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TOEIC公式問題集の効果的活用法<基本の解き方>

TOEIC公式問題集の効果的活用法<基本の解き方>

WRITER MAKI

TOEICの勉強をしよう!と思ったときに、「TOEIC公式問題集」は外せません。

この記事では、TOEIC公式問題の解き方(基本)をご紹介します。

TOEIC公式問題集とは

TOEIC公式問題集は、TOEIC開発機関ETSが、実際のTOEICと同じプロセスで作成した問題を収録したものです。

つまり、TOEICの模擬試験と考えていいでしょう。


TOEIC公式問題集は、

本番さながらの問題を解ける

本番のTOEICと同じ公式ナレーターの音声を聞きながら学習できる

というのが、大きなメリットです。


では、TOEIC公式問題集を使う目的は何でしょうか?

「問題を解き、正解するため」ではありません。

TOEICの問題を知り、問題に慣れ、正解できる英語力や解き方、時間配分を身につけることが目的です。

よって、TOEICスコアアップを目指すためには、公式問題集をただ解くのではなく使い方に工夫が必要です。

TOEIC公式問題集によって、「自分が苦手・できない部分を『できる』に変えていく」ことで、TOEICのスコアを効率良くアップしていくことができます。

 

以降でご紹介するやり方でまず取り組むことで、

①TOEICの全体像・問題形式・傾向の確認ができる

②あたなの現在地を知ることができる

③自分の弱点と強化すべきポイントを知ることができる

④自分に必要なTOEIC対策の方向性を見出すことができる

などといったメリットが挙げられ、これがTOEICスコアアップの土台となります!

それでは、公式問題集の解き方に入っていきましょう。

おすすめの公式問題集の解き方<基本編>

1回目:本番に近い環境で時間を測って解く

まず、最初は、本番に極めて近い環境で解くのが大事です。

時間を測って、本番の制限時間通り「120分で解くことがポイントです。

TOEICの開始時間と終了時間は、コロナ以前の1日1回の場合は、13:00〜15:00でした。

コロナ以降に、1日2回の実施となってからは、

午前:10:20〜12:20

午後:15:00〜17:00

となりました(詳細は、受験案内等をご確認下さい)。

公式問題集をまず解くときは、できれば上記の、本番の時間帯に合わせて解くのが理想的です!


…でも…お仕事があったり、家事があったりと、なかなかTOEICの開始時間に合わせて2時間を確保するのは困難と思います。

また、開始時間に合わせるために、公式問題集を解く日がどんどん先になってしまうようでは本末転倒といえます。

 

そこで、120分の時間を確保できる日を見つけたら、解き始める時にご自分の時計の針をTOEIC本番の開始時刻(10:20または15:00)に合わせましょう

そこから120分、TOEICを解くことに集中しましょう!

時計の針が、12:20または17:00になったら終了です!



なお、解いている間は、本番のルール通り、スマホはOFF・途中で退席をしない・水も飲まない ようにしましょう。

また解答用紙も用意しましょう。
公式問題集のマークシートをコピーするなどして、本番同様の環境でマークシートを使ってください。

本番同様に、テキストに書き込みもしないでください。

前半はリスニング、後半がリーディングという順番も本番同様に行います。

「戦う前に敵を知る」、これは問題形式だけではなく、本番の時間の使い方・体の使い方も含まれます。

本番同様の環境で解き終えたら答え合わせをして採点していきます。

ここでは、まだ解答・解説を読まないで正答数だけ出しておきましょう。

正答数を出したら、Part毎に「正答数/問題数」と言った形で、正答率を分数で出してマークシートの空いているスペースに書いておきましょう。

 

自分の現在地を把握する「参考スコア範囲の換算表」

TOEIC公式問題集の解答・解説冊子の最初の方のページに、「参考スコア範囲の換算表」というものがあります。

リーディング、リスニングの正答数から、それぞれ換算点範囲を出すことができます。

換算点の範囲が広いので、できれば換算点の範囲の、中間点(平均)を計算して、自分の大まかな現在地レベルを出しておくことをおすすめします。

あなたの現在地を知ることができます。たとえば、あなたのリスニングスコアの換算点範囲が、「320-390」だとすると、

320+ 390 ÷ 2 = 355

あなたのリスニングスコアは一応、355ということになります。

2回目:時間制限なしで解く

答え合わせをした後、復習フェーズへ入っていきますが、その前に時間制限なしでもう一度解くのがおすすめ。

コレは、TOEICの巨匠、ヒロ前田先生の「3回チャレンジ法」で推奨されているやり方です。

2回目は制限時間なしでじっくり解いていきます。

上記でも書きましたが、解答・解説を見ないまま、先入観をあまり持たない状態で2回目の時間制限なしバージョンで取り組むのがおすすめです。

文章は何回読んでもいいですし、リスニングについても聞きなおしもOKです。

ただし、自分の弱点や知らないことを把握するためにこの段階では、辞書や参考書は使用しないでください。

時間があっても正答できないものであれば、読解力や語彙力や理解不足などが考えられますので、特に強化ポイントになって、今後の得点アップにつながっていきます。

つまり、この方法により、純粋な、あなたの「英語力」が反映されることになるわけです。

遡って、時間制限ありの先ほどの1回目では「TOEIC力」+「英語力」が測られているということもできます。

復習:解説をしっかり読む

2回目を終えた後は、解説を読んでしっかり復習しましょう。

全部を復習できれば、もちろん勉強になるんですが、全部を復習しようとするとすごく時間がかかるので…

最低限、間違えた問題だけでもしっかり復習しましょう。

大事なのは、間違えた問題を含む長文はもう一度読むこと、リスニングは再度聞きなおすことです。

わからない問題は、調べるなり聞くなりして理解できるようにする(わからないまま放置しない)ことがTOEICスコアアップにはかかせません。

解いてみた悪い点だったらどうしようと思ってしまって、なかなか公式問題集に手をつけられないという人がいますが、公式問題集は、あなたの英語力を高めてくれる要素がいっぱいの宝の山です。

気負うことなく、まずは1回解いてみましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?

TOEIC公式問題集は、まずは「本番に近い環境」で「時間を測って解く」ここから始めましょう!

そして1回解くだけでは勿体無い…繰り返し解く&しっかり復習して自分の弱点を把握することが重要です。

WRITER この記事を書いている人

MAKI

3ヶ月で必ず目標達成をさせる英語コーチ。オンライン(Zoom)で英語コーチングプログラムを提供。世界でもっとも認知度の高い国際的英語指導資格(ケンブリッジCELTA)を持地、1000人以上の英語指導経験から、お一人お一人にあった英語学習戦略を組み立て、徹底サポート。自身が「英語が話せない」「TOEIC490点」「長い英語コンプレックス」という状態から、ほぼ独学で、TOEIC960点、英検1級、通訳・翻訳をこなすスピーキング力を身につけた逆転の女王(笑)へ!「英語が苦手!嫌い!」という学習者の気持ちが熟知し、1日も早く英語マスターへと導くお助けマンです。

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