
「TOEIC700点を取るには、どんな勉強法をすればいい?」
「TOEIC700点を取るための、効果的な教材(参考書・問題集)は?」
もし、あなたがこのような疑問やお悩みをお持ちであれば、この記事があなたのお役に立てるはずです。
このブログでは、ほぼ独学で TOEIC490点から最終的に960点のスコアを達成し、今はプロとしてTOEIC対策を指導している私が、目標スコア別におすすめの勉強法を紹介しています。
私が学生時代にはじめてTOEICを受験した時のスコアは570点。そこで英語を諦めて放置していたら、社会人2年目で受けたTOEICは490点まで落ちてしまった…(泣)
このままではヤバイ…とTOEICの勉強に取り組んだ20代…色々な試行錯誤と紆余曲折をへて、今の960点までスコアを上げることができたのです。
この記事を読んでいただくことで、得られる情報は次の通りです。
[aside type=”boader”]
- TOEIC 700点のレベルとは?
- TOEIC 700点を取るのに必要な勉強時間は?
- TOEIC 700点に到達するために効果的な勉強法とは
- TOEIC 700点台に達するためのおすすめの参考書
[/aside]
それでは、さっそく順に見ていきましょう!
目次
TOEIC 700点のレベルとは
TOEIC 700点は、就職・転職の際に「英語力」としてアピールできる点数です。
人事評価や海外駐在のスコアの目安としてもTOEIC700点または730点が基準として掲げられています。
「英語力がある」とアピールしたい方は、まずは
TOEIC 700点
を取っておきましょう
このTOEIC700点を目指す学習を通して、日常英会話やビシネス英語の土台となる文法・語彙力を身につけることができ、今後のスコアアップの屋台骨となりえます。
ではまず、TOEIC 700点というのは、どんなレベル感なのかについて見ていきましょう。
TOEIC受験者の平均点との比較
TOEIC 700点のレベルを理解していただくために、TOEIC受験者のスコアの中での位置付けを確認しましょう。
以下の表は、日本におけるTOEIC受験者の平均点を表しています。
(引用元:TOEIC Program DATA&ANALYSIS)
これを見てわかるように、TOEIC受験者の平均スコアは580点です。
したがって、TOEIC700点はTOEIC受験者の平均点より100点以上も高い点数ということになり、「英語力がある」とアピールするスタート地点と言えます。
TOEICの点数を英検に換算すると、700点のレベルは?
TOEIC700点という点数は英検で何級に該当するのかについてみていきたいと思います。
まず、以下に英検の級をTOEICの点数に換算したデータがあります。
英検 | TOEIC | |
級/ スコア |
5級 | 346 |
4級 | 343 | |
3級 | 377 | |
準2級 | 402 | |
2級 | 527 | |
準1級 | 713 | |
1級 | 955 |
(参照:TOEIC Program Data&Analysis 2014より管理人が作成)
これを見ると、TOEIC700点は、英検2級〜準1級の間に位置し、ほぼ準1級合格に手がとどくレベルだということがおわかりいただけるかと思います。
ただし、英検とTOEICでは問題傾向が大きく異なるので注意が必要です。
英検が、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能を審査するものに対して、TOEICは、リスニング・リーディングの2技能のみの試験ですから、一概に比べることはできません。
TOEIC 700点の学習者がその英語レベルで英検を受けたと仮定すると、「英検2級は確実に受かり、準1級には対策すれば受かる実力がある」ぐらいとおおよそ考えることができます。
TOEIC 700点はどんな英語力をもっている?
TOEIC 700点の英語力はどんなものでしょうか?
下の表は、TOEICのスコアを英語の実用レベルに換算したものです。
(引用元:TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表)
これを見ると、TOEIC 700点は「ほぼどんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を持っている」と考えてよいでしょう。
また、TOEIC 700点は通常会話はほぼ完全に理解でき、応答も早く、業務上も支障はない。すなわち、コミュニケーションに必要な英語力が十分にあると言えます。
英語レベルを一言で言うと、TOEIC700点は「中級〜中上級者」レベルといったイメージです。
TOEIC700点は、高校レベルの英文法・語彙をほぼ理解できており、長文が読めるのであれば達成可能です。
TOEIC試験では、長文読解も複雑なものを除けばだいたい読んで流れを理解できる、リスニングは短文は聞き取れ、長いものは話の状況や大筋はつかめる、といった感じです。
ちなみに、730点以上のBレベルに該当するのは受験者の上位20%だということです。
ですから、TOEIC700点以上であれば、「TOEIC受験者の上位20%ぐらいに入っている」と考えてよいでしょう。
TOEIC 700点はビジネスでどう評価される?
「TOEICの点数は履歴書には何点から書けるの?」という質問をいただくことが多いです。
これについては、TOEIC700点は、自信を持って堂々と履歴書に書いていいレベルだと断言できます。
社会人の平均TOEICスコアである500点後半を大きく上回り、英語上級者のスタートラインに位置するのがTOEIC700点台といってよいでしょう。
TOEIC700点を取れば就職・転職の場面で英語力をアピールできますし、人事評価にも有効に働く企業も少なくありません。
日系企業の多くで、TOEIC700点を幹部候補の基準としています。
多くの企業が、社員の英語力として期待するTOEICスコアのラインが700点〜730点のようです。
TOEIC 700点を取るために必要な勉強時間
では、TOEIC700点を取るためにはどれぐらい勉強すればいいのか、イメージしやすいようTOEICの点数アップに必要な勉強時間の目安から見ていきましょう。
TOEIC 1点のスコアアップに必要な時間は?
TOEICの点数を1点アップさせるのに必要な勉強時間はどれぐらいだと思いますか?
おおよその目安として
TOEIC 1点=3時間
と言われています。
つまりTOEICの点数を1点アップさせるのに、3時間の学習時間が必要だと言われています。
すなわち、TOEICの点数を100点アップさせるのに、300時間の学習時間が必要だという計算になります。
ただし、これはあくまで目安の数字。
実際に、TOEIC300点から1点アップさせるのと、TOEIC800点から1点アップさせるのとでは、同じ点数をアップさせるのでも、低い点数からのアップのほうが容易であり、高い点数からだと容易にはいかず、時間がかかるものだと思っていただければと思います。
TOEIC 500点、600点から700点にアップするには?
では、TOEIC 700点を達成するのに必要な学習時間をもう少し具体的に見ていきましょう。
以下の表は、TOEICの点数をCurrent Score(=現時点のスコア)からTarget Score(目標スコア)に上げるのに何時間の学習時間が必要かというデータです。
この表の見方ですが、たとえば、いまのTOEICのスコアが550の人が750点をとるためには、450時間必要だという計算になります。
ですので、これをもとにTOEIC 700点をとるために必要な学習時間、そして日数をざっくり考えてみます。
いまTOEICスコアが500点ならば、700点をとるには450時間が必要。
[aside type=”boader”]
・1日に3時間勉強するなら、150日間(5ヶ月)で達成可能。
・1日に2時間勉強するなら、225日間(7ヶ月半)で達成可能。
・1日に1時間勉強するなら、450日間(1年3ヶ月)で達成可能。
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いまTOEICスコアが600点ならば、700点をとるには225時間が必要。
[aside type=”boader”]
・1日に3時間勉強するなら、75日間(2ヶ月半)で達成可能。
・1日に2時間勉強するなら、112日間(3ヶ月半)で達成可能。
・1日に1時間勉強するなら、225日間(7ヶ月半)で達成可能。
[/aside]
ということになります。
しかし、この数字(必要な学習時間と日数)は効率の良い学習方法を実行したり勉強の密度(集中度)を上げることで短縮できますし、逆に、効率の悪い学習方法を実行したり学習の密度(集中度)が下がれば長期化してしまいます。
TOEIC 700点をめざす勉強法
それではこれより、TOEIC 700点を達成するための効率的かつ効果的な勉強法と、TOEIC600点をとるためのおすすめの参考書・問題集をご紹介していきます。
TOEIC700点のために身につけるべき英語力
TOEIC700点レベルといっても、その英語力(4技能:リスニング、リーディング、スピーキング、ライティング)はバラバラです。
大学受験のための英語の勉強をしっかり行ってきた大学生であれば、文法や長文読解力が定着しているので、リーディングで400点以上取れていて、一方でリスニングが300点以下というケースは少なくありません。
一方で、海外に留学した経験があり、現地で英語で触れてきた、でも英語を読むのは得意ではない、という方は、リスニングで点を稼いでいて、逆にリーディングで300点に満たないというパターンでしょう。
TOEIC600点〜700点未満ぐらいの人は、次の3つのパターンに分けられます。
・英文法の知識はあるが、十分に「使える」レベルでない
・リスニング力が足らない、スピードについていけない
・長文がスムーズに読めていない
そこで、TOEIC700点に到達するためには、2つのスキルを身につける必要があります。
一つは、TOEICという試験に対する受験力。TOEICの試験の傾向に慣れ、本番で時間内に集中して解き切る受験力です。
したがって、まずはTOEICという試験の全体像を知り、傾向と対策を学ぶことが必要です。
もう一つは、TOEIC 700点レベルの英語力です。
TOEIC 700点の英語力を身につけるためには、中学レベル+αの英語力と語彙力を身につけた上で、読解とリスニングに慣れていく必要があります。
TOEIC 700点をめざすリスニング対策
TOEIC 700点を目指す人は、まずPart1とPart2の両パートで英文スピードに追随し、正答率を高めることをお勧めします。
教材は公式問題集のリスニングパートを使います。
Part1は写真問題で、ウォーミングアップ的な位置付けの簡単な問題です。
TOEIC700点を達成するには、Part1は満点を取るようにしましょう。
もし、Part1の写真問題は、主語と動詞をしっかり聞き取ります。
Part1の聞き取れない音を把握し、聞き取れるまでCDを聞くこと、音の後に自分でも発音してみるということをやっていきます。
もしPart1が満点を取れない場合は、公式問題集のテスト1回分もしくは2回分のPart1でディクテーション(音を聞いて、文章を書き取る)をやっておきましょう。
Part2の短文応答問題は、全問題をテンポよく回答できるように集中力を維持できるようにしましょう。
Part2のトレーニングは、音源を聴きながら声に出して繰り返したり(リッスン&リピート)、音源のスピードになるべく近いスピードで音読します。
すなわち、Part1とPart2を何度も繰り返し聞くとともに、自分でもスラスラ発音できるよう、繰り返し音読トレーニングをします。
ただテキストを見ながら音読するのではなく、実際の音声を聞きながら、シャドーイングやオーバーラッピングをするのがより効果的です。
Part2も、テスト1回分でディクテーションをやってみることをお勧めします。
ディクテーションをやってみて、英語の音を聞き取るのに難しさを感じているのであれば、発音の学習をします(発音の学習・トレーニングの参考書は後述します。)
Part3、Part4は問題文の流れを把握するつもりで聞きましょう。
TOEIC700点のリスニング力は、Part3とPart4の問題文の全体的な状況、つまり「森」をしっかり把握できるということです。
この時、「英語の骨組み」をしっかり聞き取るようにしましょう。英語の骨組みとは、いわゆる基本文型であり、S(主語)、V(動詞)、O(目的語)、C(補語)です。中でも特に重要なのが、主語(Subject)と動詞(Verb)です。「何がどうした」が最も重要です。
TOEIC700点を達成するためには、リスニングで流れていく英文を、英語の骨組み、すなわち文の要素を基本に意味をしっかり聞き取って行けることが必要です。
また、Part3、Part4は、問題文が読まれる前の先読みを確実に行い、細部の情報を問う問題でも正答率を高めていきましょう。
TOEIC700点リーディング対策
TOEIC700点のリーディング対策では、まず文法の基礎固めと語彙対策を行います。
TOEICの設問、長文に出てくる英文法を瞬時に理解できる状態にしておくことがまずは基本です。
TOEIC700点を狙うのであれば、Part5の特に文法問題は80〜90%近く正答できるように準備しましょう。
Part5の品詞問題(文法)は確実に得点できるよう基本文法を固め、早く正確に解ける文法スキルをこの段階でしっかり身につけておきましょう。
Part6、Part7は、TOEIC700点を狙う学習者は、時間内にすべて解くのは難しいですが、自分が解ける問題をできるだけ多く見つけて、さっさと解ける問題だけを解いていきます。
また、700点を狙うにはPart7の全ての英文(長文)を読む必要はありません。
むしろ、読みにくい長文(例えば、多くの人が苦手とする記事問題:article、中身の内容が複雑そうな問題文、難解な語彙が多く含まれていそうな問題文)などは最初からやらない、という「捨て問」を作っておく方がいいです。
また、それ以外の問題文でも素早く、または時間をあまりかけずに解ける問題をできる限り解くようにします。
Part6の文挿入問題、Part7の文挿入問題とNOT問題は、TOEIC700点を狙う学習者は、最初から捨てる、ことをお勧めします。
Part7は、語彙を増やすことで読みやすくなります。
語彙対策に取り組み、TOEICの頻出単語のインプットに努めましょう。
また、シングルパッセージを精読して、丁寧に英文解釈をしていくのも、TOEIC Part7に向けた読解力をつけるのに効果的です。
そもそも英文読解が苦手な人は、SVOCの基本5文型や品詞の復習をし、英文読解の参考書を使って、読解のコツを掴むと英文がスムーズに読めるようになります。
TOEIC 700点をとるためのおすすめ問題集・参考書
TOEICの全体像を知る参考書
まず、TOEICの試験の全体像をつかみ、各パートの問題傾向と解法を事前に把握しおくことで、手っ取り早くTOEICに慣れる、つまりTOEIC力を身につける土台が整います。
戦うためにまずは「敵を知る」ことが重要…というのはTOEICに限らず、汎用的な基本戦法ですね。
この本はTOEICの全体像を把握し、各パートの解き方、学習方法が一通り学べるので、学習の入り口にふさわしい参考書です。
この教材の点数ターゲットも、TOEIC ~730点なので、TOEIC700点を目指す学習者さんは、挫折せずに素早く一通りやり抜くことができるでしょう。
素早く一通り、というのがポイントです!
1回やりきったら、2回目は1回目で理解しきれなかった部分を中心にさっと復習しましょう!
TOEIC 700点へのおすすめ文法参考書
『中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる問題集』濱崎潤之輔(かんき出版)
TOEICの先生が書いた中学英文法の本ということで、TOEICに向けて中学英語から学び直しをする学習者にお勧めの基本英文法の参考書です。
TOEICスコアが700点に満たない人、特にリーディングのスコアが300点台の学習者は、文法理解が足りていないことが多いです。
「中学英文法なら大丈夫!」という人も、弱点発見のために、この書籍を速習することをお勧めします。
各ページ見開きの、左側が解説、右側が問題となっています。
文法がちゃんと理解できていないという人は、解説をじっくり読んでから問題で知識がためをしましょう。
一方で、「中学英文法は大丈夫!」という人は、解説は読まずに問題をさっと解けるか速習テストをしましょう。
本の厚さは薄めなので、集中して取り組めば、数週間もかからずやりきることができます。
『出るとこ集中10日間! TOEIC®テスト 文法編』八島晶(西東社)
文法を完璧に習得しよう!と思うと、非常に範囲が広く、深みに入り込んでしまいます。
しかし、TOEICが求める文法知識は、中学英語が中心で、多少、高校内容も入りますが、その学習範囲は限定的です。
この問題集は、TOEICに必要な文法事項をピンポイントでまとめており、かつスピーディな解き方をマスターできるものになっています。
TOEIC700点へのおすすめ単語帳
TOEIC700点に到達するためのおすすめの単語帳は、以下の2冊のいずれかがオススメです。
金のフレーズ TEX加藤 朝日新聞出版
TOEIC500点を超えている、あるいは「銀フレ」をざっと見て「簡単すぎる」と思われるなら、むしろ「金フレ」に取り組んでもOK
TOEICの単語帳の中でも大人気の「金のフレーズ」です!アプリと併用して、本書で目と耳と口を使って習得した単語を、アプリを使って、テスト形式で自己チェックをするのがオススメです。
新TOEIC R TEST 出る順で学ぶボキャブラリー990 神崎 正哉 講談社
こちらは、センテンス(文章)の中でTOEICに必要な単語を覚えていきます。
ちなみに、上の「銀フレ」はフレーズ(熟語表現)で覚えるので、どちらが覚えやすいかはお好みです。
この「出るボ」は、ダウンロード音声でセンテンスを耳で聞くことで、リスニングのトレーニングになります。
つまり、リスニング学習をしながら、自然に単語も覚えていけるという一石二鳥の単語帳でもあります。
TOEIC 600点へのリスニング対策
リスニングが伸び悩む原因の一つが、英語の「音」が聞き取れないというもの。
TOEIC 600点を取るためのリスニング対策として、まずは、英語の「音」を聞く耳を作ることをおすすめします。
ここで、英語の「音」をしっかり聞き取る耳を鍛えておくと、リスニングの点数をどんどん伸ばすことができます。
『英語耳』松澤喜好 アスキー・メディアワークス
実際に、英語の正しい音を発音できるようにトレーニングしながら、英語の音を正しく聞き取れる「英語耳」を初期のうちにつけておくことで、リスニング力をどんどん伸ばしていくことができます。
一口に「英語の音が聞き取れない」といっても、その原因は様々。すなわち「どんな音が苦手なのか?」をまず知ることが重要です。リスニングができない原因を細分化して分析し、それに応じたトレーニングを行うことができるリスニング対策教材です。TOEICに出そうなトピック(飛行機が遅れる、レストランでの会話など)も多く含まれています。
TOEIC 600点への長文対策
Part7が読めない、あるいは単語を頼りに「なんとなく読んでいる」という学習者は、英文の構造を理解する英文解釈のトレーニングをしておくことをおすすめします。
『英文読解入門基本はここだ!』
英文の正しい読み方を習得するための参考書。 TOEICの学習者の中には、ただ早く読まなきゃ!と単語を頼りにスピーディにどんどん読んでいる人が少なくありません。
英文の文章構造をしっかり捉える力を養う、英文解釈の良書です。 受験生に人気の参考書ではありますが、英検やTOEICなどの長文を読むための、長文読解の基本姿勢を養うにも適した教材です。
TOEICのリーディング対策をしながら、音声を使ってリスニング対策ができる、優れもの。 長文も良問ぞろいです。 これを繰り返し、聞き、読み、声に出すことで、TOEICの題材に強くなりながら英語力を強化してくことができます。
TOEICの「受験力」をつけるための問題集
TOEIC の受験力をつけるために、TOEIC公式問題集が最適です。本番と同様の120分で時間を計って取り組み、時間配分とスピードを意識して解いてみましょう!
TOEIC公式問題集は、いま全部で5冊あります。
どれを選んでも傾向としては大差はないので、好みで選ぶのも手^^。
ただし、新しい問題集(番号)ほど昨今のTOEICの傾向に近く、若干難しくなっています。
一通り終えたら、間違えた問題は解説を読んでしっかり理解しましょう。
一度解いたテストに少なくとも3回は取り組んで問題の解き方のコツや、出てきた単語・英語表現をしっかり習得しましょう。
TOEIC 700点をとるための本番力
TOEICでは本番力も大切。
以下に、TOEIC 700点を達成するための本番でのコツをお伝えします。
TOEIC700点をとるのに最適な時間配分
TOEICのリスニングは約45分、リーディングは75分です。
TOEICでできる限り高得点を取るためにはタイムマネジメント(時間管理)が欠かせないスキルとなっています。
リスニングセクションは、自分でコントロールできる部分が少ないですが、リーディングの75分をしっかり管理しておく必要があります。
あらかじめ時間配分しておきましょう。
TOEIC700点を目指す学習者のモデル時間配分
リスニング | Part1/2/3/4 | 45分 |
リーディング | Part5 | 15分 |
Part6 | 10分 | |
Part7 | 50分 |
TOEICのリーディングはタイムマネジメントが得点アップの鍵となります。
基本戦略としては、Part5、Part6を手早く解き、Part7にできる限り多くの時間を残しておくことが必要なのですが、TOEIC700点を目指す学習者は、まずはPart5とPart6の文法問題で確実に得点を稼ぐ力をつけたいので、Part5に若干長めの時間配分をおすすめしています。
TOEIC700点をとるためのリスニング本番戦略
TOEIC700点を目指す学習者は、Part1とPart2の前半でなるべく点数を稼げるよう前半はとくに集中してリスニングしましょう。
もちろん、リスニングの45分間の間フルに集中するに越したことはないのですが、なかなか不慣れだと思うので、まずはPart1とPart2の間だけでも集中力を切らさないことを心がけてくださいね。
また、Part3とPart4は先読み(=問題文の音声が読まれる前に設問を読んでおくこと)をしましょう。
Part3とPart4は問題文の全体的な内容(会話をしている人の職業、アナウンスの場所、何についての話題か、など)を問う「森」問題をまずは正解できることを目指すこと。
さらに、設問の先読みをして、問題文の中の細かい情報をできるだけ聞き取り、いわゆる「木」問題での正答数を徐々に増やしていきましょう。
聞き取れなかった情報は、いくら考えても正答に辿り着かないので、潔く諦めて、次の問題の設問の先読みと次の問題文のリスニングに集中しましょう。
TOEIC 700点をとるためのリーディング本番戦略
TOEIC700点に達するためには、Part5をスピーディにテンポよく解いていく力を養う必要があります。
特に、品詞問題・人称代名詞・関係代名詞・接続詞は素早く確実に得点にできるように文法対策は完璧にしておきましょう。
上記のような問題は、空所の前後だけを読んで5秒で解けるようにします。
語彙問題はTOEIC700点を目標とする学習者は、いくら時間をかけても解けない問題が多いですから、見知らぬ単語が選択肢に並んでいたら、すぐにとばします。
Part6も、文法問題を中心に得点化しやすい、大問の最初の方の設問はスピーディに正答しましょう。
文挿入問題は、問題文全体をしっかり理解する必要がある、解答に時間がかかる難問が多いので、最初から諦めるのも戦略の一つです。
Part6はあまりじっくり読み込まず、このように設問を取捨選択して、さっさとPart7にいきましょう。
Part7は、正答を見つけやすい問題を確実に正解し、スピーディに進んでいきます。
とくに、Part7の最後までたどり着き、自分が読みやすい問題や解きやすい問題に多くあたり正答数を稼ぎます。
article(新聞・雑誌の記事など)や multiple passage(複数文書問題)の中で内容が複雑なものは、TOEIC700点以下の人には難しいので、それら難しそうなトピックは思い切って捨て、それ以外の文章をじっくり読んで正答する、と決めておくのもいいです。
また、設問の中でも難問で時間がかかりがちな問題(NOT問題、文挿入問題など)も、潔く捨てましょう。
要は、「自分が解ける問題」をなるべく多く見つけて解いてあげる!これがリーディングパートの攻略法です。
TOEIC 700点をとる勉強法《まとめ》
いかがでしたか?
TOEIC 700点とはどんなレベルなのか、どれぐらいの学習時間が必要なのか、どんな勉強法をすればいいのか、さらにオススメの参考書についてご紹介させていただきました。
TOEIC700点を取るためには、まずはTOEICという試験の傾向を把握し慣れること、そして英語の基礎知識(中学レベルの基本語彙と文法)を身につけた上で、長文とリスニングのトレーニングをすることが基本戦略です。
また、TOEIC700点の対策をしっかりすることが、のちに800点、900点…と高得点を取っていく力をサポートする土台となります。
逆にここを疎かにすると、後々、点数が伸び悩むことになる可能性が大きいです。
ぜひ、しっかり対策をして、TOEIC700〜730点を達成し、TOEIC受験者の上位20%に食い込んでくださいね。
TOEIC 700点はTOEIC上級者の入り口であり、TOEICが楽しめるようになってきます。
この記事があなたのTOEIC学習のお役に立てましたら幸いです!!
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
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WRITER この記事を書いている人

MAKI
3ヶ月で必ず目標達成をさせる英語コーチ。オンライン(Zoom)で英語コーチングプログラムを提供。世界でもっとも認知度の高い国際的英語指導資格(ケンブリッジCELTA)を持地、1000人以上の英語指導経験から、お一人お一人にあった英語学習戦略を組み立て、徹底サポート。自身が「英語が話せない」「TOEIC490点」「長い英語コンプレックス」という状態から、ほぼ独学で、TOEIC960点、英検1級、通訳・翻訳をこなすスピーキング力を身につけた逆転の女王(笑)へ!「英語が苦手!嫌い!」という学習者の気持ちが熟知し、1日も早く英語マスターへと導くお助けマンです。
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