TOEIC700点を達成する勉強法とおすすめ参考書10選 | ブログ | 株式会社e-LIFEWORK

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TOEIC700点を達成する勉強法とおすすめ参考書10選

TOEIC700点を達成する勉強法とおすすめ参考書10選

WRITER MAKI

TOEIC700点というと、ビジネスの場でも十分英語力を発揮できる人材と認められるレベルです。現在学習中の皆さんの中には、


「TOEIC700点を取るにはどんな勉強をすれば良いのだろう?」
「参考書や問題集はどんなものを選べば良いの?」

こんな疑問やお悩みを持っている人も多いと思います。

このブログでは、ほぼ独学で TOEIC490点から最終的に960点のスコアを達成し、今はプロとしてTOEIC対策を指導している私が、目標スコア別におすすめの勉強法を紹介しています。

本記事では、

・TOEIC 700点のレベルはどの程度なのか
・TOEIC 700点を取るのに必要な勉強時間
・TOEIC 700点に到達するために効果的な勉強法
・TOEIC700点台に達するためのおすすめの参考書

これら全てを余すところなくお伝えしていきます。
ぜひ最後まで読んで、700点を取るための学習戦略を習得してくださいね!

目次

TOEIC700点は就職や転職に有利

レベル感のイメージ画像

TOEIC700点は、就職 ・転職の際に英語力をアピールできる点数です。人事評価や海外駐在ができるかどうかの目安としても、TOEIC700点〜730点が基準として掲げられています。

TOEICは英検のように級ごとにレベルの違う問題が出されるのではなく、全員が同じ問題を受験します。その中で10点〜990点まで振り分けられるようになっており、難易度の低い問題から高い問題まで広範囲に出題されます。

その中で、受験する人の平均点がおよそ600点くらいなので、TOEIC700点は平均よりも約100点高い点数ということになり、英語上級者へのスタート地点と言えます 。

TOEIC700点のレベル感についてもう少し詳しく見ていきましょう。

TOEIC受験者数と平均スコア

TOEIC受験者のスコアの中での位置付けを確認してみましょう。以下のグラフは、日本におけるTOEIC受験者の平均点を表しています。

受験者数と平均スコア表

(引用元:TOEIC Program DATA&ANALYSIS

これを見てわかるように、TOEIC受験者の平均スコアは600点を少し超えたあたりです。4〜5年前までは、TOEICの平均点は580点前後であり、700点取れれば上位20%に入ることができました。ここ数年で平均点が20点くらい上がっているので、現在TOEIC700点だと受験者の上位30%以内ということになります。

グローバル化の流れが急速に進み、英語力の必要性をひしひしと感じている社会人は多いことでしょう。そういった傾向もあって英語学習者が増え、全体的に英語力のレベルが上がって来ているのかもしれません。 

TOEIC700点を英検に換算すると ほぼ準1級レベル

TOEIC700点という点数は英検で何級に該当するのかについてみていきたいと思います。
英検の各級をTOEICの点数に換算したデータがあります。

TOEICと英検のスコア比較表

これを見ると、TOEIC700点は 、ほぼ準1級に相当するということがわかります。

ただし英検とTOEICでは問題傾向が大きく異なりますし、英検が「リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能」を審査するものに対して、TOEICは「リスニング・リーディングの2技能のみ」の試験ですから、一概に比べることはできません。

しかし、TOEIC700点の学習者がその英語レベルで英検を受けたと仮定すると、「英検2級は確実に合格し、準1級には対策すれば受かる実力がある」ぐらいであると考えることができます。

TOEIC700点は「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる」レベル

TOEICのスコアを英語の実用レベルに換算したこんな表があります。各点数ごとに、日常会話の中でどの程度のレベルなのかが位置付けられています。

TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表

(引用元:TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表

TOEIC700点レベルの人は通常会話はほぼ完全に理解でき、応答も早く業務上も支障はない。 つまり コミュニケーションに必要な英語力が十分にあると言えます。

TOEIC300点・・・「初心者」レベル
TOEIC500点・・・「初中級」レベル
TOEIC600点・・・「中級」レベル
TOEIC700点・・・「中上級」レベル

このようなレベル感です。

TOEIC700点は、高校レベルの英文法と語彙をほぼ理解できており、長文が読めるのであれば 達成可能です。
試験では、長文読解も複雑なものを除けばだいたい読んで流れを理解できる、リスニングは短文は聞き取れ、長いものは話の状況や大筋はつかめる、といった感じです。

TOEIC700点なら履歴書に堂々と書ける!

私の生徒さんからも「履歴書にはTOEICの点数は何点から書けるの?」という質問をいただくことが多いです。

私の率直な回答を述べると、

「履歴書に書いていい最低スコアがTOEIC600点」

です。
ビジネスでのTOEICスコアの目安として、英語を使って業務ができる最低限の水準が600点だと考えられています。

これに対し、英語上級者のスタートラインに位置する TOEIC700点台は、英語力があるという十分なアピールになります。日系企業の多くで TOEIC700点を幹部候補の基準としています。多くの企業が社員の英語力として期待するTOEICスコアのラインが 700点〜730点のようです。

TOEIC 700点を取るために必要な勉強時間

時計とカレンダーの画像

TOEIC700点を取るためには、どれぐらいの時間勉強をすれば良いのでしょうか?実は、 TOEIC 1点のスコアアップに必要な時間は3時間と言われています。

TOEIC 1点Up=3時間の学習

たった1点アップさせるのに、3時間の学習時間が必要だと言われています。

すなわち、TOEICの点数を100点アップさせるのには300時間の学習時間が必要だという計算になります。

ただし、これはあくまで目安の数字。

実際に、TOEIC300点から1点アップさせるのと、TOEIC700点から1点アップさせるのとでは、明らかに前者のほうが易しく、後者の方が難しくて時間がかかります。

では、TOEIC 600点を達成するのに必要な学習時間をもう少し具体的に見ていきましょう。

少し古い表になるのですが、TOEICの点数をCurrent Score(=現時点のスコア)からTarget Score(目標スコア)に上げるのに何時間の学習時間が必要かというデータがあります。

現時点のスコアから目標のスコアを達成するまでの時間表

たとえば、現在TOEICのスコアが350点の人が550点をとるためには、450時間必要だという計算になります。

これをもとに皆さんの現在のスコアから、600点をとるために必要な学習時間、そして日数をざっくりと算出してみてください。

現在のスコアが500点の人が700点をとるには450時間が必要。

・1日に3時間勉強するなら、150日間(5ヶ月)で達成可能
・1日に2時間勉強するなら、225日間(7ヶ月半)で達成可能
・1日に1時間勉強するなら、450日間(1年3ヶ月)で達成可能

こんなふうに学習時間を計画することができます。

現在のスコアが600点の人が700点をとるには225時間が必要。

・1日に3時間勉強するなら、75日間(2ヶ月半)で達成可能
・1日に2時間勉強するなら、112日間(3ヶ月半)で達成可能
・1日に1時間勉強するなら、225日間(7ヶ月半)で達成可能

ザッとこんな計算になります。けっこう時間がかかるなと感じるでしょうか?

ですがこの数字(必要な学習時間と日数)は、効率の良い学習方法を行ったり勉強の密度や集中度を上げることで短縮できます

逆に、効率の悪い学習方法で取り組んでいたり、学習の密度(集中度)が下がれば学習期間はもっと長期化してしまいます。

効率よく、正しい勉強法で行うことが重要です。

ではどんな勉強法が良いのか?見ていきましょう。

TOEIC 700点を取れる勉強法

TOEICの勉強をする風景

ここではTOEIC700点を達成するための効率的かつ効果的な勉強法と、おすすめの参考書・問題集をご紹介していきます!

身につけるべきは「英語力」と「受験力」

TOEIC700点レベルといっても、その英語力の4技能(リスニング、リーディング、スピーキング、ライティング)を全てまんべんなく得点するのはなかなか難しいものがあります。

大学受験のための英語学習をしっかり行ってきた大学生であれば、文法や長文読解力が定着しているのでリーディング問題では400点以上取れるものの、リスニング問題では300点以下というケースは少なくありません。

一方で、海外に留学経験があり現地でたくさん英語に触れてきた、けれど読むのは得意ではないという人は、リスニングで点を稼いでいることもあるでしょう。

この傾向はTOEIC600点台の人にも見られます。

 現在600点~700点未満のスコアの人は、次の3つのパターンに当てはまります。

・英文法の知識はあるが、十分に「使える」レベルでない
・リスニング力が足りず、スピードについていけない
・長文がスムーズに読めていない

そこで、 TOEIC700点に到達するためには2つのスキルを身につける必要があります。

一つは、TOEICという試験に対する受験力。TOEICの試験の傾向に慣れ、本番で時間内に集中して解き切る本番力です。したがって、まずはTOEICという試験の全体像を知り、傾向と対策を学ぶことが必要です。

もう一つは、TOEIC700点レベルの英語力です。

TOEIC700点の英語力を身につけるためには、「中学英語+αの英語力と語彙力」を身につけた上で読解とリスニングに慣れる必要があります。そのためにも以下の3つが大切です。

①中学レベルの英語+αの基礎力を固める
②得意なパートを特化して集中的に伸ばす
③ TOEIC特有の頻出単語を覚える

これが基本の学習戦略です。
特に、「得意」と言えるようにして欲しいのはリスニング文法です。

これらの力を身につける具体的な対策方法をお伝えします。

リスニング対策

ここではリスニングの勉強法について解説していきます。
リスニングは、集中して正しい方法でトレーニングすればすぐに伸びます!

まずPart1とPart2の両パートで英文スピードに追随し、正答率を高めることをおすすめします。短文のリスニングを正確にできるようにしていきます。英語をしっかり聞き取れる耳を作って、TOEIC の文脈やストーリー に慣れ、リスニング力を高めましょう。 

教材は公式問題集のリスニングパートを使います。

Part1の写真問題はウォーミングアップ

Part1は写真問題で、ここでは満点を取るようにしてください。ウォーミングアップ的な位置づけの簡単な問題です。主語・ 動詞をしっかり聞き取り得点できるようにしておきましょう。
Part1の聞き取れない音を把握し、聞き取れるまでCDを何度も聞くこと、音声の後に自分でも発音してみるということをやっていきます。
もしPart1が満点を取れない場合は、公式問題集のテストのPart1のところを1〜2回ほどディクテーション(音を聞いて、文章を書き取る)をやってみると良いです。

ディクテーションのやり方はこちらの記事も参考にしてくださいね。
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Part2の短文応答問題は全問回答する

Part2の短文応答問題は、全問題を テンポよく回答できるように集中力を維持しましょう。つまりPart1とPart2はどちらも満点を取らなくてはなりません(笑)。

 Part2のトレーニングは、音源を聴きながら声に出して繰り返したり(リッスン&リピート)、音源のスピードになるべく近いスピードで音読します。

こうしてPart1とPart2を何度も繰り返し聞くことで、自分でもスラスラ発音できるようにトレーニングをしていきます。 この時、ただテキストを見ながら音読するのではなく実際の音声を聞きながらシャドーイングオーバーラッピングをするのがより効果的です。 

さらにはPart2も、テスト1回分のディクテーションをやってみましょう。ディクテーションをやってみて、英語の音を聞き取るのに難しさを感じるようであれば、発音の学習を強化しましょう。自分でも発音できる音は聞き取ることもできるからです。

シャドーイングやオーバーラッピングのやり方についてはこちらの記事も参考にしてみてくださいね !

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 Part3,Patr4は問題文の流れを把握する

TOEIC700点を取るためのリスニング力として、Part3とPart4の問題文の全体的な状況、つまり「森」をしっかり把握できるということが必要です。

この時、「英語の骨組み」をしっかり聞き取るようにしましょう。英語の骨組みとは、いわゆる基本文型であり、S(主語)、V(動詞)、O(目的語)、C(補語)です。中でも特に重要なのが、主語(Subject)と動詞(Verb)です。「何がどうした」が最も重要です。

TOEIC700点を達成するためには、リスニングで流れてくる英文を、英語の骨組み、すなわち文の要素を基本に意味をしっかり聞き取っていける力が必要です。

また、Part3、Part4は、問題文が読まれる前の先読みを確実に行い、細部の情報を問う問題でも正答率を高めていきましょう。

TOEICの頻出単語もしっかり覚えてください。それだけでも文章がグッと読みやすくなりますしリスニングも聞き取りやすくなります。リスニング問題に出てくる単語はリーディング問題に出てくる単語ほど難しくはないです。なのでここをしっかり押さえておくことで得点に繋げましょう。

リーディング対策

次にリーディング対策の勉強法をお伝えします。
TOEIC700点のリーディング対策として、まずは文法の基礎固めと語彙対策を行います。ここはTOEIC600点台を目指す人も同じです。ただ700点を狙うのであれば、Part5、Part6は確実に解けるようにしておきましょう。特にPaert5の品詞問題(文法)は80〜90%近く正答できるように準備しましょう。確実に得点できるよう基本文法を固め、早く正確に解ける文法スキルをこの段階でしっかり身につけておきましょう。

Part7は、TOEIC700点を狙う学習者にとっては時間内にすべて解くのは難しいですが、自分が解ける問題をできるだけ多く見つけて、さっさと解ける問題だけを解いていきます。

また、それ以外の問題文でも素早くあまり時間をかけずに解ける問題をできる限り多く解くようにします。

また、Part7の全ての英文(長文)を読む必要はありません。むしろ読みにくい長文、例えば、多くの人が苦手とする記事問題(article、中身の内容が複雑そうな問題文、難解な語彙が多く含まれていそうな問題文など)は最初からやらない、という「捨て問」を作っておく方がいいです。

Part6の文挿入問題、Part7の文挿入問題とNOT問題は、最初から捨てることをお勧めします。

Part7は、語彙を増やすことで読みやすくなります。語彙対策に取り組み、TOEICの頻出単語のインプットに努めましょう。それと同時に、英文の構造を正確に掴みながら英文の語順通りに読める練習をしていきます。

またシングルパッセージを精読して、丁寧に英文解釈をしていくのも、Part7に向けた読解力をつけるのに効果的です。

そもそも英文読解が苦手という人は、SVOCの基本5文型や品詞の復習をし、英文読解の参考書を使って、読解のコツを掴むと英文がスムーズに読めるようになります。

Part7の問題もたくさんのバリエーションがあり、その中から様々な形で出題されます。ですからPart7の中でも自分の「得意分野」を作っておいて、本番はそこを確実に解く、という戦略でいくのが良いでしょう。

TOEIC700点をとるためのおすすめ本10選

ここで実際に私が使ってきたおすすめ本をご紹介していきます。

まずはTOEICの試験の全体像をつかみ、各パートの問題傾向と解き方をしっかりとつかむことが大切です。戦うためにまずは「敵を知る」ことが重要…というのはTOEICに限らず、基本戦法ですね。

そこでこちらの本をおすすめします。

TOEICの全体像を知る「はじめて受けるTOEIC®︎テストパーフェクト入門」

初めて受けるTOEICテストパーフェクト入門
初めて受けるTOEICテストパーフェクト入門

はじめて受けるTOEICテストパーフェクト入門

本書はTOEICの全体像を把握し、各パートの解き方、学習方法が一通り学べるので、学習の入り口にふさわしい参考書です。
この教材はTOEIC700 〜730点を目指す人をターゲットにしているので、挫折せずに素早く一通りやり抜くことができるでしょう。素早く一通り、というのがポイントです!1回やりきったら、2回目は1回目で理解しきれなかった部分を中心にさっと復習しましょう!

中学英語の復習!「中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本」

中学3年間の英語が1冊でしっかりわかる本の表紙

中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本

TOEICの先生が書いた中学英文法の本で、TOEICに向けて中学英語から学び直しをしたい学習者はもちろんのこと、英会話のために中学英語をやり直したい方にも人気の、基本文法の参考書です。

TOEICスコアが700点に満たない人、特にリーディングのスコアが300点台の人は、文法理解が足りていないことが多いです。「中学英文法なら大丈夫!」という人も、弱点発見のために、この書籍を速習することをお勧めします。

各ページ見開きの、左側が解説、右側が問題となっています。文法がちゃんと理解できていないという人は、解説をじっくり読んでから問題で知識がためをしましょう。

一方で、「中学英文法は完璧!」という人は、解説は読まずに問題をさっと解けるかテストしましょう。本の厚さは薄めなので、こういった問題集を復習として3日〜1週間くらいで集中してパパっとやりきってしまうのもおすすめです。

文法のマスターに「出るとこ集中10日間!TOEIC®︎テスト文法編」

出るとこ集中10日間!TOEICテスト文法表

出るとこ集中10日間!TOEIC®︎テスト文法編

文法を完璧に習得しようと思うと、非常に範囲が広く、深みに入り込んでしまいます。しかし、TOEICが求める文法知識は中学英語が中心で、多少高校の内容も入りますが、その学習範囲は限定的です。この問題集は、TOEICに必要な文法事項をピンポイントでまとめており、かつスピーディな解き方をマスターできるものになっています。

単語対策に「TOEIC®︎ L&R TEST出る単特急 金のフレーズ」

金のフレーズ表紙

 TOEIC®︎ L&R TEST出る単特急 金のフレーズ

TOEICの単語帳の中でも大人気の「金のフレーズ」です!アプリと併用して学習することができます。目と耳と口を使って習得した単語を、アプリを使ってテスト形式で自己チェックをするのがおすすめです。

TOEIC500点を超えている人、または「銀のフレーズ」をざっと見て「簡単すぎる」と思われるなら「金フレ」に取り組みましょう!

単語対策に「新TOEIC®︎ TEST出る順で学ぶボキャブラリー990」

出る順で学ぶボキャブラリー990の表紙

新TOEIC R TEST 出る順で学ぶボキャブラリー990

こちらはTOEICの文章や表現に慣れるという意味でも有意義な1冊です。

センテンス(文章)の中でTOEICに必要な単語を覚えていきます。単純に単語だけを覚えようとするよりも、文章の中で単語を覚えた方が記憶に残りやすいです。 

ちなみに、先に紹介した「銀フレ」「金フレ」はフレーズ(熟語表現)で覚えるので、どちらが覚えやすいかはお好みです。

この「出るボ」は、ダウンロード音声でセンテンスを耳で聞くことで、リスニングのトレーニングにもなります。

つまり、リスニング学習をしながら自然に単語も覚えていけるという一石二鳥の単語帳でもあります。

リスニング対策に『英語耳』

英語耳の表紙

英語耳

リスニングが伸び悩む原因の一つが、英語の「音」が聞き取れないというもの。TOEIC 700点を取るためのリスニング対策として、英語の「音」を聞く耳を作りましょう。 

実際に、英語の正しい音を発音できるようにトレーニングしながら、英語の音を正しく聞き取れる「英語耳」を初期のうちにつけておくことで、リスニング力をどんどん伸ばしていくことができます。 

リスニング対策に『英語リスニングのお医者さん』 

英語リスニングのお医者さん表紙

英語 リスニングのお医者さん 

一口に「英語の音が聞き取れない」といっても、その原因は様々。「どんな音が苦手なのか?」をまず知ることが重要です。「英語リスニングのお医者さん」はリスニングができない原因を細分化して分析し、それに応じたトレーニングを行うことができるリスニング対策教材です。


本書は私のブログ記事でも度々紹介しているのですが、名医が「8種類のワクチン」を使用して リスニングアレルギーを撃退する、「リハビリ」を重ねて聞く力を伸ばすという面白い本です。2002年の発行当初から増刷が続いている人気のシリーズです。

TOEICに出そうなトピック(飛行機が遅れる、レストランでの会話など)も多く含まれていますよ。

長文対策に『英文読解入門基本はここだ!』 

英文読解入門 表紙

 英文読解入門基本はここだ!―代々木ゼミ方式

Part7が読めない、あるいは単語を頼りに「なんとなく読んでいる」という人は、英文の構造を理解する英文解釈のトレーニングをしておくことをおすすめします。構文読解の基礎本なので、基本的な英文法は理解していることが前提です。 

本書は 2005年に出版されたものですが現在でもたくさんの方に読まれています。変わらぬ 分かりやすさに定評があるようです。 

受験力をつけるには「1駅1題 TOEIC®︎ L &R読解特急」

1駅1題TOEICL&R読解特急

1駅1題TOEIC®️L &R TEST読解特急

TOEICのリーディング対策をしながら、音声を使ってリスニング対策ができる優れものです。 長文も良問ぞろいです。 これを繰り返し聞き、読み、声に出すことで、TOEICの題材に強くなりながら英語力を強化してくことができます。

受験力をつけるには「公式TOEIC Listening &Reading問題集 」

公式TOEICL&R 問題集10 黒い表紙

公式TOEIC Listening &Reading問題集(10)

最後はやはりTOEIC公式問題集です。本番と同様の120分で時間を計って取り組み、時間配分とスピードを意識して解いてみましょう!

 TOEIC公式問題集は、全部で11冊あります。どれを選んでも傾向としては大差ないので好みで選ぶのも手ですが、新しい問題集ほど難しくなっていく傾向にあります。個人的には一番新しいものに取り組むことをおすすめします。

一通り終えたら、間違えた問題は解説を読んでしっかり理解しましょう。また、すぐに別の模試に取り組むのではなく、一度といたテストに少なくとも3回は取り組んで、問題の解き方のコツや出てきた単語・英語表現をしっかり習得しましょう。 

TOEIC700点をとるための本番戦略

ゴールまでのプランのイメージ画像

TOEICでは本番力もとても大切です。
TOEIC700点を達成するための本番でのコツをお伝えします!

テスト中の時間配分を知ろう

TOEIC700点は、時間内に全問解き終わらなくても十分達成可能です。その代わり、限られた時間の中で自分が解ける問題を見つけて解くというタイムマネジメント(時間管理)が重要になってきます。 

TOEICのリスニングは約45分、リーディングは75分です。
できる限り高得点を取るためのタイムマネジメントスキルも身につけましょう。

リスニングセクションは自分でコントロールできる部分が少ないですが、リーディングの75分をしっかり管理しておく必要があります。あらかじめ時間配分しておきましょう。
下記の表も参考にしてみてくださいね。

TOEIC600点を目指す学習者のモデル時間配分

リスニングPart1/2/3/445分
リーディングPart515分
Part610分
Part750分

一般的な時間戦略としては、Part5、Part6を手早く解き、Part7にできる限り多くの時間を残しておくことが必要です。
ただしTOEIC700点を目指す学習者であれば、まずはPart5とPart6の文法問題で確実に得点を稼ぎたいので、Part5にも若干長めの時間配分をおすすめしています。

リスニングの本番戦略「森」と「木」の攻略

TOEIC700点を目指す学習者は、Part1とPart2の前半でなるべく点数を稼げるよう前半はとくに集中してリスニングしましょう。

もちろん、リスニングの45分間の間フルに集中するに越したことはないのですが、なかなか不慣れだと思うので、まずはPart1とPart2の間だけでも集中力を切らさないことを心がけてください。

また、Part3とPart4は先読み(=問題文の音声が読まれる前に設問を読んでおくこと)をしましょう。

Part3とPart4は問題文の全体的な内容(会話をしている人の職業、アナウンスの場所、何についての話題か、など)を問う「森」問題をまずは正解できることを目指すこと。

さらに設問の先読みをして、問題文の中の細かい情報をできるだけ聞き取り、いわゆる「木」問題での正答数を増やしていきましょう。

聞き取れなかった情報はいくら考えても正答に辿り着かないので、潔く諦めて次の問題の設問の先読みと、問題文のリスニングに集中するのもポイントです!

リーディングの本番戦略:難問は捨てる

Part5の文法問題のうち、品詞問題・人称代名詞・関係代名詞・接続詞などで確実に点を取りましょう。
さらに、そうした文法問題で空欄の前後だけを読んでスピーディに5秒で解けるようにします。
語彙問題はいくら時間をかけても解けない問題が多いですから、見知らぬ単語が選択肢に並んでいたら、すぐにとばします。

Part6も、文法問題を中心に、得点化しやすい各題材の最初の方の設問をスピーディに解いていきます。文挿入問題は、問題文全体をしっかり理解する必要のある、解答に時間がかかる難問が多いので、最初から諦めるのも戦略の一つです。あまりじっくり読み込まず このように 設問を取捨選択してさっさと パート7に行きましょう。 

Part7は正答を見つけやすい問題を確実に正解し、スピーディに進んでいきます。Part7の最後までたどり着き、自分が読みやすい問題や解きやすい問題に多くあたり正答数を稼ぐようにするのです。

article(新聞・雑誌の記事など)や multiple passage(複数文書問題)の後半の方はTOEIC600点以下の人には難しいので、それらの難しいトピックは思い切って捨て、それ以外の文章をじっくり読んで正答する、と決めておくのも良いです。

特にPart7の前半は比較的短めの、文章構造も易しいパッセージがいくつかあります。そういった部分で確実に点数化できるようにしておきましょう。

また、設問の中でも難問で時間がかかりがちな問題(NOT問題、文挿入問題など)も潔く捨てましょう。

要は「自分が解ける問題」をなるべく多く見つけて解いてあげる!これがリーディングパートの攻略法です。

TOEIC700点のメリット

Merit

前の章でも触れましたがTOEIC600点は履歴書に書ける最低ラインであり、TOEIC700点となると就職や転職時にも積極的にアピールすることができて有利です。

国際化の流れが急速に進む中、今や大企業だけでなく中小企業でも英語力の必要性は高まっています。

TOEIC700点台を取ることで昇給にも繋がりやすく、選べる仕事の幅もグッと広がります。このように英語スキルを高めることで得られるメリットをモチベーションに、TOEIC700点を勝ち取るための学習をコツコツ続けていきましょう!

TOEIC700点をとる勉強法《まとめ》

TOEIC700点とはどんなレベルなのか、どれぐらいの学習時間が必要なのか、どんな勉強法をすれば達成できるのか、さらにオススメの参考書についてご紹介させていただきました。

①中学レベルの英語+αの基礎力を固める
②得意なパートに特化して集中的に伸ばす
③ TOEIC特有の頻出単語を覚える
④本番のタイムマネジメント
⑤できる問題を少しでも多く見つけて得点化


TOEIC700点の対策をしっかりすることが、のちに800点、900点…と高得点を取っていく力をサポートする土台となります。
逆にここを疎かにすると、後々、点数が伸び悩むことになってしまう可能性が大きいです。 

TOEIC 700点は TOEIC上級者の入り口であり、TOEICを楽しめるようになってくる領域でもあります。

ぜひ、しっかり対策をして700点台を達成し、受験者の上位30%に食い込んでください。そして英語学習を楽しんで、ビジネスでも活かしていけるようになりましょう!


この記事があなたのTOEIC学習のお役に立てたら幸いです。

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WRITER この記事を書いている人

MAKI

3ヶ月で必ず目標達成をさせる英語コーチ。オンライン(Zoom)で英語コーチングプログラムを提供。世界でもっとも認知度の高い国際的英語指導資格(ケンブリッジCELTA)を持地、1000人以上の英語指導経験から、お一人お一人にあった英語学習戦略を組み立て、徹底サポート。自身が「英語が話せない」「TOEIC490点」「長い英語コンプレックス」という状態から、ほぼ独学で、TOEIC960点、英検1級、通訳・翻訳をこなすスピーキング力を身につけた逆転の女王(笑)へ!「英語が苦手!嫌い!」という学習者の気持ちが熟知し、1日も早く英語マスターへと導くお助けマンです。

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