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TOEIC600点を達成する勉強法とおすすめ参考書10選!

TOEIC600点を達成する勉強法とおすすめ参考書10選!

WRITER MAKI

「TOEIC600点を取るにはどんな勉強をすれば良いのだろう?」
「参考書や問題集はどんなものを選べば良いの?」

こんな疑問やお悩みを持っていませんか?

本記事では、

・TOEIC 600点のレベルはどの程度なのか
・TOEIC 600点を取るのに必要な勉強時間
・TOEIC 600点に到達するために効果的な勉強法
・TOEIC 600点台に達するためのおすすめの参考書

これら全てを余すところなくお伝えしていきます。
600点を取るための学習戦略。さっそく順に見ていきましょう!

目次

TOEIC600点は受験者の平均点レベル

TOEICで600点というとおおよそ受験者の平均点です。中学・高校と一通り英語を勉強してきた基礎力のある方がまず目標にすると良いレベルです。

TOEICは英検のように級ごとにレベルの違う問題が出されるのではなく、全員が同じ問題を受験します。その中で10点〜990点まで振り分けられるようになっており、難易度の低い問題から高い問題まで広範囲に出題されます。

現在400点台〜500点台の英語学習者は、いきなり700点や800点などの高得点を目指すのではなく、まずは

「TOEIC600点」

この平均点を目標に学習することをおすすめします。

ここを乗り越えることで英語の基礎力を身につけることができ、今後のスコアアップを支えてくれる土台となります。

では、TOEIC600点のレベル感についてもう少し詳しく見ていきましょう。

TOEIC受験者数と平均スコア

TOEIC受験者のスコアの中での位置付けを確認してみましょう。以下のグラフは、日本におけるTOEIC受験者の平均点を表しています。

2021~2023のTOEIC受験者の平均スコア表

(引用元:TOEIC Program DATA&ANALYSIS

これを見てわかるように、TOEIC受験者の平均スコアは600点を少し超えたあたりです。4〜5年前までは、 平均スコアは580点前後でした。ここ数年で平均点が20点くらい上がっていることが分かります 。グローバル化の流れが急速に進み、英語力の必要性をひしひしと感じている社会人は多いことでしょう。そういった傾向もあって英語学習者が増えているのかもしれません。 

TOEIC600点を英検に換算すると2級〜準1級レベル

TOEIC600点という点数は英検で何級に該当するのかについてみていきたいと思います。
英検の各級をTOEICの点数に換算したデータがあります。

TOEICのスコアと英検の級のレベル比較表

これを見ると、TOEIC600点は、英検2級〜準1級の間ぐらいに相当するということがわかります。

英検とTOEICでは問題傾向が大きく異なりますし、英検が「リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能」を審査するものに対して、TOEICは「リスニング・リーディングの2技能のみ」の試験ですから、一概に比べることはできません。しかし、TOEIC600点の学習者がその英語レベルで英検を受けたと仮定すると、「英検2級は受かるけれど準1級はまだ合格できない」ぐらいであると考えることができます。

TOEIC600点は「業務上でも限定された範囲で通用する」レベル

TOEICのスコアを英語の実用レベルに換算したこんな表があります。各点数ごとに、日常会話の中でどの程度のレベルなのかが位置付けられています。

TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表

(引用元:TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表

TOEIC600点は日常生活レベルのニーズを充足でき、業務上では限定された通常会話の範囲内でコミュニケーションができる英語レベルということがわかります。

また、TOEIC500点は基本的な文法・構文は身についており、自己の意思を伝える語彙を備えています。つまり英語力の基礎・土台がほぼできている状態といえます。

わかりやすく言うと、

TOEIC300点前後が「初心者」レベル
TOEIC500点前後が「初中級」レベル
TOEIC600点前後が「中級」レベル

といったイメージです。

TOEIC600点は、中学レベルの基本的な単語と英文法をしっかり理解できており、日常生活に即した内容の長文が読めるのであれば達成可能です。

そして基本単語と英文法を使って、ゆっくりながらも英会話コミュニケーションができることも必要です。

試験では「長文読解も複雑なものを除いて大意がつかめる」「リスニングは長いものは難しいけれども短文なら聞き取れるものがある」といったレベル感です。

TOEIC600点は履歴書に書ける最低スコア

私の生徒さんからも「履歴書にはTOEICの点数は何点から書けるの?」という質問をいただくことが多いです。

私の率直な回答を述べると、

「履歴書に書いていい最低スコアがTOEIC600点」

です。
ビジネスでのTOEICスコアの目安として、英語を使って業務ができる最低限の水準が600点だと考えられています。

ただし、これは主に日系企業の話。

高い英語レベルが要求される外資系企業や、日系でも業務で英語をバリバリ使う貿易商社などでは、TOEIC600点は使えないレベルと見なされかねません。

実際、私は外資系コンサルティング企業に転職活動をしたことがあるのですが、最終面接でTOEIC740点(当時の点数です)と答えると「その英語力では業務には厳しいね」と落とされてしまった苦い経験があります。

ですが、一般的な多くの企業では、TOEIC 600点は英語力の証明として機能します。

TOEIC受験者の平均スコアがおよそ600点。TOEIC600点を持っていたら、業務上で仮に英語が必要になった時に最低限のコミュニケーションはできると認識されます。

TOEIC600点を取るために必要な勉強時間

時計とカレンダーの画像

TOEIC600点を取るためには、どれぐらいの時間勉強をすれば良いのでしょうか?実は、 TOEIC 1点のスコアアップに必要な時間は3時間と言われています。

TOEIC 1点=3時間

たった1点アップさせるのに、3時間の学習時間が必要だと言われています。

すなわち、TOEICの点数を100点アップさせるのには300時間の学習時間が必要だという計算になります。

ただし、これはあくまで目安の数字。

実際に、TOEIC300点から1点アップさせるのと、TOEIC700点から1点アップさせるのとでは、明らかに前者のほうが易しく、後者の方が難しくて時間がかかります。

では、TOEIC 600点を達成するのに必要な学習時間をもう少し具体的に見ていきましょう。

少し古い表になるのですが、TOEICの点数をCurrent Score(=現時点のスコア)からTarget Score(目標スコア)に上げるのに何時間の学習時間が必要かというデータがあります。

現時点のスコアから目標のスコアを達成するまでの所要学習時間のデータ

たとえば、現在TOEICのスコアが350点の人が550点をとるためには、450時間必要だという計算になります。

これをもとに皆さんの現在のスコアから、600点をとるために必要な学習時間、そして日数をざっくりと算出してみてください。

現在のスコアが300点の人が600点をとるには450時間が必要。

・1日に3時間勉強するなら、150日間(5ヶ月)で達成可能
・1日に2時間勉強するなら、225日間(7ヶ月半)で達成可能
・1日に1時間勉強するなら、450日間(1年3ヶ月)で達成可能

こんなふうに学習時間を計画することができます。

現在のスコアが400点の人が600点をとるには225時間が必要。

・1日に3時間勉強するなら、75日間(2ヶ月半)で達成可能
・1日に2時間勉強するなら、112日間(3ヶ月半)で達成可能
・1日に1時間勉強するなら、225日間(7ヶ月半)で達成可能

ザッとこんな計算になります。
ちょっと気が遠くなりかけた人もいるかもしれませんね(笑)

ですがこの数字(必要な学習時間と日数)は、効率の良い学習方法を行ったり勉強の密度や集中度を上げることで短縮できます

逆に、効率の悪い学習方法で取り組んでいたり、学習の密度(集中度)が下がれば学習期間はもっと長期化してしまいます。

効率よく、正しい勉強法で行うことが重要です。

ではどんな勉強法が良いのか?見ていきましょう。

TOEIC600点を取れる勉強法

TOEICのテキストで勉強する風景画

TOEIC600点を達成するための効率的かつ効果的な勉強法と、TOEIC600点をとるためのおすすめの参考書・問題集をご紹介していきます!

TOEIC600点のために身につけるべき「英語力」と「受験力」

TOEIC600点レベルといっても、その英語力の4技能(リスニング、リーディング、スピーキング、ライティング)を全てまんべんなく得点するのはなかなか難しいものがあります。

大学受験のための英語学習をしっかり行ってきた大学生であれば、文法や長文読解力が定着しているのでリーディング問題では300点以上取れるのですが、リスニング問題では半分以下しか回答できないというケースは少なくありません。

一方で、海外に留学経験があり現地でたくさん英語に触れてきた、けれど読むのは得意ではないという人は、リスニングで点を稼いでいることもあるでしょう。

 TOEIC 600点を目指している、現在500点前後のスコアの人は、2つのパターンに分けられます。

・英語の基本知識はほぼ 身についている
・リスニングまたは長文に不慣れである 

そこで、 TOEIC600点に到達するためには2つのスキルを身につける必要があります。

一つは、TOEICという試験に対する受験力。TOEICの試験の傾向に慣れ、本番で時間内に集中して解き切る本番力です。したがって、まずはTOEICという試験の全体像を知り、傾向と対策を学ぶことが必要です。

もう一つは、TOEIC600点レベルの英語力です。

TOEIC600点の英語力を身につけるためには、中学レベル+αの英語力が必要です。具体的には以下の3つの力が必須になってきます。

①TOEICを解くのに最低限必要な中学校の英文法
②英文の文章構造を理解するのに必要な語彙力
③ 読解とリスニングに慣れる力

ここで求められる中学レベルの英語力とは、問題を見た時に「考えればわかる」ではなく「考えずにパッと知識が出てくる」くらいの完璧さです。その上で、「➕α」の英語力が求められます。

TOEIC600点の壁をなかなか越えられない人は、中学英語を疎かにしていきなりTOEICの問題を解き始めたり、テクニックに走ったりしてしまう人も少なくありません。

中学英語といっても例えば「分詞」「後置修飾」「比較級」「受動態」「関係代名詞」など、わかっているつもりで理解が甘い、なんていう部分もあるはずです。(特に関係代名詞、品詞はバンバン出題されます!)

今一度基本に立ち返って、中学英語を一度さっと復習するくらいのことはやって欲しいと思います。 こういったところを踏まえながら、TOEICが求める英語力(=中学英語+α)を身につけることを学習戦略の中心にしてください。

TOEIC600点を取るためのリスニング対策

ここではリスニングの勉強法について解説していきます。
TOEIC600点を目指す人は、まずPart1とPart2の両パートで正答率を高めることをおすすめします。

教材は公式問題集のリスニングパートを使います。

Part1の写真問題は満点を取る

Part1は満点を取ることを目指します。主語・ 動詞をしっかり聞き取り得点できるようにしておきましょう。
Part1の聞き取れない音を把握し、聞き取れるまでCDを何度も聞くこと、音声の後に自分でも発音してみるということをやっていきます。
もしPart1が満点を取れない場合は、公式問題集のテスト1回分もしくは2回分のPart1でディクテーション(音を聞いて、文章を書き取る)をやってみると良いです。

ディクテーションのやり方はこちらの記事も参考にしてくださいね。
↓↓↓

Part2の短文応答問題も、前半は満点を目指す

Part2の短文応答問題も、前半は全問正答を目指しましょう。公式問題集に付属するCDの音声を聴きながら、声に出して英文の後について繰り返したり(=リッスン&リピート)、音源のスピードになるべく近いスピードで音読します。

こうしてPart1とPart2を何度も繰り返し聞くとともに、自分でもスラスラ発音できるよう、繰り返し音読トレーニングをしていきます。 Part2も、テスト1回分のディクテーションをやるのが効果的です。

ディクテーションをやってみて、英語の音を聞き取るのに難しさを感じているのであれば、発音の学習を強化します。

 Part3,Patr4は問題文の大意を読み取る

まずは、各トピックの会話やアナウンスがどんな内容なのか、場所や状況などトピックの全体像を頭の中で描く、というトレーニングが効果的です。

また、公式問題集のリスニングCDを使って、ポーズ(小休止)の間に設問を先読みする練習をしましょう。

TOEIC600点を取るためのリーディング対策

次にリーディング対策の勉強法をお伝えします。
TOEIC600点のリーディング対策として、まずは文法の基礎固めと語彙対策を行います。

中学英語を中心とした英文法をしっかり理解しマスターしながらTOEIC対策本を使って理解を確認していきます。

Part5はTOEIC600点を狙う学習者が、最も力を入れるべきパートです。

特にPart5の品詞問題(文法)はカッコに適切な語句を入れていきますが、確実に得点できるよう基本文法を固めましょう。公式問題集などで間違えたところはしっかり解説を読んで理解し、一つ一つ確実につぶしていきましょう。

Part6、Part7は、TOEIC600点を狙う学習者にとっては時間内にすべて解くのは難しいですが、自分が解ける問題をできるだけ多く見つけて確実に得点していきましょう。特にPart6は各パッセージの最初の方の比較的易しい問題(特に文法問題)は、確実に正答できるよう練習しましょう。

Part7は、語彙を増やすことで読みやすくなります。語彙対策に取り組み、TOEICの頻出単語のインプットに努めましょう。試験では、Part7の前半の方にある、掲示板やチラシなどの簡単なパッセージを確実に解いていく一方で、少しづつ難易度が高めの問題にもチャレンジしていきましょう。

リーディングの力をつけていくためには、シングルパッセージを精読して丁寧に英文解釈をしていくことも、TOEIC Part7に向けた読解力をつけるのに効果的です。

TOEIC600点をとるためのおすすめ本10選

これまでお伝えしてきたスキルを身につけるために、どんな本を選んだら良いか、色々ありすぎて迷ってしまいますよね。ここで実際に私が使ってきたおすすめ本をご紹介していきます。

まずはTOEICの試験の全体像をつかみ、各パートの問題傾向と解き方をしっかりとつかむことが大切です。戦うためにまずは「敵を知る」ことが重要…というのはTOEICに限らず、基本戦法ですね。

そこでこちらの本をおすすめします。

TOEICの全体像を知る「はじめて受けるTOEIC®︎テストパーフェクト入門」

初めて受けるTOEICテストパーフェクト入門
初めて受けるTOEICテストパーフェクト入門

はじめて受けるTOEICテストパーフェクト入門


いきなり問題集に向かうよりも、まずはTOEICの全体像や傾向、それに向けた適切なアプローチ(攻略法)を知っておくのが近道です。本書はTOEICの全体像を把握し、各パートの解き方、学習方法が一通り学べるので、学習の入り口にふさわしい参考書です。

文法のマスターに「出るとこ集中10日間!TOEIC®︎テスト文法編」

出るとこ集中10日間!TOEIC®︎テスト文法編表紙

出るとこ集中10日間!TOEIC®︎テスト文法編

文法は、ちゃんとやろうと思えば範囲が広く深いです。しかしTOEICのPart5の文法問題は、中学英語が中心で範囲も限定的です。

この問題集は、TOEICに必要な文法事項をピンポイントでまとめており、かつスピーディな解き方をマスターできるものになっています。

もし、上記の『出るとこ集中〜』が難しくてよくわからない…という方は基本が足りていない証拠。中学レベルの文章を読む&聞くことで英文法の超基本に立ち返りましょう。

中学英語の復習!「中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本」

中学3年間の英語が1冊でしっかりわかる本の表紙

中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本

TOEICの先生が書いた中学英文法の本で、TOEICに向けて中学英語から学び直しをしたい学習者はもちろんのこと、英会話のために中学英語をやり直したい方にも人気の、基本文法の参考書です。

薄いのであまり時間をかけずにやりきることができます。こういった問題集を、復習として3日〜1週間くらいで集中してパパっとやりきってしまうのも手です。

中学英語の復習!「中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる問題集」

 中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる問題集の表紙

 中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる問題集

先ほど紹介した本と同じシリーズですが、こちらは「問題集」バージョンで問題が多めです。 問題を解きながらしっかり中学英文法を復習したい人にはこちらがおすすめです!

単語対策に「TOEIC®︎ L&R TEST出る単特急 銀のフレーズ」

出る単 銀のフレーズ 表紙

TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ) 

こちらは、TOEICの単語帳の中でも大人気の「金のフレーズ」通称「金フレ」の姉妹本で、金フレよりももっと基本的な語彙が網羅されています。

金フレはTOEIC500点前後の方にとっては難易度が高く、英語力の基礎レベルとして押さえておきたい単語が抜けているので、こちらの通称「銀フレ」からやってみることをおすすめします。
アプリで自己チェックをするのがオススメです。

中学レベルの英単語は完璧に覚えていることが大前提です!その上で、TOEICの単語にもどんどん触れて覚えていきましょう。

単語対策に「TOEIC®︎ L&R TEST出る単特急 金のフレーズ」

出る単特急 金のフレーズ 表紙

 TOEIC®︎ L&R TEST出る単特急 金のフレーズ

TOEIC500点を超えている、あるいは「銀フレ」をざっと見て「簡単すぎる」と思われるなら「金フレ」に取り組んでもOKです!
金フレは、TOEIC600点以上を目標とする学習者をターゲットにしています。600点レベル(助走の400語)の部分をまずはしっかり覚えてから、次のレベルへ進みましょう。

単語対策に「新TOEIC®︎ TEST出る順で学ぶボキャブラリー990」

出る順で学ぶボキャブラリー990の表紙

新TOEIC R TEST 出る順で学ぶボキャブラリー990

こちらはTOEIC600点を狙う人にちょうど良い本です。TOEICの文章や表現に慣れるという意味でも有意義な1冊ですよ。

センテンス(文章)の中でTOEICに必要な単語を覚えていきます。単純に単語だけを覚えようとするよりも、文章の中で単語を覚えた方が記憶に残りやすいです。 

ちなみに、先に紹介した「銀フレ」「金フレ」はフレーズ(熟語表現)で覚えるので、どちらが覚えやすいかはお好みです。

この「出るボ」は、ダウンロード音声でセンテンスを耳で聞くことで、リスニングのトレーニングにもなります。

つまり、リスニング学習をしながら自然に単語も覚えていけるという一石二鳥の単語帳でもあります。

リスニング対策に『英語耳』

英語耳 表紙

英語耳

TOEIC 600点を取るためのリスニング対策として、まずは、英語の「音」を聞く耳を作ることをおすすめします。実際に、英語の正しい音を発音できるようにトレーニングしながら、英語の音を正しく聞き取れる「英語耳」を初期のうちにつけておくことで、リスニング力をどんどん伸ばしていくことができます。 

長文対策に『英文読解入門基本はここだ!』 

英文読解入門基本はここだ!表紙

 英文読解入門基本はここだ!―代々木ゼミ方式

Part7が読めない、あるいは単語を頼りに「なんとなく読んでいる」という人は、英文の構造を理解する英文解釈のトレーニングをしておくことをおすすめします。構文読解の基礎本なので、基本的な英文法は理解していることが前提です。 

本書は 2005年に出版されたものですが現在でもたくさんの方に読まれています。変わらぬ 分かりやすさに定評があるようです。 

受験力をつけるには「公式TOEIC Listening &Reading問題集 」

公式TOEICL&R 問題集10 黒い表紙

公式TOEIC Listening &Reading問題集(10)

最後はやはりTOEIC公式問題集です。本番と同様の120分で時間を計って取り組み、時間配分とスピードを意識して解いてみましょう!

 TOEIC公式問題集は、全部で11冊あります。新しい問題集ほど難しくなっていく傾向にありますので、個人的には一番新しいものに取り組むことをおすすめします。

一通り終えたら、間違えた問題は解説を読んでしっかり理解しましょう。また、すぐに別の模試に取り組むのではなく、一度といたテストに再度取り組み、解法の再確認をしたり知らなかった表現を覚えていくのがおすすめです。

TOEIC600点をとるための本番戦略

ゴールまでのプランのイメージ画像

TOEICでは本番力もとても大切です。
TOEIC600点を達成するための本番でのコツをお伝えします!

テスト中の時間配分を知ろう

TOEICのリスニングは約45分、リーディングは75分です。
TOEICでできる限り高得点を取るためにはタイムマネジメント(時間管理)が欠かせないスキルとなっています。

リスニングセクションは自分でコントロールできる部分が少ないですが、リーディングの75分をしっかり管理しておく必要があります。

あらかじめ時間配分しておきましょう。
下記の表も参考にしてみてくださいね。

TOEIC600点を目指す学習者のモデル時間配分

リスニングPart1/2/3/445分
リーディングPart520分
Part615分
Part740分

リーディングはタイムマネジメントが得点アップの鍵となります。
一般的な時間戦略としては、Part5、Part6を手早く解き、Part7にできる限り多くの時間を残しておくことが必要です。
ただしTOEIC600点を目指す学習者であれば、まずはPart5とPart6の文法問題で確実に得点を稼ぎたいので、Part5に若干長めの時間配分をおすすめしています。

リスニングの本番戦略「森」と「木」の攻略

TOEIC600点を目指す学習者は、Part1とPart2の前半でなるべく点数を稼げるよう前半はとくに集中してリスニングしましょう。

もちろん、リスニングの45分間の間フルに集中するに越したことはないのですが、なかなか不慣れだと思うので、まずはPart1とPart2の間だけでも集中力を切らさないことを心がけてください。

また、Part3とPart4は先読み(=問題文の音声が読まれる前に設問を読んでおくこと)をしましょう。

Part3とPart4は問題文の全体的な内容(会話をしている人の職業、アナウンスの場所、何についての話題か、など)を問う「森」問題をまずは正解できることを目指すこと。

さらに設問の先読みをして、問題文の中の細かい情報をできるだけ聞き取り、いわゆる「木」問題での正答数を増やしていきましょう。そのために重要なキーワードを捉えられるように練習しておきましょう。 

聞き取れなかった情報はいくら考えても正答に辿り着かないので、潔く諦めて次の問題の設問の先読みと、問題文のリスニングに集中するのもポイントです!

リーディングの本番戦略:難問は捨てる

Part5の文法問題のうち、品詞問題・人称代名詞・関係代名詞・接続詞などで確実に点を取りましょう。
さらに、そうした文法問題で空所の前後だけを読めば解ける問題を見極め、スピーディに解いていきましょう。似た単語で語尾が違う品詞問題が出てきたら、単語の意味がわからなくても解けるので、空所の前後から正しい品詞を選びます。

語彙問題はいくら時間をかけても解けない問題が多いですから、見知らぬ単語が選択肢に並んでいたら、すぐにとばします。

Part6も、文法問題を中心に、得点化しやすい各題材の最初の方の設問を中心に解き、文挿入問題など、問題文全体をしっかり理解する必要がある難問は最初から捨てましょう。あまりじっくり読み込まず、設問を取捨選択してさっさとPart7にいってOKです。

Part7は正答を見つけやすい問題を確実に正解し、スピーディに進んでいきます。Part7の最後までたどり着き、自分が読みやすい問題や解きやすい問題に多くあたり正答数を稼ぐようにするのです。

article(新聞・雑誌の記事など)や multiple passage(複数文書問題)の後半の方はTOEIC600点以下の人には難しいので、それらの難しいトピックは思い切って捨て、前半の方にある短めの長文や、案内文・チラシ・簡単なメールなどの問題をじっくり読んで正答する、と決めておくのも良いです。

また、設問の中でも難問で時間がかかりがちな問題(NOT問題、文挿入問題など)も潔く捨てましょう。

要は「自分が解ける問題」をなるべく多く見つけて解いてあげる!これがリーディングパートの攻略法です。

TOEIC600点をとる勉強法《まとめ》

TOEIC600点とはどんなレベルなのか、どれぐらいの学習時間が必要なのか、どんな勉強法をすれば達成できるのか、さらにオススメの参考書についてご紹介させていただきました。

①中学英語の基礎は完璧な状態(考えずに5秒で解けるくらい)
②英文の文章構造を理解するのに必要な語彙力の習得
③ 読解とリスニングに慣れるためのトレーニング
④本番のタイムマネジメント
⑤できる問題を少しでも多く見つけて得点化

TOEIC600点を取ることで、のちに700点、800点…と高得点を取っていく力をサポートする土台となります。
逆にここを疎かにすると、後々、点数が伸び悩むことになってしまいます。

ぜひ、しっかり対策をしてTOEIC600点を弾みにして、点数を大きくアップしていってくださいね!
この記事があなたのTOEIC学習のお役に立てたら幸いです。

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WRITER この記事を書いている人

MAKI

3ヶ月で必ず目標達成をさせる英語コーチ。オンライン(Zoom)で英語コーチングプログラムを提供。世界でもっとも認知度の高い国際的英語指導資格(ケンブリッジCELTA)を持地、1000人以上の英語指導経験から、お一人お一人にあった英語学習戦略を組み立て、徹底サポート。自身が「英語が話せない」「TOEIC490点」「長い英語コンプレックス」という状態から、ほぼ独学で、TOEIC960点、英検1級、通訳・翻訳をこなすスピーキング力を身につけた逆転の女王(笑)へ!「英語が苦手!嫌い!」という学習者の気持ちが熟知し、1日も早く英語マスターへと導くお助けマンです。

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