英語リーディング(速読)のコツ「スキミング」&「スキャニング」をマスターしよう! | ブログ | 株式会社e-LIFEWORK

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英語リーディング(速読)のコツ「スキミング」&「スキャニング」をマスターしよう!

英語リーディング(速読)のコツ「スキミング」&「スキャニング」をマスターしよう!

WRITER MAKI

英語のリーディングのコツ、とくに英文を早く読む方法を知りたい・・・とあなたは思ったことはありませんか?

TOEICのご相談でとても多いのが、「リーディングの時間が足りない!」というお悩みです。

TOEICのリーディング、とくにPart7は問題数が多く、テンポよく問題をこなしていく必要があります。

Part7の長文読解は、読解力というよりもリーディング効率が求められる、といってもいいでしょう。

また、ビジネス英語の現場や大学などの英文テキスト、研究論文を読む場合など、大量の英文に目を通す必要があるときも、「スキミング」や「スキャニング」のテクニックを使うと、大量の英文を効率よく処理することができます。

今日は、英文を素早く的確に読むための速読テクニックであり、TOEICのリーディング対策にもなりうる、「スキミング」と「スキャニング」についてご紹介します。

スキミング=とばし読み

スキミングは、大まかな内容をつかむために文章などにさっと目を通すことです。

スキミングの目的は、文章の要点をすくい取り、全体の大意を理解することです。

要点だけを押さえながら読んでいくことになるので、当然読解のスピードはあがります。

スキミングは、いわゆる「とばし読み」です。

英語を一字一句読むのではなく、文章に沿って目を走らせながら、全体の大意や文脈を理解していくのです。

スキミングは、skim=「上ずみをかすみ取る」という意味があります。

主語と動詞、目的語など文の骨格を中心に読んで、大まかな文の大意を把握していき、冠詞や前置詞、接続詞、関係代名詞のようないわゆる機能語や副詞などの文の要素にならない修飾語はとばして読んでいきます。

文章全体の最初と最後には結論が来ることが多いので、文章の最初と最後は文全体の要点であることが多いです。

また、英文の各段落の一文目(トピックセンテンス)はその段落の要点である可能性が高いです。

ほかには、”It is ~ that ・・・”のような強調構文は、文章の中でも大切な部分であり、”~”の部分は作者が強調したいキーワードになります。

さらに、howeverやthereforeなどのような、議論の節目になる接続詞があれば、その前後に着目します。

・・・などなど・・・文章全体の大意や背景知識が得られる部分をひろっていく感じです。

難しそうに思えますが、この読み方は、私たちが日本語の新聞や雑誌などを読む場合に無意識のうちに行っていることです。

私たちが普段、新聞や雑誌を読むときは一語一語丁寧に読むのではなく、大まかな内容が把握する感じで読むのではないでしょうか?

英語の場合も、一字一句をたどらずに、目を文章に沿って滑らせていく感じでたくさん読む習慣をつければ、上手にスキミングするテクニックが自然に身に付いてきます。

スキャニング=ひろい読み

ひろい読みは特定の情報をひろって読む手法です。

例えば、私たちが仕事探しをしていて求人広告を読むとき、給与、職種、労働条件、資格要件、待遇といった単語に目を凝らし、得たい情報の周辺を中心を読むのではないかと思います。

この方法は、特定の情報を早く見つけ出すと言う場合に有効です。

また、スキャニング、英語の試験で設問の解答を探す場合に役立つテクニックです。

長文読解問題で、先に設問を読んで、何が問われているかを掴み取った上で、問われていることをキーワードとして問題文の中を探していきます。

スキミングとスキャニングの違い?

ここまで読んで、「スキミング」と「スキャニング」の違いがちょっと分かりづらい・・・という方もおられるかもしれません。

スキミングとスキャニングはどちらも、文章を一字一句、丁寧に読んでいくのではなく、重要な語を拾って読み、重要でない語はとばして読むという点では共通しています。

では、スキミングとスキャニングの大きな違いは何か、というと目的です。

「スキミング」・・・全体の大意を理解する

スキャニング」・・・ポイントとなる情報を探す

いうなれば、「スキミング」が「全体の背景を把握するために読む」ことで、「スキャニング」は全体の背景などから「明確な目的をもって読む」といった読み方の違いがあります。

TOEICで「スキミング」「スキャニング」をどう使うか?

TOEICのリーディングセクションの読解問題(Part7)で、この「スキミング」と「スキャニング」を使って、効率的に長文を読んでいくことができます。

①まずは、「スキミング」でざっと文章全体の大意や状況、目的などを把握します。

②その後、個別の設問を見て、設問の答えとなる情報を文章の中に見つけにいく(「スキャニング」)をします

TOEICのPart7の設問は、文全体の要旨ではなく、細かい情報を問う問題が多いですが、設問に取り掛かる前にスキミングでざっと内容を把握しておくことで、設問への理解と、その後のスキャニングがスムーズになります。

まとめ

いかがでしたか?

「スキミング」や「スキャニング」というと、専門的で高度なテクニックのように聞こえるかもしれません。

しかし、実際には私たちが日本語の情報を読むときに、意識的・無意識的に行っていることなんです。

「スキミング」も「スキャニング」も練習すればするほどコツが掴めてきますので、一度意識して取り組んでみることをおすすめします!

一度コツをつかめば簡単♪

そして何より英文を読む速度は飛躍的に速くなりますよ!

WRITER この記事を書いている人

MAKI

3ヶ月で必ず目標達成をさせる英語コーチ。オンライン(Zoom)で英語コーチングプログラムを提供。世界でもっとも認知度の高い国際的英語指導資格(ケンブリッジCELTA)を持地、1000人以上の英語指導経験から、お一人お一人にあった英語学習戦略を組み立て、徹底サポート。自身が「英語が話せない」「TOEIC490点」「長い英語コンプレックス」という状態から、ほぼ独学で、TOEIC960点、英検1級、通訳・翻訳をこなすスピーキング力を身につけた逆転の女王(笑)へ!「英語が苦手!嫌い!」という学習者の気持ちが熟知し、1日も早く英語マスターへと導くお助けマンです。

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