“as long as”と”as far as”、
どちらも、「~する限りは」という意味の接続詞なのですが、
多くの方が使い方を混同しがちで、上手く使い分けできていないようです。
実は、”as far as” と “as long as”、
本当の意味と使い方において明確な違いがあるのです。
“as long as”と”as far as” の違い
まず、両者の大きな違いは以下となります。
・「as long as」:時間の限界と条件「~という条件でなら…」
・「as far as」 :程度・範囲を表す。「~する範囲では…」
long, far それぞれの意味を振り返ると、long=長い、far=遠い ですね。
longは「時間が長い」、farは「距離が遠い」を伝えるときに使われます。
as long as :「〜という(時間的)条件では」
longが時間の長さに言及する英単語であることを考えると、、as long as は「〜する間は」ということ。
ここから転じて、「〜するという条件でなら」というニュアンスになります。
したがって、「as long as」は、特に時間的な条件で「~するならば」という意味になります。
そのため、as long as は 「if」「only if」に置換え可能です。
例えば、
You may be in this room as long as you have time.
「あなたに時間がある限り(時間があるのならば)、この部屋にいてもいいよ。」
=You may be in this room(only) if you have time.
as long asは次のようなイディオムの形でよく使われます。
イディオムごと覚えてできれば使っていくうちに、as long as も as far as もイメージと共に使い方がご自身の中で定着してくるはずです。
・as long as I (can)remember「物心ついたときから」
・as long as necessary 「必要な限り」
ちなみに、as long as の、最初のas をsoに変えて、”so long as ~”の形で使うこともあります。意味は同じです。
as far as =:「〜という程度・範囲では」
一方、「as far as」は、「~する範囲では」に置換えられます。
As far as I know, he is one of the best actors in Japan.
「私が知る限り(範囲で)、彼は日本で最高の俳優の一人だ」
as far asは、次のようなイディオムの形でよく使われるので、ぜひ覚えておきましょう!
・as far as I know 「私が知る限り(私が知る範囲では)」
・as far as I’m concerned 「私に関する限り(私に関する範囲では)」
ちなみに、as far as の、最初のas をsoに変えて、”so far as ~”の形で使うこともあります。意味は同じです。
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WRITER この記事を書いている人
MAKI
3ヶ月で必ず目標達成をさせる英語コーチ。オンライン(Zoom)で英語コーチングプログラムを提供。世界でもっとも認知度の高い国際的英語指導資格(ケンブリッジCELTA)を持地、1000人以上の英語指導経験から、お一人お一人にあった英語学習戦略を組み立て、徹底サポート。自身が「英語が話せない」「TOEIC490点」「長い英語コンプレックス」という状態から、ほぼ独学で、TOEIC960点、英検1級、通訳・翻訳をこなすスピーキング力を身につけた逆転の女王(笑)へ!「英語が苦手!嫌い!」という学習者の気持ちが熟知し、1日も早く英語マスターへと導くお助けマンです。
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