前記事で、manyとmuchの違いをご説明しました。
(参考:many, much, a lot of の違いと使い分け)
manyは可算名詞とともに使う
muchは不可算名詞とともに使う
のでしたね。
さて、今日はmanyやmuchを使った疑問文、
“How many~?”と”How much~?”についてです。
“How many”は数、”How much”は量 を問う
“How many~?”と”How much~?”、いずれも直訳すると「どれぐらいたくさんの~?」となりますが、
以下の違いがあります。
“How many+可算名詞(複数形)~?” ⇒ 数をたずねる「いくつ?」
“How much+不可算名詞~?” ⇒ 量をたずねる「どれぐらい?」
“How many~?”は可算名詞をともなって、「いくつの~?」と数をたずねるのに対し、
“How much~?”は不可算名詞をともなって、「どれぐらい~?」と量をたずねたり、「いくら?」と金額をたずねます。
例文を挙げると、
How many apples did you eat? (applesは可算名詞)
「あなたはりんごを何個食べたの?」
How much water do you need? (waterは不可算名詞)
「水をどれぐらい必要なの?」
“How many””How much”の疑問文では語順(名詞の位置)に注意!
“How many~?”と”How much~?”の違いについてはご理解いただけたかと思いますが、
「いくつの~?」「どれぐらい~?」の疑問文を作文する際に間違えやすいのが語順、とりわけ名詞の位置です。
例えば、「あなたはりんごを何個食べたの?」とか「どれぐらいあなたは水が必要ですか?」などをを英語にする場合によくある間違いが、
× How many did you eat apples?
× How much do you need water?
などというものです。
manyもmuchも「たくさんの~」という形容詞として使われていますから、manyとmuchの直後に名詞を置かなければなりません。
正しくは、
◎ How many apples did you eat?
◎ How much water do you need?
なお、名詞を伴わずに”How much (is it)?”で、一般的には「いくら?」と金額をたずねる表現になります。
また、”How much~?”は、名詞をともなわず、動詞を修飾して(すなわち、副詞として使って)「どれぐらい?」と程度を問う表現にもなりえます。
いかがでしたか?
“How many”と”How much”の使い分け、語順に注意して、ぜひ英会話でこれらの表現を積極的に使ってみてくださいね。
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WRITER この記事を書いている人
MAKI
3ヶ月で必ず目標達成をさせる英語コーチ。オンライン(Zoom)で英語コーチングプログラムを提供。世界でもっとも認知度の高い国際的英語指導資格(ケンブリッジCELTA)を持地、1000人以上の英語指導経験から、お一人お一人にあった英語学習戦略を組み立て、徹底サポート。自身が「英語が話せない」「TOEIC490点」「長い英語コンプレックス」という状態から、ほぼ独学で、TOEIC960点、英検1級、通訳・翻訳をこなすスピーキング力を身につけた逆転の女王(笑)へ!「英語が苦手!嫌い!」という学習者の気持ちが熟知し、1日も早く英語マスターへと導くお助けマンです。
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