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社会人の英検、何級から受けたらいい?

社会人の英検、何級から受けたらいい?

WRITER MAKI

社会人で、これから英検を受けようという方の中には

「英検、何級から受けたらいいの?」

と受験する級で迷っている方が少なくないようです。

近年、英検が教育界だけでなくビジネスの場でも重要度を増し、社会人の英検受験者がいま右肩上がりに増えています。

これを読んでくださっているあなたも、「英検を受けたことがないけど興味ある」とか「英検を受験しようかな・・・」という気持ちでおられるかもしれませんね。

今日は、英検1級ホルダーであり、レッスンやコーチングで多数の英検受験者を指導している私が、

社会人が英検を受けるときに何級から受験すべきかについて、選ぶべき級の決め方や判断基準についてお伝えします。

ちなみに、以下の記事で、社会人が英検を受験するメリットと英検受験をするとき意識して身につけるべきスキルについてまとめていますので、もしよろしければ読んでみてくださいね。

英検®を大人・社会人が受ける3大メリット「英検®=学生」の考えは時代遅れ!

超・初心者は、英検5級~4級から始めよう!

ご存知の通り、英検は5級がもっとも簡単なレベルで、その上が4級になります。

英検5級と4級は、英検を受験するために勉強しよう、と考えている社会人の方には、物足りないかもしれません。

が、英語の基礎を土台からしっかり!という点では、5級、4級と、着実に進めていくのがおすすめです。

 

文法や単語の難易度としては、5級が中学1年、4級は中学2年ぐらいのレベルになります。

 

とりあえず、単語レベルなら英語は読める、

身の回りの簡単な単語や簡単な挨拶程度ならわかるかも!

という超ビギナーさんはまずは、5級から始めて見るのがいいでしょう。

 

しかし、過去問を見て、「5級は解ける問題が多い」「簡単」と感じるなら4級へ、それでも簡単に感じるら、3級からチャレンジするのもOK!

 

4級は、簡単なセンテンスと中学1年生レベルの英単語の知識があれば合格します。

4級になると文章題も出題されますが、ひとつひとつのセンテンスはシンプルなので、英語を習っている小学生なら合格できるレベルです。

5~4級は、穴埋め問題を中心としたリーディング試験と、選択式のリスニング問題のみで、書く・話すの能動的スキルを問うライティングやスピーキングの試験がないので、あまり実践的とは言えません。

「現在地を把握したい」という目的で受けるならまずは、5~4級。

ですが、しっかり勉強して英語を受験しようと思うなら、3級から受験でもいいでしょう。

英検の主な特長である、実践的な英語力の習得を目指すという意味でも、二次試験(面接)がある3級以上を受ける方が受験のやりがいがあると思います。

英検3級はこんな人におすすめ

社会人の英検受験は、基本的に3級からを出発点に考えていいと思います。

・これから本格的に英語力を身につけたい!という英語初心者さん

・中学英語からやり直しをしたい人

・中学英語を復習したい人

は、3級から受験するのがおすすめです。

3級の問題は、中学英語(全体)レベルです。

2~3ヶ月の短期間で集中的に勉強して、中学英語の英文法をざ~っと復習し、中学レベルの英単語をしっかり身につければ、3級は余裕で合格できるはずです。

3級から、二次試験(スピーキング面接)があるので、英検対策でスピーキングの練習をすることができます。

社会人の英語学習者の中には、TOEICはある程度高い点数をとっているけれど、実は「英語が話せない」という人が少なくありません。

3級レベルの基本的なスピーキングの練習を通して、まずは「英語を口に出す」というトレーニングを積んでいくのもいいと思います。

 

英検準2級はこんな人におすすめ

3級は余裕だけど、2級は難しすぎる!という人は準2級がいいでしょう。

・中学英語レベルはほぼ大丈夫

・高校レベルの英文法の勉強を始めたい

という人には、準2級がおすすめです。

 

旅行先での英会話はなんとかなる・・・という人も準2級を狙ってもいいと思います。

また、言うまでもなく、準2級は、3級と2級の中間なので、

「3級は簡単そうだけど2級は厳しい」と思う人や、2級を目指しているけど途中で自分の実力をチェックしたいという人が力試しに準2級を受験する

というのがいいでしょう。

英検2級はこんな人におすすめ

社会人が英検を取得しようと思ったときの、現実的なゴールとしてオススメなのが2級です。

難易度としては、高校英語(高校卒業レベル)です。

実用的な英語力を身につけたいという人がターゲットにするレベルとしても英検2級はおすすめです。

というのも、英検2級の内容は、きわめて実用的な英語を重視した内容になっているからです。

実際に英語を使うときに使用される表現が、試験の中にバランスよくぎゅっと凝縮されています。

英検2級は「実用的な英語」という観点から考えると、全ての級の中でもっともバランスがとれているといえます。

また、TOEICを点数アップしていくための基礎を固めておきたいという場合にも、英検2級対策の学習はおすすめです。

英検2級に求められる中学・高校レベルの英語は、中長期的に英語力を向上させていくためには大切で、

この基礎をしっかりと固められるのかが、その後の英語学習が上手くいくのかを左右します。

英検2級の対策をしながら、読む・聞く・書く・話すの4技能の基礎力と実用英語を身につけることができます。

語彙・語法・文法知識ともに、英検2級レベルをしっかり固めるのが、大人の英語学習を成功させるための大事な第一歩とも言えます。

学生時代以来など、久しぶりに英語の勉強を始めたという人も、英検2級の合格を最初の目標にして勉強するのもいいかもしれません。

社会人学習者は、まずは2級レベルに達することを目標に勉強し、基礎を固めてから準1級を目指すというのがおすすめです。

英検準1級はこんな人におすすめ

英検準1級をもっていると「英語がある程度できる人」とう印象を与えることが出来ます。

・高校時代に英語が得意だった人

・難関大学に試験を受けて合格した人(推薦じゃなく^^)

・TOEICが800点前後の人

・留学したことがある人

などはいきなり準1級を受験するのがいいでしょう。

英検準1級は、自信をもって履歴書に書けますし、英語力をアピールできます。

進学や就職・転職でも評価されます。

しかしなながらその分、難易度は高く、2級からのジャンプは、準2級⇒2級の比になりません。

英検準1級になると、「学生向けの英検」といったイメージは全くなく、社会人やビジネスパーソン向けの内容に近くなります。

仕事で英文を読まなければならない

英文メールを描かなければならない、

研究などで英語で論文を書いたり読んだりする、

英字新聞を読みたい、

・・・という人は、英検準1級対策で、高い長文読解力やライティングスキルなどをトレーニングすることができます。

中学・高校英語の英文法は完全に理解していて、あとは語彙力増強が課題!

という人は、ぜひ準1級にチャレンジしましょう!

英検1級はこんな人におすすめ

英検1級は、「極めて高い英語力」レベルです。

・すでに英語力に相当自信のある人

・仕事でバリバリ使っている人

・英語教員、英語講師などの指導者

の方などはいきなり英検1級を狙いに行くのもいいでしょう。

 

ちなみに、私は初めての受験でいきなり1級を受験した人間です^^

が、最初のチャレンジでは、見事に玉砕しました(笑)

受験をしてみて、当時TOEIC 960点を持ちながらも、「英検1級はこのままでは厳しいだろうな~」とほぼ諦めていました。

それから数年して、「英検1級にマジで合格するぞ!」と決意したときは、綿密な学習プランを立ててマインドセットを本気モードにして勉強に取り組みました。

英検1級の試験内容は、かなり難易度は高いですが極めて良質な問題だと思います。

質は高いけれど、高いからこそ、、、とにかく難しい・・・

しっかりした対策なしで受験できるのは帰国子女ぐらいじゃないかしら~と私は思います。

とはいえ、単純な英語力だけでは太刀打ちできない、高度な教養や論理思考力、表現力も求められます。

でも、「英語で飯(メシ)を食っていく!」という通訳・翻訳などの英語プロフェッショナル、英語コーチ・講師などの指導者などにはおすすめの級です。

ライティングやスピーキング対策しながら、相当高いコミュニケーション能力(論理思考力や表現力)が磨かれます。

英検の過去問や対策本から、受験する級を判断する方法

一番確実なのは、英検の過去問を見たり、書店で、級ごとの英検対策本や単語集を見て受験する級を決めることかと思います。

過去問や対策本を見て、「ちょっと難しいかな」「無理かも」と思う級をターゲットにするのがおすすめです。

この「ちょっと」とか「かも」がポイントです。

英検の過去問は英検HPに全ての級の分が3年分掲載されており、リスニングの音源や解答を含めて無料でダウンロードできます。

↓英検協会HP(過去問ページ)↓
http://www.eiken.or.jp/eiken/exam/

ちなみに、「ちょっと難しいかな」「無理かも」と思う級をターゲットにする場合は、3か月ぐらいの学習期間を想定していただければと思います。

まとめ

いかがでしょう?

 

英検の問題は、TOEICに負けず劣らず(いや、TOEIC以上に・・・)、問題の質がかなり高く、

個人のレベルに応じて段階的に実践的かつ教養的な英語力を身につけていくことが可能です。

英検対策の勉強を通して、

国際的なビジネスパーソンとして活躍するのに必要な一般教養の知識を英語で身につけたり、

日本人英語学習者に不足しがちな、英語の能動スキルである書く・話すのスキルができたり、

などといった効果的な英語学習ができます。

また、英検対策を英語学習に組み込むことで、

英語学習における目標ができ、マンネリしがちな英語学習にメリハリをつけることができます。

これを読んでくださっているあなたが英検合格を目標として、学習に取り組むのにぴったりな級を選べますように・・・。

そして英検に向けた学習をきっかけに、あなたの英語力を伸ばして理想の未来を手に入れてくださいね。

WRITER この記事を書いている人

MAKI

3ヶ月で必ず目標達成をさせる英語コーチ。オンライン(Zoom)で英語コーチングプログラムを提供。世界でもっとも認知度の高い国際的英語指導資格(ケンブリッジCELTA)を持地、1000人以上の英語指導経験から、お一人お一人にあった英語学習戦略を組み立て、徹底サポート。自身が「英語が話せない」「TOEIC490点」「長い英語コンプレックス」という状態から、ほぼ独学で、TOEIC960点、英検1級、通訳・翻訳をこなすスピーキング力を身につけた逆転の女王(笑)へ!「英語が苦手!嫌い!」という学習者の気持ちが熟知し、1日も早く英語マスターへと導くお助けマンです。

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