さて、昨日のセッションのクライアントさん、来月のTOEICに向けたリスニング課題に取り組んでいる中で、こんなお悩みをお持ちでした。
TOEICの第4問の長文リスニングの対策でのお悩みです。
「リスニングをしていて、その長文の話の大枠も流れも全くつかめないトピックがある。」
とのこと。
例えば、TOEICの第3問のダイアログ(会話)のリスニングや、
第4問の長文(アナウンスなど)のリスニング。
その問題のトピックが何の話をしているのか、わかる問題もあれば、
わからない問題もあるというので、その違いってなんだろう・・・と。
原因としては以下が考えられます。
1)ボキャブラリー(語彙)不足
単語・イディオムのインプット不足。
つまり、そもそも知らない単語が多くて聞き取れないということです。
TOEICである程度の点数を目標にするのなら、単語集を1冊やりきるなど、必須単語をインプットすることをおすすめします。
2)英語の「音」が正しく聞き取れていない
英語を読めても、リスニングになると聞き取れない…と言う人は、英語の「音」を正しく聞き取る「耳」を持っていないと言うことが原因として挙げられます。
日本語の「音」と英語の「音」は全くと言っていいほど違います。
英語の「音」を正しく理解していない、慣れていない状態だと、英語の本来の「音」が聞き取れないのです。
3)単語を正しい発音で覚えていない
先ほどの「英語の「音」が正しく聞き取れていない」と言うところに密接に関連しています。
私たち日本人は、特に義務教育で英語を一生懸命学んできた人の多くは、英単語を覚えるときに、音からではなく、文字から覚えています。
そのため、知っている単語も、音で聴くとわからない、「その単語」だと認識できない問題が起こります。
4)リンキング、リエゾンが聞き取れていない
英単語は、文章の中で読まれると、リンキング、リエゾンと行った「音の連結」が起こります。
音の連結によって、違う音になったり、音が消えたり…と言う変化が起こり、そのために聞き取れなくなるのです。
リスニング対策に入る前に、まずは「なぜ聞き取れないのか?」その原因を上記から絞り込んでみてください。
そうすれば、無駄なトレーニングに手を出して時間を余分に費やすことなく、あなたにとって最適なリスニング対策が見つかるかもしれません。
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WRITER この記事を書いている人
MAKI
3ヶ月で必ず目標達成をさせる英語コーチ。オンライン(Zoom)で英語コーチングプログラムを提供。世界でもっとも認知度の高い国際的英語指導資格(ケンブリッジCELTA)を持地、1000人以上の英語指導経験から、お一人お一人にあった英語学習戦略を組み立て、徹底サポート。自身が「英語が話せない」「TOEIC490点」「長い英語コンプレックス」という状態から、ほぼ独学で、TOEIC960点、英検1級、通訳・翻訳をこなすスピーキング力を身につけた逆転の女王(笑)へ!「英語が苦手!嫌い!」という学習者の気持ちが熟知し、1日も早く英語マスターへと導くお助けマンです。
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