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英語脳を鍛える!音読トレーニング【リード&ルックアップ】のやり方解説!

英語脳を鍛える!音読トレーニング【リード&ルックアップ】のやり方解説!

WRITER MAKI

英語を日本語に訳さずに、英語を英語のまま理解できる力、【英語脳。】この英語脳を鍛えることでスピーキング力、リスニング力が劇的にアップします。英語脳を鍛えるためのトレーニング方法はたくさんありますが、その中でも今回は「リード・アンド・ルックアップ(Read&Lookup)」に焦点を当てて、やり方や効果・メリットについて詳しく解説していきます!

リード・アンド・ルックアップ( Read & Look up )とは

英語辞典と眼鏡のイメージ画像

スピーキングを中心とした英語力アップに効果的なリード・アンド・ルックアップ(Read &Lookup)。このトレーニングは【英語脳】を作るのにも有効です。

読んで字の如くのトレーニング方法なのですが、リード・アンド・ルックアップとは

1)テキストを見ながら英文を読み ( read ) 、
2)顔を上げ( look up )、
3)テキストを見ないで発声する

というシンプルな音読トレーニングです。

誰もが英語の授業などでもやったことがあるかもしれません。ただなんとなくやるよりも、やり方と効果を認識した上でやることでより効果が高まり、英語脳を作っていくことができます。

リード・アンド・ルックアップの効果的なやり方

リード・アンド・ルックアップの効果的なやり方

ステップは簡単です。

1)テキストを見ながら英文を1文読みます(リード)
2)ピリオドまで来たところで顔を上げる(ルックアップ)
3)今読んだ内容を発話します。

これを2〜3回繰り返します。

少し長い文章は1回では覚えられないので、テキストを見ながら英文を読み(リード)、顔を上げて(ルックアップ)同じ英文を声に出して読むという流れです。

テキストがあればどこでもすぐに手軽に取り組めるのもこのトレーニングの良いところ。

リード&ルックアップは見聞きした英語を一時的に頭の中に保存し、それをすぐに口頭で再現するという訓練ですが、これは聞いた英語を一時的に記憶に留めることを繰り返して頭に定着させるのが目的です。

こういった効果や目的を頭の片隅で認識しておくと、学習しながら「これって意味あるのかな?」などと不安になったり、やる意味が無いような気がしてやめてしまうということがなくなってきます。

リード&ルックアップを行うことで英語脳が作られるメカニズムと、具体的にどんなスキルが身につくのか、その効果とメリットを詳しく解説します。

リード・アンド・ルックアップの効果とメリット

MERITの画像

リード・アンド・ルックアップはスピーキングを中心とした英語力アップに効果的で、

・センテンスやフレーズを覚えたい(暗唱したい)
・いろんな英語表現を自分でも使えるようになりたい
・自然な英語表現を自分のものにしたい

というときにも効果があります。

①英語が自分のものになっている感覚がしっかり身につく

そもそも英文の中にわからない部分(構文や意味など)があると、英文から目をはなして声に出す事はできません。

逆に、テキストを見ずに声に出せる英語は、完全に自分のものになっているということ。リード・アンド・ルックアップをやることで、本当にその英文を理解しているかどうかのチェックになるんです。

理解しながら声に出すことで、英語の構文やフレーズを覚えることができ、英文が自分のものになっていく感覚が身につきます。

②英文をイメージで捉えらる力→英語脳が作れる

テキストを見ながら英文を読み上げて、一度顔を上げてテキストから目を離した時に、今読んだ英文を頭の中に保持するためのイメージ化が必要になります。

このイメージ化が鍵で、「文字」ではなく「イメージ」で頭に溜めるので日本語を介さず英語を理解する力がつきます。英語を英語のまま理解することができるんですね。

皆さんも身に覚えがあるかもしれませんが、初級レベルの人は、たった今聴いたばかりの英語でもすぐに忘れてしまいます。なぜなら英語をイメージで把握していないので、どうしても記憶できないのです。

リード・アンド・ルックアップやリッスン&リピートの練習は、英語のイメージ化を強制的にすることになります。そして繰り返し練習することで、短期記憶保持力と英語力(文法力・表現力)がアップするというわけなんです。

③暗記・暗唱の練習になる

暗記や暗唱の練習にもリード・アンド・ルックアップは有効です。

私が高校生のときに「英語の構文150」というテキストの英文を覚える宿題がありました。受験対策では「基本英文700選」という駿台のテキストを必死で暗記した記憶があります。ですが、

フレーズを暗記することによって果たして英語が話せるようになるのか?

これについては賛否両論ありますし、私自身フレーズをただひたすら覚えるというやり方は実はおすすめしていません。

ただ、中学生なら教科書の例文を覚えるまで読むとか、音読をしながら暗唱できるようにするのは「英文を自分のものにする」「知識を定着させる」という意味では有効です。

大人の方なら、昔習得した文法のやり直しをするときなどに、ただ問題を解くだけでは自分のものにならないけれど、一度解いた問題やこれから解こうとする問題の例文を暗唱して、テキストを見ないで言えるようにするという練習も英語力の定着に効果があります。

英単語も単体で覚えるより、例文を暗唱したり単語をセンテンスごと覚えることによって記憶に残りやすいので、そういった意味での暗記はおすすめです。

リード・アンド・ルックアップにおすすめの教材

実際にトレーニングするときに、どんな教材を使ったら良いか迷ってしまう人もいるかもしれません。リード&ルックアップをしながら、センテンスと共に単語をたくさん覚えるのにおすすめのテキストがあるのでご紹介します!

①DUO 

DUOの表紙の画像

DUO

日本の「いろは歌」をヒントに重要な英単語や熟語を1000以上、560の英文に凝縮させているというすごい本です。

暗記には賛否両論ありますがこちらの本は、アメリカの大学教授と複数のネイティブが監修した暗記する価値のある英文がたくさん掲載されているということです。どんどん積極的に取り組んでみましょう!

②TOEIC TEST出る順で学ぶボキャブラリー900 

TOEIC TEST出る順で学ぶボキャブラリー900 の表紙

神崎正哉著 TOEIC®︎ TEST出る順で学ぶボキャブラリー900

TOEIC L&Rの頻出語句990を厳選したテキストです。特にTOEICの勉強をしている人は試験対策をしながらリード・アンド・ルックアップをやってみましょう。

ご紹介した2冊どちらも文章で単語を覚えるのに適している教材です。教材選びに悩んでいる人はぜひ取り入れてみてくださいね!

リテンション(リッスン&リピート) との違い

ノートとペンの画像です

リテンションはリッスン&リピートとも言って、耳で聞いた英語を一時的に頭の中に保存し、それをすぐに口頭で再現する練習です。「リテンション=保持・保存」の意味です。

リテンションはテキストを読むのではなく、耳で音声を聞いてから自分の口で同じように再現をする練習なのである程度のリスニング力が必要になってきます。

これに対しリード・アンド・ルックアップはテキストを見ながら読んで発声します。耳で聞いた音声より、目で見たり読んだ文章を覚える方が日本人にとっては覚えやすいようです。

テキストを見ながら行うリード・アンド・ルックアップに比べるとリテンションは少し難易度が上がりますが、耳で聞いたものをリピートするのでリスニング力アップに効果的です。リード・アンド・ルックアップとあわせてトレーニングすると一層英語力が高まるのでおすすめですよ。

取り組むときのコツ・注意点

POINT

リード・アンド・ルックアップは、意味や文章構造をしっかり理解した上で行うことが大切です。構造を理解できていない文章は、読んでも頭の中に留められないからです。

取り組む際に、最初のうちは一つの文をさらに短く切ったチャンク(意味のかたまり)で行いましょう。慣れてきたら、一文単位で練習していきます。

また英文を読むときや読んだ内容を発話するときには、発音やイントネーションに気をつけましょう。

正しい発音を知らずになんとなく適当な発音でやってしまうと意味がありません。

できれば音声を使った「リピーティング」や「オーバーラッピング」を併用してトレーニングするのもおすすめです。

イメージ化の話でもお伝えしましたが、私自身も読む時は英文の内容を頭の中でイメージしながら行うと、英文を記憶に留めやすいと実感しています。ぜひ皆さんも意識してやってみてくださいね!

リピーティング、オーバーラッピングについて詳しく知りたい人はこちらの記事も参考にしてくださいね↓↓↓

まとめ

英語脳を作るための勉強法はたくさんありますが、今回はスピーキングを中心とした英語力アップにも効果的なリード・アンド・ルックアップのやり方と効果をお伝えしました。リード・アンド・ルックアップに慣れてきたら、リテンション(リピーティング)やオーバーラッピングなどの少し高度なリスニングトレーニングも併用しながら、総合的に英語力を高めて行きましょう!

この記事はこの記事は動画でも詳しく解説しています。こちらもぜひ見てくださいね!

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WRITER この記事を書いている人

MAKI

3ヶ月で必ず目標達成をさせる英語コーチ。オンライン(Zoom)で英語コーチングプログラムを提供。世界でもっとも認知度の高い国際的英語指導資格(ケンブリッジCELTA)を持地、1000人以上の英語指導経験から、お一人お一人にあった英語学習戦略を組み立て、徹底サポート。自身が「英語が話せない」「TOEIC490点」「長い英語コンプレックス」という状態から、ほぼ独学で、TOEIC960点、英検1級、通訳・翻訳をこなすスピーキング力を身につけた逆転の女王(笑)へ!「英語が苦手!嫌い!」という学習者の気持ちが熟知し、1日も早く英語マスターへと導くお助けマンです。

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