Googl翻訳よりすごい！！と巷で噂の翻訳ツールDeepLに、文章作成に特化した「DeepL Write」がリリースされて早１年。意外とまだまだ知られていないDeepL Writeの便利な機能と、英語学習への役立て方を徹底解説します。

開発のきっかけはDeepL利用者にもっと快適に利用ほしかったから

2023年1月に、DeepLが文章作成に特化した「DeepL Write」をベータ版で公開しました。
（https://www.deepl.com/write/write-mobile）英語・独語（２ヶ国語のみ）の文法を添削が可能です。

DeepLがDeepL Writeを開発したきっかけは、DeepL 翻訳のユーザーが、逆翻訳を繰り返して文章を練り上げるためのヒントを得るという使い方をしていたこと。ユーザーが原文と訳文を入れ替えて逆翻訳を繰り返すことで文章に磨きをかけていたことから、これをきっかけに文章作成専用のツールが開発されました。
ユーザーに寄り添い、より使い勝手の良いサービスを提供してくれるDeepL、嬉しいですよね。
DeepLを開発したDeepL SE社のビジョンは「 言語の壁のない世界!」DeepL 翻訳の利用者はすでに 1 億人以上にのぼるのもうなずけます。

DeepLWriteの特徴と使い方

DeepL WriteはAIを利用した文章作成支援ツールで、DeepL翻訳と同様にWebブラウザから無料で利用できます。言語のニュアンスや文脈の理解に長けたニューラルネットワークを採用しており、AIを継続的にトレーニングしているので高い精度を保っています。

DeepLWriteの使い方

使い方はいたって簡単で、インターネット上のブラウザから直接使えます。

DeepLWriteで検索して開けば登録なしですぐに利用開始できます。

言語を選択し、添削したい英文を画面左側にコピペするだけ。ほんの数秒で、画面右側に添削された文章が出てきます。

（英文はMETRO NEWSサイトのエンターテイメント記事から抜粋）

画面右上の「訂正のみ」をクリックすると、注釈などは表示されず純粋に添削された文章だけが表示されます。
また下図のように、画面右上から「文体を設定」することが可能です。

「一般」「ビジネス」「学術的」「技術的」の４項目から好みの文体を選択して青色の［適用ボタン］を押せば、選んだ文体で文章全体を書き換えてくれるんです。

これ、実際に使ってみるとものすごく便利なのがわかるかと思います。
添削したい文章がビジネス用途なのか、専門分野なのか、ジャンルによって文体を設定できるってすごいと思いませんか？
専門分野のライターさん達がDeepLWriteを利用しているくらいですので信頼性が高いのもわかると思います。

また、文章の一部を選択すると「単語の書き換え」と「文章の書き換え」を選ぶ表示が出てきます。ここで「単語の書き換え」をクリックすると、その単語の別の言い回しが一覧となってズラリと表示されるのでその中から好きな表現を選ぶことができます。

一方「文章の書き換え」をクリックすれば文章丸ごと別の表現で書き換えてくれるんです！これはちょっと感動的です。

DeepLWriteのすごいところ

ちょっと使ってみるだけでもわかるように、DeepLWriteのすごい特徴がたくさんあります。

• 文法や句読点の間違いの修正はもちろん得意

• 他の英文チェックツールと違い、単に文法とスペルの修正にとどまらず言い回しや語調、文体、単語の選び方を提案してくれる

• 文章の構造や書き方を踏まえた上で、単語やフレーズの提案もしてくれる

• 部分的な単語の修正だけでなく文章全体の書き換えもしてくれる

• ネイティブが読んでも違和感のない表現を得られる

• ジャーナリストや文章作成のプロ、学術的な文章を書くユーザーにも利用されている

• 「単語書き換え」「文の書き換え」が選択できる

• 文体の設定が可能／「一般」「ビジネス」「学術的」「技術的」が選択できる
  （語調の切り替え：上図参照）

• 「訂正のみ」の設定も可能（上図参照）

• これら全てが、無料でできる
  

ザッと書き上げただけでもこれだけの嬉しい機能が盛りだくさんです！面倒な登録は一切なし、しかも無料ですぐに使い始められるので、ぜひビジネスシーンや英語学習に使ってみてくださいね。

DeepL Writeはビジネスや英語学習、日常使いにも必須のツール

DeepLWriteはDeepL翻訳と同様に、英語の資格試験などのライティング対策にもおすすめです。もちろん、ビジネス用途としても大活躍してくれます。皆さんの生活の中でDeepLWriteを活用できそうなシーンを挙げてみますね。

• 英語の資格試験対策（英検・TOEFL・TOEIC）にもぴったり

• 英語学習でも、初心者・中上級者、それぞれのレベルに合った使い方ができる

• ライティングの勉強においてChatGPTのように英文添削に使える

• ビジネス文書作成の添削にも便利

• 学校や習い事関係のお便り作成にも

今や英語はビジネスや英語学習だけでなく、例えば主婦でも日常で英語を使うシーンは意外とあったりします。

学校や習い事の場などで外国人の保護者とのやり取りが発生したり、PTAなどのお便りを日本語だけでなく英文で作成する機会も案外あるものです。そんな時にもこのDeepLWriteは非常に役立つのではないかと期待できます。

DeepL Writeを使った人の感想

実際にDeepLWriteを使っている人の感想をみてみましょう。

”英文法のチェックをしてくれるツールは色々あるが、文脈的に合う単語や表現を提案してくれるツールは今までになかった”

”拙い文章でも文法を直してくれるし、単語は提案された中から気に入ったもの・適切だと思うものを選べばいいので英語で文章を書くストレスが減る”

などの感想が上がっています。

私自身も実際に使ってみて、様々なシーンで文章作成の時短になると感じました。
特に自分自身で別の言い回しを考えて書き直さなくても、AIの提案の中から気に入ったものを選ぶだけで自然な文章を作成できたり、文体を選べるというのは文章作成時の大きな効率化となりそうです。

DeepL Writeで出来ないこと

デメリットというほどではないのですが、現時点では

• ドイツ語、英語以外の言語には非対応

• DeepL翻訳にはある「辞書機能」がない

といったところが不便といえば不便でしょうか。
英語以外の外国語を学習している方にとっては、もっと言語の数が増えると喜ばれそうですね。

2009にLingueeという社名で創設されたDeepLSE社は、これまでに10 億人を超えるユーザーから、なんと100 億件を超えるリクエストに応えてきたといいます。今後もツールがさらに使いやすくなること、今はない機能の追加にも期待したいですね！

まとめ

１年前にリリースされたものの、まだまだ使いこなしている人は少ない印象のDeepLWrite。DeepL翻訳と一緒にDeepL Writeを使うことで英語学習やビジネスの効率化が加速しそうです。使い方もシンプルで分かりやすいのでぜひ試してみてくださいね！

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