ビジネスの場で、英語で自己紹介をする上での基本ポイントを知っていますか?
単に英語で自己紹介が出来るだけではなく、相手の印象に残るような、「この人と一緒に仕事がしたい!」と思われるような自己紹介とはどんなものでしょうか。
本記事では自己紹介に取り入れるべき内容と、シチュエーション別に使える自己紹介の定型フレーズをご紹介します。
これを機会に自己紹介上手になって、ビジネスの場でも一歩差がつくあなたを目指してみませんか?
目次
ビジネスの場で無難な自己紹介をしていませんか?
普段人と会う時のカジュアルな自己紹介を、ビジネスの場でも同じようにしてしまっていませんか。ビジネスの場では「あなたがどんな人で、何ができるのか」ということを相手にしっかり伝える必要があります。それも英語で。
しかし一言で「ビジネスの場での自己紹介」といっても、自己紹介のシーンは多岐にわたります。
・新しい部署、新しい同僚とのあいさつ
・取引先との打ち合わせやミーティングでの挨拶
・プレゼンテーションで興味を引くための自己紹介
・英語会議の冒頭の自己紹介
・接待、国際会議の後のカクテルパーティ
・転職のための英語面接での自己紹介
・異業種交流会などで自分の仕事を紹介
などなど、実にさまざまなシーンがあります。
それぞれのシーン別に最適な自己紹介をあらかじめ準備しておくと、いざというときに困りません。
ビジネスにおける自己紹介では、
①自分の名前と共に、
②自分のビジネス(仕事)に関する情報の中から、
③シチュエーションと相手に応じて内容を選び、
④相応しい長さで話す
これがまず最初のポイントになります。
それを踏まえて、自己紹介に盛り込む内容として、
・自分の名前
・会社名 ( 事業部・部署)
・職歴/経験/業界/職種/業種/ 専門・担当分野
・地位/ポジション
・プロジェクト実績・成果
これらを上手に盛り込んで自己紹介をしましょう。
とはいえ、これらを英語で話すとなると少々ハードルがあがりますよね。後ほど使える文例集をご紹介しながらしっかり解説しますのでご安心を!
【ビジネス英語で自己紹介】3つのポイント
英語で自己紹介をするときに、文法などの知識以上に大切なことがあります。
それは、
①シチュエーションと相手に応じて必要な情報を伝えること
②シチュエーションに相応しい長さで話すこと
③目的(興味をひく、印象を残すなど)を考えて構成すること
こういったことを心得ておくことがとても重要です。
ビジネスにおける自己紹介の目的は何か?
ただ漠然と名前や会社、所属を述べるだけでは相手の印象に残りません。
何のために自己紹介をするのか、その目的をしっかり踏まえて自己紹介するという意識を持ちましょう。
・相手の興味をひくため
・印象を残す、相手に影響力を与えるため
・相手との信頼感を深めるため
など、目的をしっかり踏まえて、内容を選んで構成する必要があります。
自己紹介ではなく自己宣伝である
日本人の自己紹介では、「ABC会社で働いています」のように、単に所属や何の仕事をしているかのトピックの説明だけで終わってしまうことが多々あります。
一方、英語圏・グローバルな場では、何をしている人なのかだけでなく「何ができるのか」という視点で見られているので、それを盛り込んだ自己紹介をしなければなりません。
とはいえ、その場の思いつきでうまくまとめて話せる人は少ないです 。どんな自己紹介が最適か、あらかじめ作って用意しておくのがおすすめです。
自己紹介文をシチュエーション別に用意しよう
自己紹介をする場にはあらゆるシチュエーションがあります。
そこで、
・プレゼン用の自己紹介
・カクテルパーティ用の自己紹介
・名刺交換する時の自己紹介
こういった感じで自分が体験しうるあらゆるシチュエーション別に、自己紹介のネタ帳を作って練習しておくのがおすすめです。
数分間程度の簡単な挨拶の場では、最小限何を伝えるのか効果的なのか。
パーティなどの比較的長い時間話せる場ではどんな内容を盛り込んで自己紹介するのか。
自分が自己紹介する相手はどんな立場の人なのか。
それらを踏まえた上で、シチュエーションや相手に応じて最適な自己紹介を用意しておきましょう。
実際、グローバルな場で発言する機会が多いトップビジネスマンの多くは、あらかじめ文章を作って用意しているものです。
英語での自己紹介を作る過程で、自分の仕事を説明するのに必要な表現・言い回しをインプットすることができますし、これが会話力アップにも繋がっていきます。
また、自己紹介で話す文章は、なるべく辞書を使わずシンプルな英語で伝えられるものにしておくと良いです。
というのも、難しい単語での挨拶を用意しておくと、いざという時にその単語を忘れてしまって口からうまく出てこないなんていうこともありえるからです。
普段から使い慣れた、自分の頭の中にしっかりインプットされている単語で自己紹介できるようにしておきましょう。
これを意識することにより、自分の言いたいことを即座に英語にできる=英語の思考回路を作るトレーニングにもなります。
外国人が知りたいのは「あなたは何ができるのか」
外国人は、あなたが
「どこで働いているか?」よりも、
「何をしているか?」
に興味があります。
特に「あなたは何ができるのか」を知りたいと思っていますので、しっかりアピールしましょう。
ここで以下の2つの自己紹介例をみてみましょう。
🔹「私は◯◯に所属しています」
🔸「私は◯◯のプロジェクトのリーダーをしています」
どちらの自己紹介の方が印象に残るでしょうか?
単に自分の所属だけを伝えるよりも、その中で「何をしているのか、どんなことができる人物なのか」がわかる後者の方が記憶に残りませんか?
このように自己紹介には「主体性」を盛り込むのがコツです。
ビジネスの場では「自分は相手に何を与えられるのか」まで掘り下げて自己紹介することを意識しましょう。
シーンによってはもっと具体的に話しても良いです。
例えば自分の仕事に対して、
・why(なぜそのような仕事をしているのか)
・how(その仕事をどのようにやっているのか)
そういった部分までストーリーを入れて伝えると、親近感が増して共感してもらいやすくなります。
相手に自分のことをより知ってもらう・親近感を持ってもらうために、
・なぜ、その仕事を選んだのか?
・普段、どんな思いで取り組んでいるのか?
・仕事のどの部分が好きか、楽しいか、やりがいを感じるのか
感情表現を入れてもっともっと自分について知ってもらいましょう。
そして「この人と一緒に仕事をしたい」と思ってもらえるような、素敵な自己紹介を目指してみましょう 。
シチュエーション別:好印象を与える定型フレーズ30パターン
では次に、実際にビジネスの場における自己紹介で使えるサンプル文例、定型フレーズをご紹介します。
繰り返し練習して、実際の自己紹介の場でスラスラ話せるように用意しておきましょう。
自分の所属(会社・部署)を伝えよう
まずは自分の名前と会社の所属を伝えましょう。
I’m ×× in/with/from + [会社の名前]
この文章を使って簡単に自己紹介ができます。
例)
I’m Maki, Maki Kawasaki from ABC company.Nice to mmet you.
(I work for ABC company. でもOK)
I’m in the ×× department.
このように、
from
work for〜
I’m in the〜
などを使って自分の所属を伝えることができます。
もし会社や団体に所属する形ではなく、わかりやすい肩書きを持っている人であればもっと簡単です。
例)
I’m an English teacher.(私は英語の先生です)
I’m a Web designer(私はウェブデザイナーです)
このように
I’m a(an)〜
を使って、シンプルに自己紹介してみましょう。
どんな仕事をしているのか伝えよう
次に仕事内容を紹介してみましょう。
以下のような文例を使って話す練習をしてみましょう。
ーーーーーーーーーー
I manage the + [部署やプロジェクト]
― 〇〇を統括しています。
I’m involved in + [プロジェクトや業種]
― 〇〇に関する仕事をしています。
I have been involved in XY project for 3 years.
― XYプロジェクトに3年間従事しています。
I specialize in + [products/services]
― 〇〇を専門にしています。
I’m responsible for + __ing + [会社や担当]
― 〇〇を担当しています。
I head the + [部署やプロジェクト]
― 〇〇を率いています。
I’m in charge of + [部署やプロジェクト]
― 〇〇の担当です。
ーーーーーーーーーー
自身の仕事内容を説明するのにいちばん使いやすそうな文例はどれでしたか?
しっくりくるものを選んで使ってみてください。
なかには「自分はリーダーなど特別な役職にはついていない・・」と謙遜してしまう人もいるかもしれません。特別立派な役職でなくとも、どんな仕事も必ず責任を伴っているはずです。そこにしっかり誇りを持って堂々とアピールしましょう。主体性をもった自己アピールが肝心です。
業種・業界を説明するときは
業種や業界を説明する時には
I work in 〜
を使います。
I work in + [業界]
―〇〇の業界で働いています。
例)I work in Education. (教育産業で仕事しています)
このように自己紹介することが可能です。
キャリア・職歴をアピールしよう
キャリアや職歴などアピールできるものがある場合は、以下のように自己紹介してみましょう。
ーーーーーーーーーー
I’ve been with + [company name] + for + ×× years.
ー〇〇社で〇〇年勤務しています。
I have worked as a 〇〇for ~years.
ー〇〇として~年働いています。
ーーーーーーーーーー
難しい文法ではないけれどしっかりキャリアが伝わりますよね。
どんな会社なのか紹介しよう
自己紹介をする相手が自分の会社のことを知らない場合は、どういう会社なのかを説明する機会もあるでしょう 。そんなときは以下のような表現が使えます 。
ーーーーーーーーーー
We’re leading company of ~.
ー〇〇業界のトップ会社です。
Our main business is + [事業]
ーメインの事業は〇〇です。
We specialize in ~.
ー〇〇を専門にしています。
My company is involved in + [業種]
ー〇〇業です。
We’re in + [business/industry]
ー〇〇業です。
ーーーーーーーーーー
自分たちの会社がどんな会社なのか伝える場合は、上記の例にも多数出てくるように
We are~
も使いやすくて良いですね。
何をしている会社なのかを説明する場合
会社名などを伝えた後に、We〜で「私たちはこんな仕事をしています」と続けて説明するのも良いです。
「開発している」「製造している」「販売・供給している」などの動詞を使って話します。
ーーーーーーーーーー
We manufacture/produce + [製品]
ー〇〇を製造しています。
We develop + [製品やサービス]
ー〇〇を開発しています。
We supply/sell/distribute + [製品]
ー〇〇を販売しています。
ーーーーーーーーーー
こんな表現も併せて使ってみましょう。
オフィスの場所を伝えるときは
例えば「渋谷にオフィスがあります。」のように、自分の働く場所を説明するのには以下の文例が使えます。
ーーーーーーーーーー
Our headquarter is located in + [都市・場所]
ー〇〇にあります。
We have offices in + [都市・場所]
ー〇〇にあります。
ーーーーーーーーーー
これも難しくありませんよね。ぜひ覚えておきましょう。
自分の思い・ストーリーを伝えよう
自己紹介では自分の思いやストーリーを話すのも効果的です。実はこんな会話が最も相手の心に残り、あなたという人間性に魅力を感じてもらえるでしょう。
特に接待やランチなどある程度長い話をできる場では、仕事の話をしながら自分のことも知ってもらうチャンスです。
自分の仕事に対する思いだったり、なぜこの仕事をしているのかなどを話すことで共感を得られたり親しくなれます。
例えば、仕事の楽しいところと辛いところを話すとき、
fun parts & hard parts
を使って話してみましょう。
ーーーーーーーーーー
The fun parts of my job is …
私の仕事の楽しい部分は・・・
The hard parts of my job is …
私の仕事の大変な部分は・・・
ーーーーーーーーーー
こうやって話を膨らませていくと会話も弾みます。
または、
ーーーーーーーーーー
I’m happy for/when …
こういう時に幸せを感じます
I have (had) a difficult time when …
こんな時に大変さを感じます(大変でした)
I chose my job because …
私がこの仕事を選んだ理由は・・
ーーーーーーーーーー
こんなふうに話を広げていくこともできます。
初めての人にも印象付けることができるような、そして話に花が咲くような、そんな自己紹介に、ぜひチャレンジしてみてください。
まとめ〜ビジネスの場で「印象に残る自己宣伝」を〜
ビジネスの場では特に、自己紹介は自己宣伝の場である、くらいの気持ちで臨む方が、相手の印象に残りやすくなることがおわかりいただけたと思います。
実は本記事でお伝えしてきた自己紹介におけるマインドは、英語圏での自己紹介に限らず、国内のビジネスの場でも活用できるスキルです。
日本人特有の、名前と所属だけ伝えて終わってしまう面白みのない自己紹介ではなく、これを機会に「相手に興味を持ってもらえる」「この人と仕事がしたいと思ってもらえる」素敵な自己紹介ができるようになってみませんか。
ご紹介した定型例文を使って、シチュエーション別にあらかじめ自己紹介文を用意しておくことは非常に有意義です。いざという時にまごつかずに堂々と自己紹介ができることでしょう。
自己紹介はその後に続く人間関係の大事な入り口です。本記事が、あなたのビジネスでの人間関係を円滑にするための一助となれたら嬉しいです。
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WRITER この記事を書いている人
MAKI
3ヶ月で必ず目標達成をさせる英語コーチ。オンライン(Zoom)で英語コーチングプログラムを提供。世界でもっとも認知度の高い国際的英語指導資格(ケンブリッジCELTA)を持地、1000人以上の英語指導経験から、お一人お一人にあった英語学習戦略を組み立て、徹底サポート。自身が「英語が話せない」「TOEIC490点」「長い英語コンプレックス」という状態から、ほぼ独学で、TOEIC960点、英検1級、通訳・翻訳をこなすスピーキング力を身につけた逆転の女王(笑)へ!「英語が苦手!嫌い!」という学習者の気持ちが熟知し、1日も早く英語マスターへと導くお助けマンです。
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