分に必要な学習に集中させないと、ダラダラと時間ばかりが過ぎていくことになります。
ダラダラ勉強していては、勉強が惰性化していきますし気持ちも続きません。
目的につながらない勉強は捨て、目的に直結する学習にフォーカスしてこそ、英語学習の成果が早く表れます。
「英語を勉強する」ことが目的化してませんか?
英語学習をダラダラと続けている人の中には、「英語を勉強する」ことが目的になってしまっている人がいます。(←はい!これも過去の私ですっ!汗)
「英語を勉強する」ことは、理想的な自分や未来にたどり着くための、言ってみれば、ただの「手段」であるはずです。
なのに、「英語を勉強する」という手段が目的化しているのです。
たとえば、「英会話学校に週1で通う」とか「教材を何冊も消化する」というのはあくまで手段であるはずなのに、それが目的化して、英語を勉強している自分に酔いしれている・・・という人は少なくありません。
そうした行為を実践するだけで満足してしまい、いつまでも「仕事で海外のお客さんと英語のメールでやりとりできる」といった目的にたどり着けない・・・ということになる可能性は大いにあります。
英語学習では「明確さが力」!<まとめ>
いかがでしょうか?
あなたは、ただただ「英語ができるようになりたい・・・」と漠然と思いながら英語の勉強を続けていませんか?
「とにかく英語の勉強ができれば幸せ~♪」というならいいですが・・・(笑)、
英語をとっとと身につけて、英語力があることで可能になるワクワクする経験をどんどん味わってほしいので、ぜひ「英語を使って何をしたいのか」をまずはイメージすることをおススメします!
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WRITER この記事を書いている人
MAKI
3ヶ月で必ず目標達成をさせる英語コーチ。オンライン(Zoom)で英語コーチングプログラムを提供。世界でもっとも認知度の高い国際的英語指導資格(ケンブリッジCELTA)を持地、1000人以上の英語指導経験から、お一人お一人にあった英語学習戦略を組み立て、徹底サポート。自身が「英語が話せない」「TOEIC490点」「長い英語コンプレックス」という状態から、ほぼ独学で、TOEIC960点、英検1級、通訳・翻訳をこなすスピーキング力を身につけた逆転の女王(笑)へ!「英語が苦手!嫌い!」という学習者の気持ちが熟知し、1日も早く英語マスターへと導くお助けマンです。
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