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シャドーイング教材20選!リスニング力アップする教材選びポイント

シャドーイング教材20選!リスニング力アップする教材選びポイント

WRITER MAKI

シャドーイングを始めたいと思っているものの、どんな教材が良いのかわからなかったり、今使っている教材で本当に良いのかな?と悩んでいたりしませんか?

私のYouyubeやメルマガの購読者さんからもおすすめのシャドーイング教材を聞かれることがよくあります。ここでは初級・中級・上級それぞれのレベルに合ったおすすめの教材を詳しくご紹介していきます。ぜひ教材選びの参考にしてもらえたら嬉しいです。

シャドーイングとは

まずシャドーイングとは、会議通訳者向けの基礎訓練として通訳養成機関やスクールで取り入れられている、通訳者の訓練方法です。

英語音声を聞きながら追いかけるように音声を真似て口に出していく、とても高度な英語リスニングのトレーニング方法です。「シャドー」という言葉通り、聞こえてくる英文の後を影のようについて発声していく練習法です。

1つのセンテンスを聴き終わってから同じ内容を繰り返し言うリッスン&リピートとは違い、1つのセンテンスが終わるのを待たずに、音声を聞きながらほぼ同時に全ての語を再現して復唱して行きます。

聞きながらほぼ同時に復唱するシャドーイングは「インプットとアウトプットを同時にするトレーニング」なので、慣れるまで時間はかかりますが、回数を重ねていくことでリスニング力のみならずスピーキング力を含めた英語の総合的な力を伸ばすことができます。

シャドーイングのやり方はこちらの動画をチェックしてね

↓↓↓

シャドーイング教材を選ぶときの3つのポイント

シャドーイングはリスニング上達にとても効果の高いトレーニング方法。効果を最大限に引き出すためには正しいやり方と自分にあった教材を選ぶことがとても大切です。

まずは自分のレベルに合った素材を選ぶことが大前提。ここでシャドーイング教材を選ぶ時に意識してもらいたい3つの大事なポイントをお伝えします。

①英文の難易度

読んだときにほぼ理解できるものがベストです。テキストを読んで8~9割理解できるものを選びましょう。

シャドーイング教材を選ぶときにたまに誤解されるのですが、「難しいものにチャレンジすればするほどそれを克服したときに力がつく!」と思ってしまう方もいます。ですがそれは間違いです!何回聞いても意味がわからないものは論外。テキストをしっかり読み込んでスラスラ読めるものが理想です。単語はほぼわからないものはない状態の、少し簡単すぎるかな?と思えるくらい易しいものを選んでください。内容をしっかり理解できる英文素材でシャドーイングするからこそ効果が出ます。

②英文の速度

英文の素材選びの際に速さも大事なポイントです。特に初心者さんはあまり早くない速度のものを選ぶようにしましょう。

英文の速度はwpmという単位で測られます。wpmはword per minuteのことで「1分間でどれだけのワードを読めるか」の目安です。

参考書やリスニング教材はwpm表示されているものが最近は多いです。ぜひ参考にしてみてくださいね。

<初心者の目安>・・・100wpm以下

該当の教材:「究極の英語リスニング1(アルク出版)」。こちらが100wpm以下くらいです。

<中級者の目安>・・・120~150wpm 

該当の教材:「毎日の英速読(毎日新聞出版)」

他にもTOEICの教材は150wpmくらいです。

<上級者の目安>・・160~180wpm

該当の教材:ニュース(CNN/BBC)など。この辺りは結構速いスピードです。

自分の英語力に合わせて英文スピードも意識して選ぶようにしましょう。

③英文の長さ

教材の長さも重要なポイントです。そもそもシャドーイングは難易度の高いトレーニングなので、あまり長すぎるものを選んでしまうと挫折してしまいかねません。特に初心者さんほど短いものを選ぶことをおすすめします。各レベルごとの教材の適切な長さは以下の通りです。

<初心者の目安>・・・1~2分

<中級者の目安>・・・3~5分

<上級者の目安>・・・5分以上~

初心者の方は、たった1〜2分なんて短いと感じたかもしれません。ですがたった1〜2分の英文でも、これを何度も繰り返し完璧になるまで練習することで、すごい効果を発揮します。「短いものを完璧に!」を合言葉に、この英文だったらスラスラ言える!という状態にしていきましょう。

上級者にもなると、とても長い素材でも呼吸するようにシャドーイングができてくるようになります。

ここまで教材選びのポイントを「難易度」「速度」「長さ」の3つのポイントに沿って解説しました。次は具体的にレベル別のおすすめ教材をご紹介していきます!

<初心者〜上級者>レベル別シャドーイングのおすすめの教材20選!

おすすめ教材はかなりたくさんあるのですが、自分が英語を話せるようになりたい目的に沿ったものや、これだったら自分でもやってみることができそう!という1冊を見つけてもらえたら嬉しいです。

初心者におすすめのシャドーイング教材7選

初心者さんにお勧めするのは簡単な内容、短めの文章・単語が優しめのものをチョイスしました。これらの教材を使ってまずは[シャドーイングに慣れる]ところから始めましょう。

まずは「文章で単語を覚えられる」教材を3冊続けてご紹介します。

①英単語Duo3.0 

英単語Duo3.0 鈴木陽一著

②新TOEICTEST 出る順で学ぶボギャブラリー990

新TOEICTEST 出る順で学ぶボギャブラリー990

③キクタンBASIC4000(音声トラック付き)

キクタンBASIC4000

こちらの「英単語Duo3.0」「新TOEICTEST 出る順で学ぶボギャブラリー990」「キクタンBASIC4000」は「文章で単語を覚えてしまいたい!」という人に向いている教材です。シャドーイングしながら単語もしっかり身につけていくこともできて初心者さんにおすすめです。

④NHKラジオ英会話

NHKラジオ英会話

とにかく英語を話したい!という人にはNHKの「ラジオ英会話」がおすすめ。会話表現がわかりやすく体系化されていて、英会話に役立つ表現もたくさん入っており実践で使えます。文法と語彙を基礎に、ネイティブらしい自然な英会話が学べますよ。

⑤NHKエンジョイ・シンプルイングリッシュ

NHKエンジョイ・シンプルイングリッシュ

リスニング力をつけたい!という人におすすめなのがこちら。たくさんの英文を読んだり聞いたりすることで、大意をつかみながら物語を味わう力をつけることができます。ストーリーも幅広いジャンルから選出されているので飽きずに楽しくシャドーイング練習ができそうです。

⑥究極の英語リスニングVol.1

究極の英語リスニングVol.1

究極の英語リスニングはVol.1〜4までレベル別に分かれていますが、Vol.1からやるのがおすすめです。Vol.1は日常生活から旅行、仕事上の会話、観光地の紹介などの英文が扱われており、基本的な単語が使われているので日常に活かしやすく上達を感じながらリスニング力をアップしていくことができます。

⑦TOEIC Part1,2、 Direction 

TOEIC Part1,2

TOEICを勉強中の人なら、手持ちのTOEICの教材でシャドーイングするのもおすすめです。Part1〜2の音声素材でシャドーイングするのも良いですし、問題の導入文の部分(Direction)をシャドーイングしてみるのもとても効果的ですよ。

TOEICの教材の音声はゆっくり目のスピードでわかりやすい英語表現で説明してくれるのでシャドーイングが初めての人のとっかかりとしておすすめです。こういった教材を使って徐々にシャドーイングに慣れていきましょう。

シャドーイング初心者さんが初めて取り組む時はこちらの記事をぜひご参考に♬

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中級者におすすめのシャドーイング教材6選

これまである程度英語を勉強してきた中級者さんにおすすめの教材をご紹介していきます。

①NHKテキスト  入門ビジネス英語

NHKテキスト入門ビジネス英語

初級者のところでおすすめしたラジオ英会話をやってもらっても良いですが、中級者であれば「NHKテキスト入門ビジネス英語」もおすすめです。

NHKラジオはラジオで聞かなくても、インターネットでNHK出版のNHKテキストやアプリで聞くこともできます。隙間時間の有効活用もできて便利です!

②VOA

VOA英語ニュースファイル1

VOAはVoice of Americaの略。VOA Learning Englishというアメリカ国営放送の ニュース素材の音声があり、それを使ってシャドーイングしていきます。1500語の語彙制限と毎分100語ほどのゆっくり読まれる比較的易しいニュースなので、初めての時事英語学習にも最適です。

③パワー音読入門

パワー音読入門

「パワー音読入門」は音読用の教材なのですが、これでシャドーイングするのもおすすめです。シャドーイングした後に実際に音読もしてみるとリスニング力や話すイントネーション、リズムも身に付きますよ。英文と自分の感情を直結させ脳内に叩き込む「パワー音読」で英語を話すための脳の回路を強化していきます。所要時間は最短15分。忙しい人も1日15分なら続けられるのではないでしょうか。

④究極の英語リスニングVol.2〜Vol.3

究極の英語リスニングVol.2

究極の英語リスニングVol.2〜Vol.3

とにかく効率よくリスニング力を伸ばしたい人や、難しすぎて挫折してしまった人にもおすすめの「究極の英語リスニング」シリーズ。中級者さんにはVol.2〜3をおすすめします。ゆっくりのスピードから、180WPM以上のナチュラル・スピードまで、さまざまな速さの英文を収録してあるので、まずはゆっくりスピードから段階的に取り組んでいくことができます。

⑤究極のビジネス英語リスニング

究極のビジネス英語リスニング

国際ビジネスの流れを英語で一通り体験できるシミュレーションストーリーになっていて、リアルなストーリー展開を楽しみながら仕事の英語表現やマナーが身についていきます。

ビジネスで英語を使いたい人にもおすすめです。

⑥著名人のスピーチ

英語教材ではないですが、シャドーイング練習で著名人のスピーチを使用するというのも良い方法です。
例えばスティーブ・ジョブズのスタンフォード大学でのスピーチは有名ですね。オバマ元大統領のスピーチなどでも良いでしょう。

スピーチは聴衆に向けてしっかり聞いてもらうためにそんなに早口ではないので、中級者さんでもチャレンジしてみると良いですよ。
シャドーイングしながら著名人の良い言葉が体に染みついてくるのもなかなか良いものです。力強く前向きな言葉にパワーをもらえたりテンションが上がってきて「私も頑張らねば!!」という気持ちにもなれます。言霊の力は絶大です。シャドーイングを通して良い教え、良いマインドまでが身についてモチベーションアップできたら最高ですね!

⑦TOEIC Part3・4 

TOEIC Part3,4

初心者さんにもおすすめしましたが、TOEICや英検の勉強中の人であればそういったテキストの音声素材もシャドーイングに役立ちます。

TOEICのPart3~4は中級者さんのレベルにちょうど良い内容になっています。

TOEICに関しては「慣れ」が重要。ストーリーが頭に入っていると問題も解きやすいので、Part3やPart4のシャドーイングを通してストーリーの展開だったりその中で使われている語彙を体で覚えることができるとベターです!

英検対策をしている方であれば、英検2級くらいのリスニングをシャドーイングすると良いですよ。

上級者におすすめのシャドーイング教材7選

上級者レベルの方には、生英語でシャドーイングしてみることをおすすめします。実際にネイティブが話している英語、例えばニュース番組などが最適です。

①CNN10

CNN10

CNNニュースの本チャンネルは難しいのですが、CNN10といって、CNNがアメリカの学生向けに易しい言葉でお伝えしているニュース番組があり、こちらがおすすめです。易しいと言ってもニュースなのでそこまで簡単ではないのですが、一般的な大人向けのCNNニュースに比べると比較的易しめの時事英語が使われているのでシャドーイングに向いています。

②BBC6minutes

BBC LERNING ENGLISH

こちらもBBCニュースの本チャンネルではなく、BBC 6minutesというBBCStudentの中にある学習者向けのコンテンツでニュースネタをお届けしています。シャドーイングの素材としても有効です。

②TED Talks

TED talks

TED Talksの中で自分の興味のあるトピックでシャドーイングしてみるのも良いでしょう。興味のないトピックだとやっていてもつまらないし長続きしないので、興味のあることや自分の仕事、今学んでいるものに関連するトピックでやってみるとベターです。

④実践ビジネス英語

実践ビジネス英語

こちらの「実践⁨⁩ビジネス英語」をしっかり取り組めば、ビジネスのスモールトークで使えるネタやビジネス表現がたくさん学ぶことができる内容になっています。

英語の速度もBBC6やCNN10に比べるとそれほど速くなくシャドーイング練習がしやすいでしょう。

ビジネス英語を身につけたい人はぜひ取り組んでみると良いですよ。

⑤大人のための知識と教養の英会話 クリストファー・ベルトン

大人のための知識と教養の英会話

教養、時事英語、社会問題などの英語に慣れたいなら「大人のための知識と教養の英会話」がおすすめです。単語を覚えながら、時事英語や幅広い教養的な英語表現を身につけることができます。

英検1級、IELTS、TOEFLを狙う人は、教養レベルを試されるようなライティングのスキルが必要だったりしますし、リーディングの難しいトピックに取り組んでいる人もいるでしょう。そういった問題に慣れておきたい人にも非常に有効です。

⑥茅ヶ崎方式 英語教本book3〜4

茅ヶ崎方式 英語教本Book

こちらの「茅ヶ崎方式 英語教本Book」はニュース素材を使って単語や表現をインプットしていくもので、私も結構使いこみました。ニュースや社会問題に関するセンテンスがたくさんあって音声もあります(CDは別売り)。難しめの英語表現のインプットにもとても役立ちます。本書はBook1〜4までありますが、上級者でしたらBook3〜4がおすすめです。

⑦AFN最強の生英語リスニング

AFN最強の生英語リスニング

スピーディな英語のリスニング力を強化したいならこちらの「AFN最強の生英語リスニング」が有効です。その名の通り最強です!

AFNはアメリカ軍放送網で、アメリカ軍が海外に駐留している人々向けに提供している政府のテレビ・ラジオ放送。

実際に沖縄の米軍基地などで働いている外国人さんはとても早口英語です。早口対策、スピーディな英語に慣れたい人はこれでシャドーイングすると良いですよ。自分も早口の英語に慣れますし、早く喋れるようになるということは早口のリスニングもできるようになるということです。

ただし本書は本当に超上級者向け!内容はとっても面白いのですが、あくまでも初級・中級者さんはいきなり手を出さない方が賢明です(笑)。

シャドーイングをするときの注意点!

初級・中級・上級のレベル別にお勧め教材をご紹介してきましたが、どのレベルの人がどの教材を使うとしても、大事なポイントがあります。

わからない単語を放置したままシャドーイングをするのはNG!です。

シャドーイングをする際は、きちんと文章構造や意味を理解してやることが大事で、意味がわかった上でやらないと効果が出ません。

必ずテキストやスクリプトをしっかり読み込んで充分理解ができている状態で始めましょう。

また、一つのセンテンスを何十回も繰り返し完璧になってから次へ進むという手順も大事です。「正しいやり方」「正しい素材選び」を徹底して、できるようになるまで繰り返し根気よく続けましょう。

ただし根気よくとはいえ、挫折しないためにも「自分にあったペース」で行うことも大切です。1日30分までとか、毎日できなくても週に1回はやるとか、無理のないペースでスケジュールを立てて焦らずに進めていきましょう!

継続は力なりです。昨日よりも今日、今日よりも明日、少しでも上達できていたらOK!くらいのゆとりある気持ちで臨んでくださいね。

自分に合った教材を正しく選んでリスニング力をUpしよう!

初級〜上級まで、レベルや目的別に様々なお勧め教材をご紹介しました。たくさんあって選べない!と悩んでいた方も、本記事を参考に自分のレベルや傾向に合わせて最適な1冊が見つかったら嬉しいです。自分に合う教材、自分に合うやり方を見つけて、より一層充実した英語学習ができますように!

この記事は動画でも詳しく解説しています。こちらもぜひ見てくださいね!

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WRITER この記事を書いている人

MAKI

3ヶ月で必ず目標達成をさせる英語コーチ。オンライン(Zoom)で英語コーチングプログラムを提供。世界でもっとも認知度の高い国際的英語指導資格(ケンブリッジCELTA)を持地、1000人以上の英語指導経験から、お一人お一人にあった英語学習戦略を組み立て、徹底サポート。自身が「英語が話せない」「TOEIC490点」「長い英語コンプレックス」という状態から、ほぼ独学で、TOEIC960点、英検1級、通訳・翻訳をこなすスピーキング力を身につけた逆転の女王(笑)へ!「英語が苦手!嫌い!」という学習者の気持ちが熟知し、1日も早く英語マスターへと導くお助けマンです。

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