こんにちは!
英検対策&4技能アップ専門 英語コーチのマッキーです。
この記事では英検1級リスニングの中でも最難関とされる「文の内容一致選択問題」について、攻略法をご紹介します。
目次
英検1級リスニング「文の内容一致選択」問題とは
英検1級リスニング試験は、高度なリスニング力を要するものです。
その中でも、文の内容一致選択問題は、特に英語のリーディング力も必要とされる難しい問題です。
今回は、この問題の攻略法について解説します。
文の内容一致選択問題は、パッセージを聞いたあと、それに関する質問が出され、選択肢から正しい答えを選ぶものです。
各パッセージには2つの質問があり、全体で10問になります。
解答時間は10秒程度しか与えられず、選択肢も長めになっているのが特徴です。
出題トピックは、専門的・アカデミックなものが多く、医療・健康や自然科学、社会・経済問題、環境問題、テクノロジー、海外の歴史・文化、考古学などが出題されます。
また、文章は2つのパラグラフから構成されており、トピックのテーマが難しく、理解力も求められる、リーディングに密接に関連した英語力も必要です。
この問題を解くには、リスニング力とともに、文章の構造を正確に把握する力、英語の語順で意味を掴み取る力が必要です。
英検1級リスニング「文の内容一致選択」問題を解く上で押さえておくべきポイント
英検1級リスニング「文の内容一致選択」の設問のパターン
文の内容一致選択問題では、以下のような設問パターンがよく出題されます。
・筆者の主張の趣旨
・ある主張のポイントや特徴
・2つの論点の共通項
細かい情報はあまり問われないため、大まかな内容を把握することが重要です。
英検1級リスニング「文の内容一致選択」を上手く聞く・解く手順
文の内容一致選択問題を解く際には、以下の手順を踏むことが効果的です。
設問の先読み
問題が出る前に選択肢をざっと読んで、どんな話題が出てくるのか予測することが大切です。
リスニング中に選択肢を読み始めると、時間的に追いつかなくなってしまうためです。
選択肢に目を通すことで、どのような内容が問われるのか予測することができます。
また、選択肢の形から、問われる質問をある程度予測することもできます。
例えば、「By ~ing.」という形が出てきた場合は、手段を表すことが多いため、選択肢の中から手段を表すものを探すことができます。
選択肢を見て「どんな話題が来るのか?」を推測するトレーニングを過去問であらかじめ心がけてみましょう。
リスニング(聞き取り)のコツ
最初のセンテンス
リスニングが始まると、まず最初にタイトルが読み上げられます。しっかりと聞いて大まかなテーマをつかみましょう。
タイトルが分からない場合でも、固有名詞や難解な単語が出てくる場合があります。
その場合は、本文の中で説明や具体例があることが多いため、しっかりと聞き取ってください。
次に、パッセージの最初の文章に注目してください。この文章がパッセージ全体のテーマを示していることが多いので、特に注意して聞く必要があります。
文章構造の理解
このリスニング問題を解くには、パッセージの構造を正確に把握する力が重要です。
パッセージは大体2段落構成になっています。
最初の質問は、パッセージの前半、2つ目の質問はパッセージの後半に関するものになっていることが多いです。
前半と後半それぞれのポイントをしっかりつかみながら聞きましょう。
なお、パッセージには典型的なパターンがあります。
例えば、ある話題に関する1つの論点が紹介され、それに対する反論を紹介するものや、対比の形式などがあります。
これらを理解することで、質問を解く際に役立ちます。
問題を解く
問題を解く際には、パッセージ内で出てくる表現がそのまま選択肢になることはないため、別の表現に言い換え(パラフレーズ)されていることが多いです。
つまみ食いのような聞き方では正答を選べません。
主張や文脈を把握する聞き方、大筋を理解するリスニングが求められます。
正答に辿り着くには、細かい情報を概要や要点をとらえることが重要です。
細かい部分はあまり問われず、前半と後半の概要やポイントの理解が問われることが多いです。
また、ある主張のポイントや特徴、対比の質問が出ることもあります。
このようなポイントをしっかりとつかんで解答していきましょう。
「文の内容一致選択問題」の正答率を上げるコツと対策
わからないのは当たり前!好奇心を持って聞く
まず、文の内容一致選択問題に取り組む際には、興味や関心を持って聞くことが重要です。
難しい用語や固有名詞が出てきても、ビビらずに聞き続けましょう。
なぜならば、難しいものには説明があることが多く、専門的な用語や固有名詞を理解することで、問題解答に役立てることができます。
また、得意・不得意なトピックがある場合は、できなくても凹まずに、別のパートに取り組んでみることも大切です。
過去問で解き方と実践力をつける
次に、過去問や対策本を解くことで、問題形式や解き方に慣れることができます。
また、トピックに慣れるためには、難しい話題でも要点を捉える練習をすることが重要です。
さらに、先読みの練習をすることで、次の問題の先読みやタイミング練習、切り替え練習をすることができます。
キーワードからトピックを予測し、予測の正しさを検証しながら聞くトレーニングも有効です。
また、すでに解いた問題の復習をすることで、より理解を深めることができます。
例えば、パッセージを聞いて自分で口頭で要約する練習をすることで、全体のテーマや前半・後半のポイントを説明できるようにすることができます。
リスニング力の向上はリーディング力から
さらに、「文の内容一致選択問題」リスニング力を向上させるためには、リーディング力すなわち長文読解と内容理解力を上げていくことが必要です。
準1級レベルの単語をほぼ完全に理解していることや、リーディング速度を上げること、返り読みをしないようにすることなどがポイントです。
さらに、前から後ろへと英語の語順でしっかり理解する聞き方をすることで、より効果的なリスニング力アップが期待できます。
もちろん、そもそも英語の音を正しく聞き取れているかどうかや、リンキング(英語の音変化)に注意することも重要です。
まとめ
いかがでしたか?
リスニングの内容一致選択問題は、高度なリスニング力と内容理解力、時に背景知識も求められる、1級の中でも難易度の高い問題です。
上記のポイントを押さえて、しっかり対策していきましょう!
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WRITER この記事を書いている人
MAKI
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