「流行る(はやる)」「流行する」と聞くと、何をイメージしますか?
インフルエンザが流行る、洋服が流行する、歌が流行る、・・・などでしょうか?
日本語ではどれも「流行る」「流行する」と一概に表現しますが、英語では「流行るもの」すなわち、対象により表現が変わります。
大きく分けると、
・「文化・風習」などが「流行する」という場合
・「病気・悪習」などが「流行する」という場合
で表現のしかたが変わります。
今日の記事では、上記の各シチュエーションでの「流行る」「流行する」の英語表現をご紹介します。
「文化・風習」などが「流行る」の英語表現
洋服や歌、アニメ、習い事など、文化や風習などが「流行る」場合、「人気がある」といったイメージですよね。
①be in fashion「流行している」
文化や風習などが「流行している」という典型的な英語表現です。
Pokemon is in fashion among children.
「ポケモンが子どもたちの間で流行ってます。」
be in fashionは、流行っている「状態」を表現しますので、「流行する(流行り始める)」という「変化」を表したい場合は、come into fashion と言います。
また、「最新の流行り」とか「最先端の流行」などと言いたい場合は、”the latest fasion“と表現します。
This clothes is the latest fashion this spring.
「この服は、この春の流行なんですよ~。」
②popular(人気がある)
「流行る」ということはつまり「人気がある」ということですよね。
シンプルに、be popularで表現することができます。
Smap was very popular when I was young.
「私が若い時はSMAPがすごく流行ってたんだよ~。」
③fad/craze(一時的な流行)
fashionをfadやcrazeに置き換えて表現することができます。
fadやcrazeは、fashionに比べて、より一時的、すなわち一過性のブームといったニュアンスになります。
fad=一時的なブーム
fadは「気まぐれ」の意味で、長くは続かない爆発的な流行のイメージです。
craze=一時的な熱狂
crazeは、「正気を失うぐらい熱中する」イメージで、熱狂するような流行です。
病気・犯罪などが「流行る」場合の英語表現
風邪、インフルエンザなどの病気や、万引きなどの犯罪が「流行る」というのはイメージで言うと、蔓延する(広がる)といったニュアンスですよね。
①go around(広がる)
go aroundは、直訳すると「周りを回る」ですが、広まる、蔓延するなどを表すよく使われるイディオムです。
うわさが「広まる」というときにも使います。
The flue is going around Naha.
「那覇でインフルエンザが流行っています。」
病気などが流行っている場所は、前置詞である”around”の後に直接置きます。
②spread/widespread(広がる)
go aroundと同じく流行る=広がっているというニュアンスで伝えられます。
spreadは動詞、widespreadは形容詞です。
The flu is spreading(widespread).
「インフルエンザが流行っています。」
③rampant(病気・犯罪などが蔓延する)
rampantは、病気や犯罪など悪いことが広がっている=「はびこる」などのニュアンスで使われる単語です。
(植物などがはびこるときにも使います。)
A cold is rampant.
「風邪が流行っている」
いかがでしたか?
日本語と英語は1対1ではないんですよね。
英語で表現するときは、状況を絵でイメージすると適切な英語表現が浮かびやすいですよ^^
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WRITER この記事を書いている人
MAKI
3ヶ月で必ず目標達成をさせる英語コーチ。オンライン(Zoom)で英語コーチングプログラムを提供。世界でもっとも認知度の高い国際的英語指導資格(ケンブリッジCELTA)を持地、1000人以上の英語指導経験から、お一人お一人にあった英語学習戦略を組み立て、徹底サポート。自身が「英語が話せない」「TOEIC490点」「長い英語コンプレックス」という状態から、ほぼ独学で、TOEIC960点、英検1級、通訳・翻訳をこなすスピーキング力を身につけた逆転の女王(笑)へ!「英語が苦手!嫌い!」という学習者の気持ちが熟知し、1日も早く英語マスターへと導くお助けマンです。
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