リスニング勉強法どっちが正解?シャドーイングとオーバーラッピング | ブログ | 株式会社e-LIFEWORK

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リスニング勉強法どっちが正解?シャドーイングとオーバーラッピング

リスニング勉強法どっちが正解?シャドーイングとオーバーラッピング

WRITER MAKI

リスニング力アップに効果があると言われているシャドーイングとオーバーラッピング。どちらの方がより効果が高いの?という質問はとても多いのですが、実は英語講師や英語学習者の間でも意見が別れるところです。
リスニング力を上げるためのトレーニングとして、シャドーイングが良いのか?オーバーラッピングが良いのか?皆さんの英語学習がより効果的にできるよう、英語コーチ歴10年以上の私の見解を述べたいと思います!

シャドーイングVSオーバーラッピングどちらをやるべき?

結論から言うと、シャドーイングが良いのかオーバーラッピングが良いのかは、人によって、特に学習段階によってどちらが最適か異なります。さらに言うと、両方をうまく使い分けると最強!これが答えです。

学習ステップやタイミングで上手く使い分けることで強力なパワーを発揮しますので、自分の英語力が今どの段階にあるのかで最適解が変わってきます。

シャドーイングとオーバーラッピングの違いそれぞれのメリットを理解した上で、今のあなたにはどちらが適しているのかを判断して行うことで、よりあなたのリスニング力アップ、ひいては英語上達に合ったトレーニングを実践することができるんです。

それぞれの効果やメリットを理解するために、両者の違いを具体的に解説していきます。

シャドーイングとオーバーラッピングの違い

シャドーイングもオーバーラッピングも単なる音読とは違い、英語音声を使った発声練習です。英語音声を使うのでどちらもリスニング力アップに効果が高いですが、やり方に少し違いがあり難易度も違います。

<シャドーイング>
・英語音声より少し遅れて発声する
・スクリプト(テキスト)は見ないでおこなう
・中、上級者向け

<オーバーラッピング>
・英語音声とピッタリ合わせて発声する
・スクリプト(テキスト)を見ながらおこなう
・初心者むけ

このようにシャドーイングとオーバーラッピングでは「スクリプトの有無」そして「英語音声に合わせるタイミング」が異なります。テキストを見ないで行うシャドーイングの方が、オーバーラッピングよりも難易度が高いです。

シャドーイングとオーバーラッピングのやり方と効果、そしてどんな人が向いているのかをさらに詳しく解説していきます。

シャドーイングのやり方と効果

シャドーイングは、スクリプト(英語のテキスト)を見ずに英語音声を聞いて少し遅れながら同じように口から出していくトレーニング方法です。元々は通訳者のための訓練法ですが最近は英語学習者の中でも話題の練習方法です。

スクリプトがないので自分の耳だけを頼りに、英語の音声を聞きながら1、2語遅れで音声を追いかけて発音していきます。

シャドウ(影)という言葉通り、音声の後を影のように追いかけながらついていくトレーニングです。

実際にシャドーイングしているところを聞いてみましょう。

スティーブ・ジョブズのスピーチより

音声から1〜2語遅れてついていく感じがわかるでしょうか。

シャドーイングは、テキストを見ないで行うので難易度が高いトレーニングになります。自分の耳だけを頼りに、聞こえた音声の通りに発音していきます。自分がコピーマシンになったかのようにどんどん口から出していきます。聞こえてきたものを再現するんです。これはリスニング力や語彙力がかなり育っていないと満足に取り組めないスキルです。

オーバーラッピングに比べると、テキストを見ずに耳に集中するシャドーイングの方がリスニングへの集中度が高くなります。

英語の音を忠実に再現しようとする意識が働くので、特に文字情報のない状態で耳だけに集中するためリスニング達人により大きく近づく効果があるんです。

シャドーイングは完璧にやる必要はないのですが、全く音読が苦手だったりリスニングが得意じゃないという人にとって、聞こえてきた英語をそのまま同じように口から出すという感覚は難しいでしょう。初心者さんが安易に手を出してしまうと挫折の原因にも。中上級者さんに向いているトレーニングです。

シャドーイングの具体的なやり方はこちらの記事で詳しく解説しています。

併せてご覧ください!

↓↓↓

<シャドーイングがおすすめな人>

基本的な英語力は身についていて、ある程度音読やリスニング力もある中・上級者におすすめのトレーニングです。

そうでなければテキスト付きのオーバーラッピングを何度も繰り返し行い、内容と発音が頭に入っていて口慣らしができている状態で行うのが適切です。

オーバーラッピングがスラスラできるようになってからシャドーイングに取り組むのが順番としてはベストで、挫折もしにくいですよ。

初心者さんにはこちらの記事も参考にどうぞ。

↓↓↓

おすすめのシャドーイング教材はこちらでご紹介しています!

↓↓↓

オーバーラッピングのやり方と効果

シャドーイングはテキストを見ずに聴覚だけを頼りに発音していくのに対し、オーバーラッピングはテキストを見ながら英語音声と同時進行で発声していくトレーニングです。

「テキスト付きシャドーイング」「パラレルリーディング」と呼ばれることもあります。

では実際にオーバーラッピングしているところを聞いてみましょう。音声にピッタリと合わせて読んでいるところに注意して聞いてみてください。

このように、極力同時進行で音声にかぶせるようにして読んでいくのがオーバーラッピングです。

シャドーイングとオーバーラッピングは難易度が違います。シャドーイングに比べてテキストを見ながらのオーバーラッピングは敷居が大幅に低く、初心者でも取り組みやすい学習法です。

<オーバーラッピングがおすすめな人>

リスニングがあまり得意じゃない人や音読に不慣れな人、発音に自信がない初心者さんにおすすめです。初心者でなくともシャドーイングが難しいと感じる人もオーバーラッピングから始めてみましょう。

そしてオーバーラッピングがスラスラできるようになったらシャドーイングにステップアップしてくださいね。

シャドーイング、オーバーラッピングをするときの注意点

これまで解説してきたようにシャドーイングとオーバーラッピングでは難易度が違います。

「ヒアリング力アップにはシャドーイングが良いらしい!」という話を聞きつけていきなり初心者さんやヒアリングが苦手な人がシャドーイングに手をつけてしまうと、挫折の原因になりかねません。

せっかくやる気を出して取り組んでも挫折してしまったらもったいないですよね。自分の現在の英語レベルを見極めてどちらをやるべきか決めましょう。

シャドーイングもオーバーラッピングもどちらもリスニング上達に効果がありますが、リスニングに慣れていない人や初心者、シャドーイングは敷居が高いと感じる人はオーバーラッピングから始めましょう。

ただ、やはりシャドーイングの方がリスニングへの集中度が高くなり、より一層ヒアリング力を高める効果があります。オーバーラッピングのトレーニングをする人も、いずれシャドーイングをできるようにするための準備段階ととらえて行うと良いでしょう。

最終目標はシャドーイングができるようになること、と思って頑張ってくださいね!

オーバーラッピングはシャドーイングができるようになるための橋渡し

これまで解説してきたようにシャドーイングとオーバーラッピングはその時の自分の英語力によって、どちらに取り組むのがベストか違ってきます。ただ「最終目標はシャドーイングでヒアリング力をより一層磨くこと」ととらえて、初心者さんはオーバーラッピングから始めると段階的に取り組めてより効果的です。皆さんのリスニング勉強に本記事がお役に立てれば幸いです。

この記事は動画でも詳しく解説しています。こちらもぜひ見てくださいね!
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WRITER この記事を書いている人

MAKI

3ヶ月で必ず目標達成をさせる英語コーチ。オンライン(Zoom)で英語コーチングプログラムを提供。世界でもっとも認知度の高い国際的英語指導資格(ケンブリッジCELTA)を持地、1000人以上の英語指導経験から、お一人お一人にあった英語学習戦略を組み立て、徹底サポート。自身が「英語が話せない」「TOEIC490点」「長い英語コンプレックス」という状態から、ほぼ独学で、TOEIC960点、英検1級、通訳・翻訳をこなすスピーキング力を身につけた逆転の女王(笑)へ!「英語が苦手!嫌い!」という学習者の気持ちが熟知し、1日も早く英語マスターへと導くお助けマンです。

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