「単語は書いて覚えるのがいいですか?」
とは、生徒さんによく聞かれる質問です。
この「生徒さん」というのは大人の生徒さん・・・という前提でお話しすると、
私は、一貫して「NO!」
これが中学生であれば、ある程度「書いて覚える」というプロセスは必要かなと思うのですが、大人は必要なし!やめなさい!と(笑)。
英語を勉強している人の中には「単語は書いて覚えるものなのだ」と20回、30回とひたすら書いて覚える人もいるようです。
確かに書くことは脳の前頭葉を刺激するので悪いことではないようですが・・・
しかし問題は、それで覚えることができたのか?ということ。
いやそれ以上に、
大人のあなたにそんな「作業」をやってる時間はあるの??
と言いたくなります(笑)。
「単語は書けば覚えられる」はただの思い込み
私たちは、中学生の頃などに英語の先生から、「単語はとにかくたくさん書いておぼえなさい」と言われた人も多いと思います。
だから、「単語は書いて覚えるものなのだ」と刷り込まれています。
中には、「私は書かないと覚えられないんです。」という人もいます。
はい、それは完全なる思い込みです^^
数多く書けば自然に頭に入ると考えているかもしれませんが、絶対にそれはありません。
よく「書けば手がスペルを覚えてくれる」と言いますね。
英単語を覚えるのは脳であって、手ではないと思うのですが・・・まぁ、その真偽はさておき、そもそも、私たちはスペルを覚える必要はあるのでしょうか?
スペルは覚える必要なし!意味が分かればよい!
単語を何度も書いて覚えるのはかなりの負担です。
っていうか、時間の無駄以外のなにものでもありません。
ちょっと考えてみていただきたいのですが、正確にスペルを書かなければいけないシーンってそれほどあるのでしょうか?
「スペルは書けなくても、単語を見てパッと日本語が出てくる」・・・そんな英単語がたくさんあるほうが英語力はついていると実感できるはずです。
例えば、日本語で考えてみてください。
「薔薇」とか「憂鬱」とかの漢字が書けなくて困ることってありますか?
「薔薇」とか「憂鬱」という字が書けて語彙が貧弱なのと、「薔薇」とか「憂鬱」という漢字は書けないけど語彙力はあるのとでは、どちらが国語力があると言えますか?
漢字もとりあえず読めればOKですよね?
これと同じように英単語も意味を答えられる単語数を増やす方が優先すべきではないでしょうか?
「英語を見て日本語の意味がわかる」だけでOK
中学レベルや日常会話などの簡単な英単語は、日本語を見て英語が出てくるぐらいを目指すべきですが、高校レベル以上の英単語になると、「英語を見て日本語の意味がなんとなくわかる」レベルを目指すのがいいと思います。
この「なんとなく」もポイントです。
英単語に対して、正確な日本語訳というのはないですし、英単語と日本語は1対1で意味があるのではありません。
一つの英単語に対して、複数の日本語訳があり、その逆も然りです。
英単語の暗記においては(・・・というか英語全般にも言えますが)、完璧主義は成長の敵!
もしあなたが通訳者を目指すのでなければ、「日本語を見て英語がわかる」はムリ&ムダです。
「英語を見て日本語の意味がわかる」を目安に英単語をインプットしていきましょう!
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WRITER この記事を書いている人
MAKI
3ヶ月で必ず目標達成をさせる英語コーチ。オンライン(Zoom)で英語コーチングプログラムを提供。世界でもっとも認知度の高い国際的英語指導資格(ケンブリッジCELTA)を持地、1000人以上の英語指導経験から、お一人お一人にあった英語学習戦略を組み立て、徹底サポート。自身が「英語が話せない」「TOEIC490点」「長い英語コンプレックス」という状態から、ほぼ独学で、TOEIC960点、英検1級、通訳・翻訳をこなすスピーキング力を身につけた逆転の女王(笑)へ!「英語が苦手!嫌い!」という学習者の気持ちが熟知し、1日も早く英語マスターへと導くお助けマンです。
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