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台風(=typhoon)とハリケーン(=hurricane)の違いと名前の付け方

台風(=typhoon)とハリケーン(=hurricane)の違いと名前の付け方

WRITER MAKI

台風を英語で言うと、”typhoon“であることは皆さんご存知かと思います。

今日は、台風にまつわる英語表現についてご紹介します。

台風とハリケーンの違い

「アメリカでは台風のことをハリケーンっていうんだよね?」と言う方も少なからずおられるようですが、

台風・・・”typhoon”

ハリケーン・・・”hurricane”

であり、台風 “typhoon” と、ハリケーン “hurricane” は別物なのです。

台風も、ハリケーンも、どちらも熱帯低気圧であるという点では同じですが、これらは発生場所の違いから別物であり呼び方も異なるです。

typhoon(台風)は北太平洋で発生する熱帯的気圧、一方で、hurricane(ハリケーン)は北大西洋で発生するものです。

ちなみに、インド洋やオーストラリア周辺の南太平洋で発生するものは“(tropical) cyclone”(サイクロン)と呼ばれます。

整理すると、これらは全て総称して

「熱帯低気圧」 ⇒ 英語で “a tropical storm”

と表現し、

“typhoon”「台風」・・・北太平洋で発生

“hurricane”「ハリケーン」・・・北大西洋で発生

“(tropical) cyclone”「サイクロン」・・・インド洋・南太平洋で発生

となります。

ちなみに、オーストラリア周辺の南太平洋で発生する熱帯低気圧を “willy-willy”「ウィリー・ウィリー」と呼ぶ説もあります(私も中学・高校の地理学でこう習ったのです)が、これは正確には誤りのようです。

“willy-willy”「ウィリー・ウィリー」は、砂漠などに発生する塵旋風や竜巻を原住民族(アボリジニー)が呼んでいるもので、それを熱帯低気圧を指す語として誤解されて用いられてきたようなのです。

オーストラリア周辺の南太平洋で発生する熱帯低気圧は、“(tropical) cyclone”「サイクロン」と呼ぶのが適切です。

台風とハリケーンの呼び名の違い

さて、台風は1号、2号、・・・と番号順で呼ばれていますよね。

例えば、台風10号は英語で、”Typhoon No.10“といいます。

一方、ハリケーンは人の名前をつけられているのをご存知でしたか?

昔は、女性の名前ばかりでしたが、今は女性の名前と男性の名前を交互につけています。

NHC(米国ハリケーンセンター)はアルファベット順の名前をあらかじめ準備して、発生した順にアルファベット順につけているのだそうです。

「台風が上陸する」は英語で何という?

「台風が上陸する」とか「台風が直撃した」などと英語で表現したいときは、”hit”を用います。

The typhoon hit Okinawa.

「台風が沖縄に上陸した」

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WRITER この記事を書いている人

MAKI

3ヶ月で必ず目標達成をさせる英語コーチ。オンライン(Zoom)で英語コーチングプログラムを提供。世界でもっとも認知度の高い国際的英語指導資格(ケンブリッジCELTA)を持地、1000人以上の英語指導経験から、お一人お一人にあった英語学習戦略を組み立て、徹底サポート。自身が「英語が話せない」「TOEIC490点」「長い英語コンプレックス」という状態から、ほぼ独学で、TOEIC960点、英検1級、通訳・翻訳をこなすスピーキング力を身につけた逆転の女王(笑)へ!「英語が苦手!嫌い!」という学習者の気持ちが熟知し、1日も早く英語マスターへと導くお助けマンです。

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