知らない人は損してる!2025年度から英検の要約問題が大激変
2024年に新形式として導入されたライティングの要約問題が、なんと2025年度から変わりました!新たに追加されたのは「語数ルール」。
知らないとやばい…という、ちょっと衝撃的な話をします。
目次
2025年度から英検の要約問題が変わる
皆さんご存知だと思いますが、2024年から、2級・準1級・1級にライティングの要約問題が加わりました。
そしてこの要約問題、導入から1年たって、2025年度からまた変わったのです。
今回は、2025年度から英検の要約問題で何が変わったのかを徹底的に解説していきます。この変更を知らずに要約問題対策をしても、実際の受験で大きく損をする可能性があります。ぜひ一緒に確認していきましょう!
要約問題変更点の概要

まず、何がどう変わるのか、端的にご紹介します。
変更点その1【語数の目安が具体的な範囲に!】
2024年度までは、語数の目安は「~語」という表現だったんです。
具体的にいうと、準1級や1級の問題は、英文で “Suggested lengths” という表記だったんですが、これが完全に削除され、
・2級なら「45語〜55語」
・準1級は「60語〜70語」そして
・1級は「90語〜110語」
というように、「この語数の範囲に収めなさい」という明確な指示になったのです。
変更点その2【適用開始時期は2025年度第1回検定から】
新形式の適用は2025年度の第一回検定から、SCBTでは6月受験分から適用されました。
ではなぜこのような変更が行われたのでしょうか?
英検協会によると、近年英検のスコアが大学入試などの外部検定試験として、より重視されるようになったからとのこと。受験者の皆さんの英語能力、特に「要約する力」をより正確に測る狙いがあるようです。
要約問題の変更がもたらす「影響」と「難易度」

要約問題における今回の変更が、私たちの受験にどう影響するのか?結論から言うと、要約問題の難易度は確実に上がります。
影響①より厳密な語数制限
これまでも語数の目安を大幅に超えると減点対象になりましたが、今回の変更で「範囲内に収める」ということが、これまで以上に強く求められるようになります。わずかな語数オーバーや不足でも、減点のリスクが高まるということです。
影響②時間配分の重要性が爆増!
従来型試験でも自分で語数を数えて調整する必要がありましたが、語数制限が厳しくなったことで解答作成にかけられる時間がさらに減ります。
SCBTでは画面に文字数が表示されますが、それでもやはり、語数を調整する時間は必要です。素早く要約して、語数調整の時間を確保する練習が必須になります。
影響③減点リスクの増加
指定語数範囲に収まらないと、容赦なく減点される可能性が高まります。これまでは、多少の字数不足、あるいは字数オーバーであれば減点はされないんじゃないか、という密かな期待感がありました。ですが、今回の語数ルールの厳格化で変わりそうです。この厳しさが、これまでとは違います。
ただし、1語オーバーしたら1点ずつ引かれていくとか、そこまで厳しくはないと予想します。おそらくですが、例えば「5文字までの過不足だったら−1」とか「それ以上だったら-2」みたいな感じで、ある程度のバッファーがあるんじゃないかなと思っています。ただし、あくまでこれは私の推測です。
要約問題の採点基準を理解する

では、そんな厳しくなる要約問題で、高得点を取るにはどうすれば良いのでしょうか?そのためには、まず何が評価されるのかを知っておくことが重要です。
要約問題は、大きく分けて4つの観点で採点されます。
1.内容
まず課題文の要点、つまり「筆者が一番伝えたいことは何か?」を正確に捉えられることが大切です。重要な情報が抜けていたり、関係のない情報が入っていたりすると、内容点が下がります。
2.構成
要約文が論理的で分かりやすい流れになっているか、一貫性があるか、という構成面からの採点です。接続詞が適切に使われているかなども見られます。
3.語彙
各級に相応しい適切な語彙が使われているかどうかの採点基準です。
ここで皆さんに知っておいてほしいのは、「各級にふさわしい適切な語彙」というのは、必ずしも「1級なら1級レベルの難しい単語を使わなければいけない」ということではないのです。あくまで、要約の文脈に合った単語や熟語が正確に使われているか、が重要なのです。
例えば、英検1級で言えば、準1級レベルや2級レベルの単語が正確に使えていれば問題ありません。これは英作文(意見論述)でも同じです。
私の受講生さんで、1級の英作文の語彙で満点だった方がいます。その方がおっしゃるには「2級レベルの単語をたくさん使いましたし、難しくてもせいぜい準1級程度です」とのことでした。
実際、私も1級を受験した時に難しい単語はライティングのところでほとんど使わなかったのですが、語彙の採点部分で満点をもらった経験があります。
つまり、「適切な語彙」というのは、各級相当の難しい単語を使うことではありません。第1問の語彙問題に出てくる、単語本にあるような難しい単語は使わなくて良いのです。
内容に沿った正確で自然な語彙が使われているかどうか、そしてパラフレーズ、つまり言い換えができているかどうか、が重視されるのでは、と私は思っています。
4.文法
正しい英文法で書かれているか、そして単調ではない、多様な文構造が使えているか、という観点からの採点です。時制や冠詞、単数・複数などのミスは要注意です。
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これらの4つの観点を満たしつつ、新しい語数ルールを守る必要があります。これが、これからの要約問題攻略の鍵になります。こうした4つの採点観点、「内容」「構成」「語彙」「文法」の合計点が点数となります。
準1級と2級は4点、4点、4点、4点の16点満点、
1級は8点、8点、8点、8点の32点満点
になります。
語数オーバーがどの項目で減点されるのか、あるいは文字数が足りないことがどの項目で減点になるのかと言うと、これは公表はされていません。しかし私が予想するに「構成」の部分で点数に影響するのではないかなと思っています。あくまでも予想ですが。
要約問題攻略の「本質」と「今日からできる対策」

私が初めて要約問題に直面したのは大学受験でした。東大英語の要約問題は、英文を日本語で要約するのですが、最初は「要約ってどうすればいいんだ?」と全く書けませんでした。
当初は「重要なところを抜き出す」と思っていたんです。でも、実際に書いて答え合わせをするうちに気づきました。
要約の本質は、ただ重要な部分を抜き出すことじゃない。
話全体から「要するにこういうことが言いたいんだよね」という、文章のエッセンスを読み取ってまとめることなのだと。
その後、IELTSという試験に取り組みました。IELTSのライティングには、TASK1、TASK2と2題あります。そのうちの1題、TASK1が、要約問題に近いのです。
IELTSライティングTASK1は「図表やグラフを英語で説明する」というものなのですが、これがまさに要約そのものなんです。この図やグラフが何を伝えたいのか、全体のテーマと必要な要点を述べます。
IELTSは「図表やグラフ」から、一方で英検は「英文」から、というふうに形は違うけれど、本質は同じです!
要約とは、つまり「要するに何が言いたいんだ」という文章のエッセンスを読み取ることに他なりません。
この本質を理解した上で、今日から皆さんに取り組んでほしい対策がいくつかあります。
対策 ①語数を意識した問題演習
まずは、目標級の過去問や問題集を使って、時間を計りながら、新しい語数範囲内で要約する練習を繰り返しましょう。実際に語数を数えて、どこを削れるか、どこを言い換えられるかを試行錯誤してください。
対策②文章の「要点」を見抜く練習
日頃から英文を読む際に、
「結局、この段落で何が言いたいの?」
「筆者の主張は何?」
と自問自答し、短い言葉でまとめる練習をしましょう。
まとめると言っても必ずしも書く必要はないです。声に出して説明してみる程度でも力がつきます。段落ごとにキーセンテンスを見つけるのも有効です。
対策③キーワードの言い換え(パラフレーズ)練習
要約では、本文の言葉をそのまま写すのではなく、自分の言葉で言い換える力が重要です。同義語や類義語を調べたり、練習の際に模範解答からヒントをもらいながら表現の幅を広げましょう。
対策④良い要約例と悪い要約例の比較
可能であれば、模範解答だけでなく、語数オーバーや内容不足、文法ミスが多い要約例なども見て、どこが悪いのかを分析する練習も効果的です。
英検要約対策予想問題集には、悪い例も載っていて勉強になります。
なぜこの要約は高得点なのか、なぜこの要約は減点されるのかを理解することが大切です。
※カエレバ画像挿入
これらの対策を地道に続けることで、新しい要約問題にも必ず対応できるようになります!
今後、この要約問題の具体的な攻略法について、さらに踏み込んだ記事をお届けしていく予定です。現在、情報収集と分析を進めていますので、もうしばらくお待ちください。必ず皆さんの合格に繋がる情報をお届けします!
それまでの間、下記の記事もぜひ参考にしてくださいね。
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まとめ
今回の英検要約問題の変更点について、そしてこれからの英検要約対策最新版をお届けしました。
要約問題は英検合格の鍵を握る重要なパートですが、実は、要約力だけでなく、英検に合格するためには総合的な英語4技能をバランス良く伸ばすことが不可欠です。
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この記事を書いている人
WRITER
MAKI
3ヶ月で必ず目標達成をさせる英語コーチ。オンライン(Zoom)で英語コーチングプログラムを提供。世界でもっとも認知度の高い国際的英語指導資格(ケンブリッジCELTA)を持地、1000人以上の英語指導経験から、お一人お一人にあった英語学習戦略を組み立て、徹底サポート。自身が「英語が話せない」「TOEIC490点」「長い英語コンプレックス」という状態から、ほぼ独学で、TOEIC960点、英検1級、通訳・翻訳をこなすスピーキング力を身につけた逆転の女王(笑)へ!「英語が苦手!嫌い!」という学習者の気持ちが熟知し、1日も早く英語マスターへと導くお助けマンです。
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