英語の会議が聞き取れない10の原因と対処法!すぐ使える解決テクニックも紹介

英語の会議が聞き取れない10の原因と対処法!すぐ使える解決テクニックも紹介

MAKI

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英語の会議で、単語は聞こえているのに意味がつながらない、話すスピードについていけない、聞き取れないまま話し合いが進んでしまう。そんな状況に焦りを感じていませんか。仕事で英語を使う人にとって、これは大きな不安やストレスにつながります。

 

この記事では、英語の会議が聞き取れない原因を段階ごとに整理し、具体的な対処法や効果的なトレーニング方法を分かりやすく解説します。会議で自信を持って理解し、発言できるようになりたい人は、ぜひ最後まで読み進めて下さい。

 

目次

1 英語の会議が聞き取れないとはどういう状態?

英語の会議で、話についていけずに戸惑った経験はありませんか。聞き取れないと一言でいっても、その状態は人によってさまざまです。ここではまず、「聞き取れない」と感じる具体的な状態を整理していきます。

1-1 そもそも何を言っているかが聞き取れない

会議中、相手が何を言っているのかが全く頭に入ってこないといった経験はありませんか。周りはうなずいているのに、自分だけがついていけないと焦ってしまいますよね。

 

英語がただの音のように聞こえ、単語もうまく拾えない状態は、英語の会議が聞き取れないと感じる代表的な状態の一つです。

 

1-2 単語は拾えても瞬時に文を理解できない

単語単位では英語を聞き取れているのに、文として意味がつながらないケースもあります。project、deadline、budget などのキーワードは聞こえるのに、結局何がどうなったのかが分からない。そんな状態に心当たりはありませんか。

 

英語は語順で意味が決まります。文法構造を瞬時に処理する力が足りないと、聞こえた単語が頭の中でバラバラのままになってしまいます。その結果、会議の内容が断片的な情報の集まりにしかならず、全体像が見えなくなってしまうのです。

 

1-3 話すスピードに追いつけない

相手の話している内容が、最初の数秒は分かるのに途中から追いつけなくなって、気付けば何の話をしているのか分からなくなっているといったことはありませんか。

 

英語の会議では、意見交換や質疑応答がテンポよく進みます。一文を理解するのに時間がかかると、その遅れが積み重なり、どんどん内容から置いていかれてしまいます。その結果、理解があいまいなまま会議が進み、発言する余裕もなくなってしまうのです。これも、英語の会議が聞き取れないと感じる代表的な状態の一つです。

 

1-4 その場では分かったつもりでもすぐ曖昧になる

会議で聞いている瞬間は分かったつもりでも、後から振り返ると要点があいまいになっているといったことはありませんか。話の流れを追えているようで、実は断片的にしか理解できていないことが多々あります。

 

これは、聞いた内容を頭の中で保持しながら処理する力が十分に働いていない時に起こりやすい状態です。「分かったつもり」と「本当に理解している」状態には、意外と大きな差があります。

 

2 英語の会議を聞き取る際のプロセス

英語の会議が聞き取れないと感じる時、多くの人は単にリスニング力が足りないと思いがちです。しかし、英語を聞き取って理解するまでには、細かなプロセスがあります。どの段階でつまずいているのかを理解できれば、ピンポイントで効果的な対策をとることが可能です。ここでは、英語の会議を聞き取るまでの大きな3つのプロセスを解説します。

 

2-1 1. 音声知覚|英語の音声を正確に聞き取る

英語のリスニングは、まず「音声知覚」から始まります。音声知覚とは、耳に入ってきた音を、言葉として認識する力のことです。

 

英語は単語同士が連結したり、弱く発音されたり、音が脱落したりします。知っている単語でも別の音のかたまりのように聞こえてしまうということは、英語学習者はよく経験していることでしょう。また、アメリカ英語、イギリス英語、インド英語などでは母音や子音の響きが異なるため、アクセントの違いも音声知覚に影響します。

 

英語会議を聞き取れるようになるためには、まず音を正しく言葉として捉える力を安定させることが欠かせません。音声知覚は、リスニングの出発点となる土台です。

 

2-2 2. 意味理解|会話の内容や意図を掴む

音声知覚の次に続くのが「意味理解」のプロセスです。意味理解とは、聞こえた英語を文として組み立て、内容を理解し、さらに会話の流れの中で発言の意図まで把握する力を指します。

 

まず必要なのは、文全体の意味を正しく捉えることです。主語は誰か、何について話しているのか、結論は何か。英語は語順で意味が決まるため、聞こえてくる順に処理しながら内容を組み立てていく必要があります。

 

しかし、会議ではそれだけでは足りません。発言が話の流れのどの段階で出てきたのか、何に対する返答なのかといった文脈まで含めて理解できてこそ、発言の意図が見えてきます。

 

英語会議が難しく感じるのは、文の構造と文脈を同時に処理する必要があるからです。音の認識に多くのエネルギーを使っていると、この意味理解に十分な余裕が持てません。音声知覚がスムーズになるほど、その分を意味理解に回せるようになり、会議の内容そのものに集中できるようになります。

 

2-3 3. 記憶保持と情報処理|会話の流れをつなげて理解する

英語のリスニングでは、意味理解の次に、記憶保持をして情報処理をするプロセスが続きます。これは、聞いた内容を一時的に頭の中に保持しながら、会話の流れとしてつなげて理解する力のことです。

 

会議での発言は単発で終わりません。ある人の意見に対して別の人が補足し、さらに別の人が反論する、といった形で話が展開していきます。そのため、直前の発言内容を覚えていなければ、議論の流れを追うことができません。

 

途中の内容を保持できないと、今どの話をしているのかが分からなくなります。単語や1文は理解できても、全体像が見えなくなるのはここでつまずいているからかもしれません。

 

3 英語の会議を聞き取るための方法

英語会議を聞き取れるようになるために、やみくもにリスニング教材をこなすのは遠回りです。まずは、英語を聞き取るプロセスを正しく理解することが出発点になります。その上で、自分がどの段階でつまずいているのかを見極め、課題に合った訓練を行うことが大切です。

 

さらに、会議に積極的に参加できるようになるためには、音を聞き取る段階で使う脳の負担を減らすことが鍵になります。日本語を聞く時のように、音声知覚がほとんど無意識に処理できる状態に近づけば、その分のエネルギーを意味理解に回せます。結果として、議論の本質や意図に集中できるようになり、会議そのものに主体的に関われるようになります。

 

ただしいきなり理想の状態を目指す必要はありません。記事では原因と対処法について、詳しく解説していくので、自分のつまずきポイントを特定し、対策を1つずつ積み重ねていきましょう。

 

4 英語の会議が聞き取れない10の原因

英語の会議が聞き取れないと感じる時、原因は1つではありません。ここでは、代表的な10の原因を整理します。自身の聞き取りの課題がどれに当てはまるかを考えながら、読み進めてみて下さい。

4-1 音声知覚レベルでの原因

音声知覚における原因を見ていきましょう。

4-1-1 原因1|英語特有の音変化に耳が慣れていない

英語では、スペルどおりに1語ずつはっきり発音されるわけではありません。単語と単語がつながって発音されたり(連結)、本来あるはずの音が弱くなったり(弱形)、ほとんど聞こえなくなったり(脱落)することがよくあります。例えば、want to は「ウォントゥ」ではなく「ワナ」と聞こえたり、next day が「ネクストデイ」ではなく「ネクスデイ」のように t の音が弱まったりといった現象です。

 

知っているはずの単語なのに、何度聞いても分からず、ただの音のかたまりのように感じてしまうことはありませんか。それは音の変化がどのように起こるかを知らない、または慣れていないことが原因である場合が少なくありません。もし音声速度を落としても、聞き取れないという時はこの原因を疑ってみて下さい。

 

4-1-2 原因2|アクセントに慣れていない

英語の会議では、必ずしもアメリカ英語だけが使われるとは限りません。イギリス、オーストラリア、インドなど、さまざまな国のアクセントが混ざることはよくあります。アクセントに慣れていないと、知っている単語でも全く別のもののように聞こえてしまいます。

 

いつも聞いている教材の英語は分かるのに、実際の会議になると急に聞き取れなくなる、もしくは、ある人の発言だけ極端に分かりづらいと感じるなら、特定のアクセントに慣れていないことが原因の可能性があります。

 

4-1-3 原因3|スピードに慣れていない

ゆっくり話してもらえれば理解できるのに、通常のスピードになると急に聞き取りづらくなるといったことがあるなら、英語特有の強弱リズムにまだ慣れていない可能性があります。

 

英語は、全ての単語を同じ強さで発音するわけではありません。強く発音される語と、弱く流れる語がはっきり分かれており、そのリズムの中で音がまとまっていきます。この強弱のパターンに慣れていないと、音の流れをうまく区切れず、単語を正しく認識する前に次の音が入ってきて、どんどんついていけなくなるのです。英語のリズムに合わせた音の処理がまだ追いついていない状態と言えます。

 

4-1-4 原因4|語彙の音声知識がない

文字で見れば知っている単語なのに、音で聞くと全く気付けないということはありませんか。それは、語彙の意味やスペルだけを知っていて、音と結びついていないからかもしれません。単語の暗記をする時、音声を聞かず、発音もしないで黙々としてきた人は、その音声知識が抜け落ちている場合が多いです。

 

4-2 意味理解レベルの原因

意味理解における原因を見ていきましょう。

4-2-1 原因5|単語や文法の基礎知識が不足している

単語や文法の基礎知識が不足していると、意味として理解することができません。単語をいくつか拾えても、文法構造が理解できなければ、情報は断片のままです。  

 

例えば、関係代名詞や仮定法、分詞構文などの構造が出てきた時に、文の骨組みがつかめないと、話の方向性を誤って解釈してしまうことがあります。また、ビジネスでよく使われる語彙を知らないと、会話の要点そのものがつかめません。 

 

もし、英文を文字で読んでも理解に時間がかかる場合は、リスニング以前に基礎知識の不足が影響している可能性があります。音の問題ではなく、土台となる語彙力や文法力を見直す必要があるかもしれません。

 

4-2-2 原因6|文の構造を処理するスピードが遅い

単語や文法の知識はある程度あるのに、会議になると理解が追いつかないと感じることはありませんか。その場合、文の構造を処理するスピードが十分でない可能性があります。

 

英語は主語がまず出てきて、動詞が続き、その後に目的語や補足情報が重なっていきます。この流れのままに、リアルタイムで英文を処理できないと、文の後半にたどり着いたころには前半の内容があいまいになってしまいます。

 

特に、修飾語が長く続く文や、条件や理由が後から加わる文では、構造を素早くつかめないと意味がぼやけてしまいます。読めば理解できるのに、聞くと追いつかないと感じる場合は、知識不足というよりも、処理スピードの問題でしょう。

 

4-3 記憶保持と情報処理レベルの原因

聞いた内容を記憶にとどめ、情報処理をする段階で起こる原因を見ていきましょう。

 

4-3-1 原因7|聞いた内容を保持できない

会議の途中までは理解できていたのに、少し長い発言になると話の流れが分からなくなることはありませんか。それは、聞いた内容を保持する力が追いついていない可能性があります。

 

英語を聞く時、私たちは耳に入った情報を頭の中に一時的にとどめながら、次の内容とつなげていきます。しかし、この保持がうまくいかないと、文の後半を聞いている間に前半の情報が抜け落ちてしまい、結局何が言いたいのかが見えなくなるのです。

 

特に、理由や条件が重なった長めの発言では、前提を覚えておかないと正しい理解にたどり着けません。単語も文法も分かっているのに会議の流れを追えない場合は、この記憶保持の部分に課題があるかもしれません。

 

4-4 その他の原因

英語力の問題とは別の側面での要因も確認しましょう。

 

4-4-1 原因8|会議内容に関する知識が不足している

普段なら英語の聞き取りがある程度できるのに、会議になると急に理解が難しくなることはありませんか。その場合、英語力ではなく、会議内容に関する知識が不足している可能性があります。

 

例えば、プロジェクト名や社内で使われている略語、商品仕様、過去の経緯などを知らないまま参加すると、単語は聞き取れても全体の理解が追いつきません。また、背景情報を知らないと、なぜその提案が出ているのか、どの部分が問題なのかといった文脈が見えにくくなり、話の流れを追うのが難しくなるといったこともあります。

 

英語ができないのではなく、情報が足りないことで理解が追いついていないケースも少なくありません。会議の内容そのものへの理解も、聞き取りには大きく影響します。

 

4-4-2 原因9|緊張や焦りで集中力が低下している

英語での会議は、慣れていないとそれだけで緊張しやすいものです。発言を求められるかもしれないというプレッシャーや焦りは集中力をさらに低下させる要因です。

 

心理的な負荷がかかると、英語を聞いて理解するスピードも落ちてしまいます。いつもより極端に聞き取れないと感じる日があるなら、過度な緊張や不安が影響しているかもしれません。

 

4-4-3 原因10|音質の影響でオンライン会議が聞き取りづらい

オンラインでの英語会議では、対面よりも聞き取りづらいと感じる人は少なくありません。通信状況やマイクの質によって、音が途切れたりこもったりすると、ただでさえ負荷の高い英語の聞き取りが、さらに難しくなりますよね。

 

特に複数人が同時に話す場面では、音が重なり、誰が何を言っているのか判別しづらくなります。雑音が多い環境や、相手のマイク位置が悪い場合も同様です。環境要因が大きく影響していることもあります。

 

5 英語の会議が聞き取れるようになる原因別10の対処法

この章では、前章で挙げた10の原因に対応する具体的な対処法を紹介します。ここでは、ディクテーションやシャドーイング、速読、リプロダクションといった代表的な英語学習法にも触れていますが、具体的なやり方は後の章で改めて詳しく解説しているので、実践する際は、そちらも参考にして下さい。

 

5-1 原因1の対処|英語の音変化を聞き取る耳を育てる

英語の音の変化に対応するには、まず連結や弱形、脱落といった変化の仕組みを知ることが大切です。going to が「ゴナ」、want to が「ワナ」のように変化することを理解し、どのような場面で音が変わるのかを押さえましょう。そして、音変化が起きやすい語句の音声知識を1つずつ増やしていくことも重要です。

 

具体的な訓練法としては、短めの英語の音声を使ってディクテーションを行い、自分がどの音を聞き逃しているのかを可視化するやり方です。その後、スクリプトを確認しながらシャドーイングを繰り返し、音のつながりやリズムを体で覚えていきます。

 

最初はゆっくりめの音源で構いません。音変化のパターンに慣れてくると、これまでただの音のかたまりにしか聞こえなかった部分が、自然と単語として認識できるようになります。

 

5-2 原因2の対処|多様な発音・訛りに対応する耳をつくる

アクセントへの対応力を高めるには、意識的にさまざまな国籍の人が話す英語に触れることが欠かせません。アメリカ英語だけでなく、イギリス、オーストラリア、インドなど複数の話者の音声を聞き比べましょう。

 

対処法としては、ニュースサイトやビジネス系ポッドキャストなど、複数国の話者が登場する素材を使うのがおすすめです。ディクテーションで音の違いを確認し、シャドーイングで自分の口でも再現してみると、耳と発音の両面から慣れることができます。

 

特定の国の話者が聞き取りづらいと感じる場合は、そのアクセントに絞って集中的に練習するのも一つの方法です。

 

5-3 原因3の対処|英語の処理力を鍛える

スピードについていけないと感じる場合、英語特有の抑揚やリズムに十分慣れていないことが原因になっていることがあります。英語は、強く読む語と弱く流す語がはっきり分かれており、そのリズムの中で音がまとまっていきます。このパターンに慣れていないと、音を1語ずつ追いかけてしまい、処理が間に合わなくなります。

 

対処法として有効なのが、シャドーイングです。音の強弱やリズム、イントネーションを意識しながら繰り返すことで、英語の流れを体で覚えることができます。

 

最初は短い音声から始め、ゆっくりめのスピードで練習しても構いません。慣れてきたら通常速度に近づけていきましょう。英語のリズムに合わせて処理できるようになると、同じスピードでも聞き取りやすさが大きく変わってきます。

 

5-4 原因4の対処|語彙は音声もセットで覚える

語彙を暗記する時は、意味だけでなく音とセットで覚えることが欠かせません。単語帳を使う場合でも、必ず音声を確認し、自身も声に出してみましょう。

 

さらに、新しく覚えた単語は例文ごと音読し、そのまま繰り返しシャドーイングをすることも効果的です。音声付き教材やアプリを活用し、スペル・発音・意味を同時に結びつけながら語彙をインプットする習慣をぜひ心がけてみて下さい。

 

さらにこのやり方を続けると、英語を聞いた時に日本語へわざわざ訳さなくても、その単語のイメージが直接頭に浮かぶようになります。そうすると、英語会議などリスニングの場面での語彙の認識がスムーズになり、音声知覚の負担が軽くなっていきます。

 

5-5 原因5の対処|英語の基礎を固める

語彙や文法の基礎が弱いと感じる場合は、まず土台を固めることが先決です。中学レベルから高校レベルまでの英文法を学び直しましょう。最初は、解説と演習がセットになった薄めの参考書を1冊選び、基礎を一通り整理するのがおすすめです。

 

問題を解くだけでなく、例文は必ず音読し、音声も確認しましょう。語彙についても、中学レベルの基本語を確実に押さえ直すことが重要です。単語帳やアプリなどを活用し、意味と発音をセットで覚えていきましょう。

 

基礎が整ってくると、聞こえた英文を単語ごとに追うのではなく、文全体の構造がつかめ、意味が自然と理解できるようになります。

 

5-6 原因6の対処|速読で素早い読解力をつける

英文構造の処理スピードを上げるには、速読の練習が有効です。やややさしめの英文を使い、時間を決めて読み進め、返り読みをせずに語順のまま理解する訓練を重ねましょう。

 

リスニングを上達させたいのに、なぜリーディングを鍛えるのかと疑問に思う人もいるかもしれませんが、読解スピードが上がると、頭の中で英文を理解するスピードが上がります。

 

英文の語順どおりに素早く意味を取る力が身につけば、リスニングの場面でも同じ処理が可能です。その結果、聞きながら文の構造を素早くつかめるようになり、会議の流れに置いていかれずに聞き取ることができるようになっていきます。速読は遠回りのようでいて、実はリスニング力を底上げする土台づくりなのです。

 

5-7 原因7の対処|英文を記憶する力を鍛える

記憶保持力を高めるには、リプロダクションという訓練方法が効果的です。短い英文を聞いた後、内容を思い出して口に出す方法です。完全再現を目指すよりも、意味の流れを保ったまま言い直せるかを確認する訓練でもあります。この練習により、聞いた内容を一時的に保持する力が鍛えられます。その結果、会議でも、直前の発言を頭に残したまま次の話を聞けるようになり、議論の流れを追いやすくなるはずです。

 

5-8 原因8の対処|事前に日本語で知識を整理する

会議内容に関する知識が不足していると感じる場合は、まず日本語で情報を整理することが効果的です。

 

会議の目的は何か、議題はどこにあるのか、関連するプロジェクトや数字は何かなどを事前に日本語で確認しておきましょう。背景や論点が頭に入っていれば、英語で聞いた時に、何について話しているのかを推測しやすくなります。

 

特に、専門用語や略語はあらかじめ意味を確認しておくことが重要です。知らない単語が出てくると、それだけで思考が止まってしまいますが、事前に用語を整理しておけば負担を減らせます。もちろん、用語のスペルだけでなく発音も一緒に見直しておくと、会議中の聞き取りがスムーズです。準備をして臨むだけで、聞き取りやすさは大きく変わります。

 

5-9 原因9の対処|自分の心理的な要因を紐解く

緊張や焦りを減らすには、会議前のルーティンを決めておくのがおすすめです。例えば、深呼吸を数回行う、アジェンダを確認する、自分が発言できそうなポイントを1つ決めておく、などがあります。

 

また、小さな成功体験を積み重ねることも大切です。短い確認や簡単な意見でも、1回は発言すると決めてそれを達成できれば、自信につながるでしょう。

 

聞き取り力は、英語力だけでなく、心理面からも影響します。落ち着いて会議に臨める状態を意識的につくりましょう。

 

5-10 原因10の対処|機器のセッティングなどを見直す

オンライン会議で聞き取りづらさを感じる場合は、まず機器や環境のセッティングを見直してみましょう。物理的な要因を取り除くことが大切です。

 

例えば、スピーカーを使うよりも、イヤホンやヘッドセットの方が、音がクリアに聞こえます。特にノイズキャンセリング機能付きのものを選ぶとより安心です。また、マイク付きの機器を使えば、自分の発言も相手に伝わりやすくなり、会話がスムーズになります。

 

通信環境も重要です。不安があれば有線接続に切り替える、他のアプリを閉じて通信負荷を減らすといった工夫も有効です。会議前に音声チェックを行い、音量や設定を確認しておくだけでも安心感が生まれます。

 

6 英語を聞き取るための具体的なトレーニング

この章では、英語の聞き取り力を高める上で、効果的なトレーニングを紹介します。ディクテーション、シャドーイング、速読、リプロダクションの方法を詳しく解説しているので、自分の課題に合ったものからぜひ取り入れてみて下さい。

 

6-1 ディクテーション|聞いた音声を文字に起こす

ディクテーションは、聞いた英語をそのまま文字に書き起こすトレーニングです。目的は、自分がどの音を正確に聞き取れていないのかを明確にすることにあります。続けるうちに、これまで一続きに聞こえていた音が、単語として分解できるようになります。音声知覚を鍛える土台として、かなり効果的な方法です。

 

やり方は次の通りです。

 

(1)短めの音声を用意する
まずは30秒から1分程度の音声を選びます。最初は会議音声そのものより、やややさしめの素材がおすすめです。

(2)1文ずつ止めながら書き取る
音声を1文ごとに止め、聞こえた通りに書き出します。分からない部分は無理に推測せず、空欄にしておきます。

(3)スクリプトで答え合わせをする
最後に原文を確認し、どこを聞き間違えたのかをチェックします。音の連結や弱化が原因か、語彙の音声知識が弱いのかを分析します。

ポイントは、完璧に書き取ることではありません。聞き取れない箇所を特定し、なぜ聞こえなかったのかを理解することが重要です。

6-2 シャドーイング|聞いて即座に真似する

シャドーイングは、流れてくる英語音声を、少し遅れてそっくり真似をして口に出すトレーニングです。目的は、英語の音のリズムや抑揚に慣れ、聞いた音を素早く把握し、発話までつなげる処理スピードを高めることにあります。

 

やり方は次の通りです。

 

(1)スクリプト付きの音声を用意する
最初は内容を理解できるレベルの素材を選びます。いきなり難しい会議音声を使う必要はありません。

(2)音声を流し、少し遅れて発話する
聞こえた音をそのまま真似します。意味を考え過ぎず、音とリズムを再現することに集中します。

(3)うまく言えない箇所を重点的に練習する
言いづらい部分は、音の連結や強弱を確認し、部分的に繰り返します。

ポイントは、完璧な発音を目指すことではなく、英語の流れを体に覚えさせることです。繰り返すうちに、強く読む語と弱い語の区別が自然に分かるようになります。

6-3 速読|読んで瞬時に理解していく

速読は、英文を素早く読み進めるトレーニングで、目的は、英語を語順のまま理解する力を高めることです。

 

日本語と英語では、文の並びが大きく異なります。英語を日本語に訳そうとすると、語順を入れ替えたり、後半まで聞いてから意味を確定させたりする必要があります。しかし、会議の聞き取りでは、そのように訳している時間はありません。速読のトレーニングでは、英文を前から順に、そのまま受け取る感覚を身につけていきます。

 

やり方は次の通りです。

 

(1)やややさしめの英文を用意する
まずは中学レベルほどの簡単な文章を選びます。難し過ぎる素材は処理スピード向上には向きません。

(2)時間を決めて一気に読む
1分や3分など制限時間を設け、返り読みをせずに読み進めます。細かい単語に止まり過ぎないことがポイントです。

(3)大まかな内容を日本語で要約する
読み終えたら、内容を一言で説明できるか確認します。細部よりも全体像を掴めているかを重視します。

ポイントは、完璧に内容を理解しようとし過ぎないことです。細かい単語に止まらず、全体の流れをつかむことを優先します。英語を前からそのまま理解する習慣がつくと、聞き取りの場面でも同じ処理ができるようになります。

 

6-4 リプロダクション|聞いて記憶し話す

リプロダクションは、聞いた英文を一度頭の中に保持し、その内容を自分の言葉で再現するトレーニングです。目的は、聞いた内容を頭の中に一時的に保持する力を鍛えることにあります。

 

やり方は次の通りです。

 

(1)短い英文を最後まで聞く
まずは1文から始め、慣れてきたら2〜3文程度の音声を止めずに聞きます。途中で止めず、全体の流れをつかむことがポイントです。

 

(2)スクリプトを見ずに内容を再現する
聞いた内容を思い出しながら、できるだけ英語で言い直します。原文と完全に一致させる必要はありません。意味が保たれているかを重視します。

 

(3)原文と照らし合わせて確認する

抜け落ちた情報や順序のズレをチェックし、どの部分の保持が弱いのかを把握します。

ポイントは、丸暗記を目指さないことです。主語と動詞、結論と理由など、情報の骨組みを意識して覚えると再現しやすくなります。リプロダクションを続けることで、会議中でも直前の発言を頭に残したまま次の話を聞けるようになり、議論全体の流れを追いやすくなります。

 

7 英語の会議で使えるビジネスフレーズ例

英語の会議に苦手意識があっても、定番のフレーズをいくつか押さえて臨むだけで、落ち着いてやり取りがしやすくなるでしょう。ここでは、会議中に使える実践的なフレーズを紹介します。

 

◎聞き返す時のフレーズ

まずは、丁寧に聞き返すための表現です。

 

  • Could you say that again, please?(もう一度言って頂けますか?)

  • Could you speak a little more slowly?(もう少しゆっくり話して頂けますか?)

  • I’m sorry, I didn’t catch that.(すみません、聞き取れませんでした。)

  • Could you clarify what you mean by “~”?(「~」の意味をもう少し説明して頂けますか?)

 

◎内容を確認する時のフレーズ

確認の一言を挟むだけで、認識のズレを防ぐことができます。内容を確認する時のフレーズを見ていきましょう。

 

  • So, if I understand correctly, you’re saying that ~.(つまり、正しく理解していれば、~ということですね。)

  • Let me confirm one thing.(1点確認させて下さい。)

  • Do you mean that we should ~?(~すべきという意味でしょうか?)

  • Just to make sure, ~.(念のため確認ですが、~。)

このようなフレーズを事前に準備しておけば、聞き取りに集中しながら、発言のタイミングもつかみやすくなります。準備できるフレーズは、自分の言葉として使える状態にしておきましょう。

 

8 AIを活用した英語の会議サポート術

英語力を伸ばすことは大切ですが、すぐに成果が出るものではありません。そこで、即席で使える補助として活用したいのがAIツールです。

 

例えば、ZoomやGoogle Meetなどのオンライン会議ツールには、リアルタイム字幕機能があり、発言内容をすぐにテキスト化して確認することができます。聞き取れなかった部分を文字で確認できると、音声のみの場合よりも理解しやすくなります。

 

また、Otter.aiやNottaといったAI文字起こしツールを使えば、会議を録画して音声データをアップロードするだけで、自動で文字起こしをしてくれます。アプリによっては、文字起こしから要点整理まで可能です。

 

AIはあくまで補助ですが、うまく取り入れることで、日々の英語会議をサポートし、不安を減らす助けになります。

 

9 まとめ|最短で英語会議の対策をしたい人はe-LIFEWORKの英語コーチングがおすすめ

英語会議で聞き取れるようになるには、リスニングプロセスのどの段階でつまずいているのかを知り、それに合った対策を積み重ねることが大切です。とはいえ、自己流では原因の特定や適切な学習設計が難しいと感じる人も多いのではないでしょうか。

会議対策に勉強を始めたいと考えている人は、e-LIFEWORKの英語コーチングがおすすめです。英語での発言や聞き取りに必要な力をバランスよく伸ばし、自信を持って会議に参加できるようサポートします。

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MAKI

MAKI

3ヶ月で必ず目標達成をさせる英語コーチ。オンライン(Zoom)で英語コーチングプログラムを提供。世界でもっとも認知度の高い国際的英語指導資格(ケンブリッジCELTA)を持地、1000人以上の英語指導経験から、お一人お一人にあった英語学習戦略を組み立て、徹底サポート。自身が「英語が話せない」「TOEIC490点」「長い英語コンプレックス」という状態から、ほぼ独学で、TOEIC960点、英検1級、通訳・翻訳をこなすスピーキング力を身につけた逆転の女王(笑)へ!「英語が苦手!嫌い!」という学習者の気持ちが熟知し、1日も早く英語マスターへと導くお助けマンです。

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