初心者のための【シャドーイング入門講座】基礎知識とやり方のコツ! | ブログ | 株式会社e-LIFEWORK

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初心者のための【シャドーイング入門講座】基礎知識とやり方のコツ!

初心者のための【シャドーイング入門講座】基礎知識とやり方のコツ!

WRITER MAKI

リスニング力アップに非常に効果的で今注目されているシャドーイング。自己流でなんとなく始めてしまうと効果は半減してしまいます。今回の記事では、
・シャドーイングの初心者さん
・これからシャドーイングを始めたい人
・やってみたけれどよくわからない人
に向けて、「きちんと効果が出る正しいやり方」を、途中で挫折しないためのアドバイスも含めてお伝えします!

シャドーイングとは

そもそもシャドーイングとはなんなのかをよく理解した上で始めないと、途中で挫折してしまったりして中途半端に終わってしまうことが多いです。せっかくやるからにはただなんとなく始めるのではなく、シャドーイングの「正しい知識」「基本的な内容」をしっかり踏まえた上で、効果の出るやり方で実践してほしいなと思います。

シャドーイングとは、会議通訳者向けの基礎訓練として通訳養成機関やスクールで取り入れられている、通訳者の訓練方法です。

聞こえてくる英語音声とほぼ同時もしくは少し遅れて、自分も同じように英語の音を忠実に再現していくトレーニングです。聞こえてくる音声に忠実に、聞こえた通りに口から発して行きます。

「シャドー」という言葉の通り、音声の後から影のようについていくという意味です。単語一語一語ごとではなく、認識できた塊ごとに口に発していくのがポイントです。

もう少しわかりやすく、シャドーイングのイメージとして「かえるの歌」の輪唱を思い浮かべてください。誰もが小さい頃歌ったことがありますよね。一人目が「かえるの〜」と歌い始めたら後から「かえるの〜」と続いて行きます。同じ速度で最後まで前のメロディを追いかけながら歌いますね。あんなイメージだと思っていただけたら良いかなと思います。

実際にシャドーイングしているところを音声で聞いてみましょう。
(※ 音源は海外ニュースの音声を引用しています)

音声の後から少し遅れてついていっているのがわかるでしょうか?

シャドーイングは聞こえてくる音声とほぼ同時に話すのが理想的ですが全く同時というのは英文を暗記でもしていない限り不可能ですので、ほんの少し遅れてついていくことになります。どのくらい遅れても良いかというと、0.2秒以内が理想です。

0.2秒というと少し驚いたかもしれませんね。ですがあまり遅れてしまうと、忠実に英語を発声するのが難しくなってしまうんです。

大変ですが、とにかく聞こえてきた英語をポンポン口から一生懸命出していく訓練をしましょう。

似たような練習方法で、リピーティング(リテンションやリッスン&リピートとも言います)は中学英語などでやってきた人がほとんどだと思います。先生が「Repeat after me!」と言った後に、先生の発した単語を真似して繰り返すあの練習です。

このリピーティングは、1つのセンテンスを聴き終わってから、同じことを繰り返す方法ですが、シャドーイングは1つのセンテンスが終わるのを待たずに、聞きながら全ての語を再現して復唱して行きます。聞きながら同じように話すのです。ここがリピーティングとは大きく異なる部分であり、難しいところでもあります。

シャドーイング歴の長い人でも、初めて聞く英文で最初からスラスラうまくできる人はなかなかいません。何度も何度も繰り返し練習する、根気のいるトレーニングです。

2種類のシャドーイング:「プロソディ・シャドーイング」と「コンテンツ・シャドーイング」

シャドーイングには2種類あります。

①プロソディ・シャドーイング

一般的にシャドーイングといったらプロソディ・シャドーイングのことです。
プロソディとは、発音・抑揚・強弱・リズム・イントネーション・ポーズ(小休止)といった、話し言葉に含まれる音声要素全てをひっくるめたもののことです。

プロソディ・シャドーイングでは英語の意味や内容にはあまり注意を払わずに、とにかく音声のみに集中します。
聞こえてくる英語音声の強弱やリズム、イントネーション、音の連結(単語と単語の繋がり)、弱化などを忠実に再現していきます。

②コンテンツ・シャドーイング

プロソディ・シャドーイングに対しコンテンツ・シャドーイングとは、シャドーイングをしながら英文の意味や内容を理解しながら行うやり方です。

まずはプロソディ・シャドーイングをマスターした後に仕上げとして行う上級者むけのシャドーイングとなります。

シャドーイング初心者さんは、まずプロソディ・シャドーイングから始めて行きましょう。

シャドーイングの効果

シャドーイングで発する英語は、単純に音読で発する英語に比べ、英語の音の再現性が非常に高いです。そのため発音が良くなったりリスニング力が高まる効果があるんです。

音声を聞いて、口からアウトプットするシャドーイングは、「リスニングとスピーキングを合体したトレーニング」なので、リスニング力のみならず、英語力を全体的に底上げしてくれるトレーニングです。

シャドーイングのコツ

シャドーイングを初めてやってみると、全然うまくいかなくて自分には無理だ!と早々に諦めてしまう人も多いと思います。そもそもシャドーイングはとても難しいトレーニングなのだということを最初に認識してください。あらかじめそういうつもりで取り組んだ方がかえって挫折もしにくいです。その上で気長に付き合っていくマインドと、正しいやり方が必須になってきます。

自分にあった教材を選ぶ

まずは音声とスクリプト(台本)を用意します。
自分のレベルにあったものを選びましょう。初級〜中級者までは英語学習教材などでOKです。

教材は、読んだときにほぼ理解できるものを選びます。特に初心者さんは、こんなに簡単な英文で良いの?と思うくらいでちょうど良いです。教材の内容を読んで、8〜9割理解できるものにしましょう。

また英語音声の速度は早すぎないものがおすすめです。教材の長さも、初心者さんなら1〜2分程度の音声がベターです。最初から長すぎる文章にチャレンジしてしまうと、途中で疲れて続かなくなってしまいます。
難しいものにチャレンジすればするほどそれを克服したときに力がつく、と思う方もいるかもしれませんが、それは間違いです!何回聞いても意味がわからないものは論外。意味がわかっている教材を、くりかえし練習することが重要です。
そして教材を選んだら、まずは読んで内容をしっかり理解してから始めましょう!

実際にシャドーイングをする時には、1つの素材を1回だけではなく少なくとも3回以上は繰り返し行ってください。できる人は10回以上やっても構いません。ほんの1〜2回でできるようになる人はいないので、気長に何度でもできるようになるまでやってみましょう。

シャドーイングの効果的で正しいやり方についてはコチラの記事も参考にしてくださいね!
↓↓↓
英語のリスニング力が劇的にアップ!【シャドーイング】正しいやり方

最初から完璧にやらなくてもいい

初めてシャドーイングをしてみると、1回目とか2回目は落ち込むレベルだと思います(笑)慣れた人でも、初めての文章をシャドーイングするときはいきなり完璧にはできません。

シャドーイングはレベルの高い、難易度の高いトレーニングなので、最初からできる人はいません。でも、みんな同じなので気にしないことが大事です。

最初は聞き取れた音だけポツポツと声に出してみることから始めて、うまく発音できず自分のスピーキングが全然イケてなくても気にしないこと!

間違えても気にせずとにかくどんどん口に出すことを意識してください。回数を重ねながら、少しずつ要領をつかんでいきます。「少しずつ上達すればいいや」「前回やった時より少しでもできるようになっていればいい」というくらい気長に、気楽な気持ちで始めることが大切です。

まとめ 〜 初心者さんも正しいやり方と知識をしっかりおさえればシャドーイングは上達します!

ただなんとなく見よう見まねでシャドーイングを始めてしまうのではなく、シャドーイングが難しいトレーニングであることを認識した上で、「正しいやり方」で実践すれば必ず少しずつ成果は出てきます。焦りは禁物。自分に合った教材で自分のペースでコツコツ積み上げて行きましょう!

この記事は動画でも詳しく解説しています。ぜひご覧ください🎶
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WRITER この記事を書いている人

MAKI

3ヶ月で必ず目標達成をさせる英語コーチ。オンライン(Zoom)で英語コーチングプログラムを提供。世界でもっとも認知度の高い国際的英語指導資格(ケンブリッジCELTA)を持地、1000人以上の英語指導経験から、お一人お一人にあった英語学習戦略を組み立て、徹底サポート。自身が「英語が話せない」「TOEIC490点」「長い英語コンプレックス」という状態から、ほぼ独学で、TOEIC960点、英検1級、通訳・翻訳をこなすスピーキング力を身につけた逆転の女王(笑)へ!「英語が苦手!嫌い!」という学習者の気持ちが熟知し、1日も早く英語マスターへと導くお助けマンです。

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